作品データ
あらすじ
アメリカ西海岸に隕石の雨が飛来し、甚大な被害が出るも単なる始まりであり、地球には質量がエベレストの3倍もある巨大な隕石が迫っていた。
激突までのタイムリミットまでわずかな7日間で、世界各国によるレーザー兵器やミサイルによる攻撃は失敗し、残された方法は直接隕石の軌道を変えるしかない。
アメリカ宇宙軍のデイヴィスは、スペースシャトルで隕石に着陸してロケットブースターを設置する実行不可能な任務に挑もうと精鋭チームと宇宙へ飛び出つのだった。
登場人物&出演者
・エヴァン・デイヴィス大尉(演:ジョセフ・マイケル・ハリス)
代表作に『エアポート』シリーズ、『マルチバース・アルマゲン』などがあります。
主人公。宇宙軍の工学者。過去に宇宙飛行士としての訓練を受けている。リックと小惑星を発見した。
司令部へリックと向かうと、ロケットブースターで軌道を逸らす作戦の為にチームを集める。
チームの意思を確認して宇宙へ出発するが、すぐに問題が起きるとメンバーに任せていた。
ターナーの犠牲で取り乱すが、作戦を実行する為に外へ出るも次々とメンバーが犠牲となる。
最後はロケットブースターを起動させる為に自己犠牲を選び、妻と息子に別れを告げた。
・ウィリアムズ大尉(演:エバ・セハ)
代表作に『シーワールドZ』、『アポカリプス・ライジング』などがあります。
小惑星チームの為にデイヴィス大尉が招集した一人。パイロット。同性婚をして、妻がもうすぐ赤ん坊を産む。
今回の任務ではシャトルを操縦する重要な役を担い、確実に小惑星の着陸を実現すると豪語。
宇宙へ出発すると問題が発生すると、ジェイコブスの指示を受けて小惑星を避けていた。
ターナーが犠牲となった負担が増えても小惑星に着陸させ、ロケットブースターを点火する。
最後はデイヴィス大尉に諭されてシャトルへ帰ると、ミルズ大尉とともに地球へ帰還した。
・ミルズ大尉(演:カラン・サグー)
代表作に『From Sydney with Love』、『TITAN/タイタン』などがあります。
小惑星チームの為にデイヴィス大尉が招集した一人。デイヴィス大尉に信頼され、チームの副長に任命される。
過去に月や火星で装置を設置する任務の経験を持ち、今回の作戦について説明をしていた。
ロケットブースターの設置方法を小難しく説明すると、メンバーと議論をして決めていく。
宇宙へ出発してターナーが死んで感情的なデイヴィス大尉を制すが、船が揺れて内出血する。
最後はシャトルに残って修理をして、戻ってきたウィリアムズ大尉とともに地球へ帰還した。
・スタイルズ(演:キャロライン・ウィリアムズ)
代表作に『ハロウィンⅡ』、『スリーデイズ・ボディ/彼女がゾンビになるまでの3日間』などがあります。
小惑星チームの為にデイヴィス大尉が招集した一人。伝説と呼ばれる爆弾のプロ。チームでは最年長。
今回の任務を当然のように理解して、無茶な作戦について独自の見解を遠慮なく述べていた。
ロケットブースターを使う方法が危険だと唱えるが、デイヴィス大尉の案を聞いて納得した。
宇宙へ出発してタイルを修理する為に申し出るが、ターナーに断られその様子を見ていた。
最後は目的地までやって来ると、ロケットブースターを点火させるも爆発に巻き込まれ死亡。
・ジェイコブス(演:ケネディ・ポーター)
代表作に『インデペンデンス・デイ2022』、『首都大地震』などがあります。
小惑星チームの為にデイヴィス大尉が招集した一人。計算が得意な青年。一人だけ軍人ではない民間人。
今回の任務についてナビゲーター役として参加し、どんな状況でも暗算で導く自信を持つ。
作戦会議では得意の数字を使った説明をして、すぐに計算をして成功する確率を説明した。
宇宙へ出発してすぐに問題が発生すると、計算を何度もやり直して警告しながら導いた。
最後は小惑星を撃ち落とすが致命傷を負い、助けに来たデイヴィス大尉を拒否して死亡した。
・ターナー(演:マキシ・ウィトラク)
代表作に『ムーンシャーク』、『Sex And The Future』などがあります。
小惑星チームの為にデイヴィス大尉が招集した一人。パイロット。過去にデイヴィスとロシアの空を飛んでいる。
今回の任務を理解していて、命の保障がないと言われてもデイヴィス大尉の言葉を信じる。
出発前の作戦会議では気になった事を質問し、予定ではシャトルに残るように指示される。
宇宙へ出発するも小惑星による衝突でタイルが破損し、それを修理する為に申し出た。
最後は溶接に失敗してしまうが、熱によって体が溶けていくところを使い修理を完了した。
・リック・エドワーズ博士(演:アンソニー・ジェンセン)
代表作に『シーワールドZ』、『シン・宇宙戦争』などがあります。
何かの学者。観測所でデイヴィス大尉と談笑していると、異変に気付いて小惑星が来る事にいち早く警告した。
すぐにデイヴィス大尉と計算をすると、巨大な小惑星が地球に衝突すると分かって焦った。
フェリス司令官に連絡をして、デイヴィス大尉がアドバイザーに就任すると一緒に脱出する。
アメリカ宇宙軍司令部に残って、デイヴィス大尉たちの作戦をサポートするようにした。
最後は無茶をするデイヴィス大尉の犠牲を知ると、分かっていたと話して涙を流していた。
・フェリス司令官(演:パトリック・ラビョルトー)
代表作に『ファイナル・オペレーション/コンピュータの侵略』、『サイレント・ワールド2012』などがあります。
アメリカ宇宙軍の司令官。デイヴィス大尉とリックから連絡を受け、小惑星が地球に衝突すると知った。
アメリカ宇宙軍司令部へ移動して被害状況を把握し、デイヴィス大尉をアドバイザーにする。
デイヴィス大尉たちが司令部へ来ると、どのような作戦で小惑星を衝突から避けるか聞く。
小惑星チームを集めるデイヴィス大尉を待ちながら、大統領に説明と説得する為に出る。
最後は司令部に戻って状況を見るが、途中で諦めるもデイヴィス大尉たちのおかげで助かる。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給のパニック映画となります。
この作品は『アルマゲドン2021』や『アルマゲドン2022』で知られるノア・ルークが監督と撮影を務めています。
相変わらずの地球が隕石によって滅亡するシリーズだが、当然ながら本家本元とはまったく関係がありません。
アサイラムとアルバトロスがタッグを組んだ作品になるので、いつものように地球規模なのに対応するのは10人ぐらいとなります。
基本的にアサイラムの作品は小難しい専門用語を並べて説明しているが、実は内容とほとんど関係ない無意味なセリフだと最近気づきました。
多分、説得力を持たせようとそれらしい難しい言葉を並べるが、結局は最後には強引な力技を使っていくところが面白いです。
序盤で何が起きているのか大雑把に把握すれば、あとは出演者たちが一生懸命覚えたセリフは適当に聞き流してもいい。
なぜなら物語の解決にほとんど意味を成していませんし、理解したところでオチがバカでも分かる展開になるから単なる尺稼ぎだと分かります。
アサイラムの作品を鑑賞していれば、お馴染みの役者たちが出てくるが、もう彼らの中でグルグルと主人公を回している感じです。
たまに大物みたいな扱いで出てくるが、それはメジャーな作品にちょっとだけ出た役者で、もう呼ばれずアサイラムに使われていく感じです。
最近ではキャロライン・ウィリアムズが良く登場しているが、完全な落ち目だが過去の功績から大物扱いになっています。
ただ、本作では脇役として登場していて、なぜか雑な退場のさせ方になったのはちょっと問題かもしれません。
しかしながら、本作は余計な家族のエピソードがなかった分、それなりに緊張感のある演出になったのは驚きました。
家族のエピソードでいつも尺稼ぎをするが、今回はメインの物語で尺が十分だったらしくおまけ程度になっていたと思います。
本来ならこういう風に作った方がまだ雰囲気が出せるが、あくまでアサイラムなので色々とツッコミどころがありました。
特に小惑星に着陸しても重力を完全に無視しているし、宇宙服が薄すぎる素材で、ヘルメットがどう見てもバイク用のヘルメットにしか見えなかった。
このように小道具は色々と細かく見ると面白いし、今回のCGは頑張っていた方だけどそれでもチープだったのはアサイラムらしい。
なぜか『アルマゲドン2023』がないので、シリーズとして揃えて欲しいところです。
リンク
コメント