【クワイエット・プレイス】RE-2969

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洋画

作品データ

公開年月 2018/04/06
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョン・クラシンスキー
脚本 ブライアン・ウッズ、スコット・ベック、ほか
製作 マイケル・ベイ、アンドリュー・フォーム、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

音に反応して人間を襲う“何か”によって壊滅状態となった地球では、どうにか生き延びてきた一組の家族。
リーと妻エヴリンと子供たちは手話で会話し、裸足で歩いて音を出さず生活して辛うじて“何か”の襲撃を免れていた。
しかし、そんな一家には妊娠中のエヴリンの出産という最大の危機が目前に迫るのだった。

登場人物&出演者

ヴリン・アボット(演:エミリー・ブラント)

近年の出演作に『メリー・ポピンズ/リターンズ』、『ガール・オン・ザ・トレイン』などがあります。

リーとともに家族を必死に守っている。音を立てないように料理などを工夫している。

末息子を失って落ち込んでいたが、妊娠して自分で診断を行って出産の為に備えていた。
家に一人いる時、産気づいて地下に降りる時に釘を踏んで音を出し、怪物を呼んでしまう。
子供たちを探すリーを見送って、家で生まれた赤ん坊を見ながらモニターで状況を確認する。
最後はリーが犠牲になって怪物が来るが、補聴器の周波数が弱点で怯んだ隙に銃殺した。

リー・アボット(演:ジョン・クラシンスキー)

代表作に『13時間/ベンガジの秘密の兵士』、『デトロイト』などがあります。

エヴリンの夫。一家の大黒柱。一切音を立てない生活に注意して必死に家族を守ろうとする。

なんとかして生存者と連絡を取るべく、無線や補聴器を改造して日々において努力していた。
不注意で末息子のビューが怪物に殺されるが、それでもなんとか生きていこうと決心する。
寂しさを埋める為に子供を作り、もうすぐ生まれると知ってビューとの思い出を燃やす。
最後はエヴリンと赤ん坊を防音室に入れ、子供たちを逃す為に声を上げて怪物の犠牲となる。

リーガン・アボット(演:ミリセント・シモンズ)

代表作に『ワンダーストラック』などがあります。

アボット家の長女。聴覚障害者。末弟に黙ってオモチャを渡した事で怪物に襲われてしまう。

そのせいでずっと責任を感じているが、両親から何度も違うと言われても納得できずにいる。
ずっと責任を感じて末弟が襲われた場所に行き、オモチャの音を消して置いて行った。
怪物が家にやって来ると急いで戻ってマーカスと合流し、父親の愛を知って無事に帰宅する。
最後は補聴器の周波数が怪物の弱点だと知って、マイクで増幅させてエヴリンが射殺した。

マーカス・アボット(演:ノア・ジュープ)

代表作に『サバービコン/仮面を被った街』、『タイタン』などがあります。

アボット家の長男。病気で弱って一家で薬を調達に行ってくるが、末弟が怪物に襲われた。

末弟を失った事で誰よりも怪物を怯えてしまい、釣りの際でも極度に音を立てる事を恐れる。
その時にリーガンが自分を激しく責めている事をリーに話し、愛情表現するべきだと語る。
エヴリンが音を立てて怪物が家に来ると、リーに託されて外で花火を打ち上げて凌いだ。
最後はリーガンと合流して父を待っていたが、逃げる為にリーが犠牲になってしまう。

ビュー・アボット(演:ケイド・ウッドワード)

本作が長編映画デビュー作となります。

アボット家の末弟。長男のマーカスが病気で薬の為に町へ家族で一緒に来ていた。

飛行機のオモチャが欲しくて手に取るが、音を出す為に父親のリーから止められた。
それを見ていた長女のリーガンは両親たちに内緒でオモチャを手渡されてしまう。
最後は家に帰る時にオモチャの電源を入れて音を立てた為、怪物によって殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は低予算映画でありながら2018年度No.1のホラー映画ヒット作となっています。
近年話題となったホラー映画を軽々と超える累計興行収入を記録しています。
一つの感覚器官や条件を封じて生活するという設定として、先に人間が突然盲目となる『ブラインドネス』という作品がある。
ただ、この作品は不快感しかない内容であり、盲目になる原因も語られずに結局はみんな元に戻ってしまいます。
次にNetflixで限定配信される『バード・ボックス』では見たら何かに襲われるという設定がある。
こちらは人間にとって最大の情報を得る視覚を使えない事で制限が多いけど、意外にもしぶとく生きていける事を伝えている。
そして、最も話題になっている本作は一切の音を立てる事ができず、立てた場合は地球外から来た怪物に殺されてしまう。
他の作品は正体不明の何かに襲われる設定に対して、本作は大枠で考えると地球侵略モノの1本だと言えるだろう。
しかしながら、怪物の正体は一切分からず、一方的に人間が壊滅状態になっている状況で一組の家族がサバイバルしている物語となる。
怪物に襲われた地球はあっという間に壊滅させらたのか分からず、ラストで弱点が判明するけど、専門家じゃなくても気付くと思います。
それに一切の音を立てずに生活するのはムリであって、この事だけに神経をすり減らしておかしくなっても不思議じゃないです。
なぜか家族は一年以上も平然と暮らしているが、保っていた平和がマヌケすぎる行動で崩壊する点でも少し違和感を持ってしまった。
それにしても、こういう状況が限定された作品というのは、なぜか家族愛や絆がテーマになっているのは暗黙の了解なのだろうか。
ラストではようやく怪物への反撃が始まるけど、本作はそこが中核じゃないから端折ってしまっている。
個人的には少し退屈な展開で、そこまで緊張を感じられず、怪物に襲われる恐怖の演出は甘いと思いました。
それよりも怪物が出現した状況や弱点を知って反撃する物語の方に興味を持ってしまった。
期待値が大きかっただけに内容がそれに応えなかった点ではガッカリした作品でした。

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