【ハザード・オブZ】VD-937

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洋画

作品データ

公開年月 2016/04/04
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ザッカリー・ラメラン
脚本 ザッカリー・ラメラン、レイヴン・コーセンス、ほか
製作 ザッカリー・ラメラン、カール・ジャニス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

猛威を振るうゾンビウイルスにより、デヴィッドは妻を亡くし、感染した友人を自らの手で殺害して一人きりになっていた。
デヴィッドはパトリックという牧師が率いる生存者グループに救われ、荒廃した街で食糧を探してゾンビと戦う絶望の日々を過ごしていた。
ウイルスに感染した人間は速やかに駆除される中、デヴィッドは自身がウイルスに感染している事に気付くのだった。

登場人物&出演者

デヴィッド(演:デヴィッド・マイケル・モート)

代表作に『クリスマスがくれたもの』、『Get the Sucker Back』などがあります。

主人公。妻のメグと仕事仲間で親友のウェインに囲まれて平穏な日々を過ごす。陰謀論を信じる父親を敬遠する。

妻が予防接種のせいで具合が悪くなるが、妊活の事しか頭になく深刻に考えずに飲んでいた。
感染した妻が無惨に殺され、ウェインとスポーツジムに隠れるが彼もゾンビ化して始末した。
パトリックに従うも自身の感染を知って、ずっと黙っていたがカーリーたちにバレてしまう。
最後はカーリーを隠れ家から逃がすとゾンビ化し、免疫がある母娘を襲うも倒されて死亡。

メグ(演:レイヴン・コーセンス)

代表作に『ゾンビワールド』、『ディストピア2049』などがあります。

デヴィッドの妻。デヴィッドと幸せな結婚生活を送っている。現在は妊活中で子供について語っている。

予防接種を受けたばかりで具合が悪い状態が続いて、仕事を休んで自宅で待機していた。
夫の父親から陰謀論について毎度のように聞かされていて、真剣に受け止めていなかった。
家で療養していると外で騒ぎが起きると、ウェインと飲んでいた夫に連絡して助けを求める。
最後は感染している事が近所にバレて連れ出され、夫が駆けつけるも射殺されてしまう。

ウェイン(演:チャーリー・ハミルトン)

代表作に『ゾンビワールド』、『Late Night Double Feature』などがあります。

デヴィッドの仕事の同僚で親友。デヴィッドがメグとの結婚生活を手にしている一方、未だに独身を貫く。

仕事場でもデヴィッドと常にじゃれ合っていて、休みの日は一緒に飲みへ繰り出していた。
メグが危険だと知ってデヴィッドに言われ家まで行くが、危険な状態となって速やかに退散。
スポーツジムで避難生活を送っていたが、ゾンビ化の症状が徐々に出てきて苦しんでいた。
最後は腹痛と顔面が崩壊していく状態で限界に達し、ゾンビ化してデヴィッドに始末された。

カーリー(演:カレイ・ル・グランド)

代表作に『Save Yourself』、『82ミニッツ』などがあります。

生存者グループの一人。ゾンビたちから逃げて車をぶつけたデヴィッドを見つけ、パトリックと一緒に連れてきた。

無神論者で生き残る為にパトリックに従うが、本心では嫌っていて自分だけしか信じない。
同じく信仰心のないデヴィッドに対して好意を持つが、ウィルとはいがみ合うような関係性。
デヴィッドが感染していると発覚し、パトリックに言うウィルを止められず見切りをつける。
最後はゾンビ化するデヴィッドの助けで隠れ家から脱出し、一人だけで外へ逃げ出していた。

ウィル(演:オースティン・ダフィ)

代表作に『The Heretics』、『スケアクロウ/トウモロコシ畑の獲物』などがあります。

生存者グループの一人。物資調達のリーダーとして危険な外に出る。パトリックを信奉して彼を信頼している。

デヴィッドが物資調達に来たのはポイント稼ぎと皮肉を言って、神の導きだと発言していた。
無神論者であるカーリーの発言を聞き捨てならず、口論の末に殴り倒して言い聞かせていた。
物資調達の為にショッピングモールに行くが、油断してデヴィッドと自分以外が生き残った。
最後は隠れ家にゾンビたちが侵入すると、パトリックの言葉に従って毒を飲んで死を選んだ。

パトリック(演:リッチ・ペイトコウスキー)

代表作に『Uncle Brian』、『マーダー・レコーズ/殺人ドキュメント』などがあります。

テレビで説教をする有名な牧師。生存者グループのリーダー格で、すべては神のおかげだと信じている。

ゾンビから逃げていたデヴィッドをカーリーが見つけて、一緒に隠れ家まで連れて行った。
デヴィッドへの信仰がすべてだと説いて、無神論者である彼に聖書を渡して仲間に入れた。
仲間の一人が感染していると発覚して、神と生存者の為だと言って毒を飲ませて始末する。
最後は隠れ家がゾンビたちに侵入されると、賛同者たちを毒殺して自らも死を選んだ。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は主人公の一人称視点によるPOV手法を使っている作品です。
この作品は『ゾンビワールド』で知られるザッカリー・ラメランが監督、共同脚本と製作を務めています。
ゾンビ映画とPOV手法というのは非常に相性が良く、超低予算であっても成立できるから多くの作品が作られています。
主人公の視点でほぼ物語が進んでいくが、鏡などを使って自分を見る演出を使って顔出ししている工夫があります。
ただ、大前提としての設定が非常に雑であり、一番重要なゾンビになる感染経路をちゃんと描いていません。
噛まれて感染するのが王道であるけど、主人公と隠れていた親友は噛まれていないのにゾンビ化していました。
それに主人公や妻も噛まれたワケじゃないのに感染しているので、別の感染経路だと思わせるならいいかもしれない。
しかし、今度は噛まれた事で感染したという話も出てくるから、しっかりと設定を固めていないのが分かります。
感情だけでゾンビ映画を作っているような意味合いになっていて、このような設定の行き違いが起きてしまっています。
やはり、こういう超低予算で作られる作品はしっかりと脚本を練るべきであり、それができなければエログロに振り切るしかありません。
今さらPOV手法は掃いて捨てるほどありますし、ゾンビ映画としてオリジナリティもなく、物語の展開も平凡で特徴があります。
唯一、POV手法の視線を工夫しているだけでしたが、それだけじゃ物足りないのは当然であり、本作のオリジナリティが欲しいところでした。

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