作品データ
公開年月 | 2023/07/14 |
---|---|
ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | ロブ・ザヴェッジ |
脚本 | ロブ・ザヴェッジ、ジェマ・ハーレイ、ほか |
製作 | ジェイソン・ブラム、ダグラス・コックス、ほか |
製作国 | アメリカ、イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
女性ラッパーで迷惑系ライブ配信者として人気を博すアニーは、ロサンゼルスのコロナ規制に辟易してイギリスに住んでいる昔の音楽仲間のストレッチの元を訪れる。
しかし、今は配達員として普通に暮らすストレッチにとってアニーの来訪は迷惑でしかなく、彼女を追い返してしまう。
頭に来たアニーはストレッチの車とスマホを盗み、ライブ配信しながら勝手に彼の仕事をすると、一人の女性を運ぶ依頼から想像を絶する恐怖が待ち受けるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はシンガーソングライター兼女優として活躍するアニー・ハーディが主演となります。
この作品は『ズーム/見えない参加者』で知られるロブ・ザヴェッジが監督を務めています。
全編に渡ってPOVによるカメラの視点で物語が展開されるが、本作は最悪の部類と言ってもいいカメラの揺れがすさまじかったです。
ロブ・ザヴェッジ監督は『ズーム/見えない参加者』でもPOVの視点を使って、その手法について熟知しているはずです。
しかし、本作はPOVの元祖とも言える『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を意識しているのか、激しすぎるカメラの映像でした。
まったく何が起きているのか分からないような状況であり、主人公のアニーの持つスマホのカメラは性能が悪くて映像も良くない。
暗黒画面は最悪の部類に入るが、本作は意図的な演出があるにしても、マトモに映像を見せる気がなかったようです。
それにやっている事がワンパターンで、POVの利点を使おうと考えているだろうが、ただ驚かすだけに終始していてセンスがない。
主人公を演じるアニー・ハーディは元々なのか知りませんが、クズな人間を演技でやっているなら説得力がありすぎました。
とにかく、下品で人に迷惑をかけても、自分が正しいという考え方で社会不適合者と言えるようなレベルでした。
ずっとリベラルに対して否定的な言動を見せているが、アニーも考え方が違うだけで自分の意見を押し付けている時点で変わらない。
所詮は目立ちたいだけの迷惑系ライブ配信者なので、個人的にはなんの価値もない存在であるが、それに価値を見出す一定数の人間は必要かもしれない。
それとラップに関して上手いや下手よりも、それを聞いているとバカになりそうなで適当に流しました。
エンディングのラップは本人が作っているかもしれないが、あれを8分も聞いていられる神経はちょっと分からないです。
こういう作品はあくまでアンダーグラウンドにあるべき作品であり、決して地上へ出しちゃいけないタイプでした。
コメント