作品データ
公開年月 | 2018/10/03 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | ディラン・ヴォックス |
脚本 | マーク・ゴッドリーブ |
製作 | キャッチ・ヘンソン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
大都市の地下に設立された“トライアシック(三畳紀)・ワールド”は、遺伝子実験で恐竜ゴジラザウルスを復活させ、人間に移植可能な臓器を生成する極秘研究所。
だが、獰猛で知性を備えたゴジラザウルスが隔離室から脱走し、安全装置が作動して施設は完全に封鎖されてしまう。
2時間後には最終処置として施設内の生物を死滅させる猛毒ガスが噴射され、取り残された科学者のダイアナたちは必死の脱出を図るのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Rise Up Black Man』、『Army of Frankensteins』などがあります。
主人公。生体工学者。恐竜を実際に蘇らせた張本人。恐竜たちを子供のように思っている。
過去に臓器移植が間に合わず大事な人を亡くしていて、そのおかげで研究に励んでいる。
2時間以内に恐竜を捕まえるべく、施設のどこかにいる標的をアトキンスとともに探す。
マリサの研究の真実を知ると、ずっと騙していた彼女に敵意を持つが脱出の為に協力する。
最後はみんなを犠牲にしてハロンガスを放出させて恐竜を殺し、一人だけ無事に生還した。

代表作に『Jeffie Was Here』、『アリス vs モンスター・スクワッド』などがあります。
施設の警備責任者。金持ちのスティーヴンが来る事で警備員の人数を減らして対応する。
恐竜の一体が逃げ出すと、すぐに駆けつけるも武器がなくて対応はすぐにできなかった。
2時間以内に恐竜を捕まえないとハロンガスが放出されると知り、マリサの凶行にキレる。
部下たちが全員殺されて一人になってしまうと、戦うべく武器を作ってダイアナたちと合流。
最後は出口を目前に恐竜たちに襲われて応戦するが、結局は勝てずに噛み殺された。

代表作に『The Last Keepers』、『Fight 666』などがあります。
免疫学者。施設では恐竜の移植用臓器の管理する。スティーヴンに挨拶するも無視された。
恐竜が逃げ出すと恋人とともに駆けつけると、ケガをしたスティーヴンの治療を施した。
ダイアナとアトキンスを助けるべく現場に向かい、何か武器になるモノを調達しに行った。
恐竜たちを撹乱しようと恋人と準備するも、彼女が襲われると怒りに任せて一体殺した。
最後は別の恐竜がやって来るとケガして這いずって逃げるも、結局は噛み殺された。

本作が長編映画デビュー作となります。
警備員。朝食をとっていて、偉い人が来るという事で冗談交じりでアトキンスに注意された。
施設内に恐竜が逃げ出すと、恐竜を隔離室に収容するべく武器庫へ向かうも噛まれてしまう。
治療を受けると監視カメラでサポートし、発狂したスティーヴンにナイフで切られる。
顔が信じられないぐらいに青白くなってしまい、恐竜から受けた寄生虫で発狂してしまう。
最後はアトキンスたちと隠れていたが、発狂したせいで居場所がバレて噛み殺された。

本作が長編映画デビュー作となります。
スティーヴンの秘書。とても秘書には見えないカジュアルすぎる服装と態度のバカ女。
スティーヴンから単なる秘書ではなく、それ以上の信頼関係を持っている雰囲気を出す。
恐竜にスティーヴンが襲われると、彼を心配するワケじゃなく呆然としていただけ。
セーフルームに戻ると、死んだと思われたスティーヴンに襲われると躊躇わず撲殺した。
最後は逃げようとカードキーをダイアナから奪い取るが、突然現れた恐竜に噛み殺された。

代表作に『Search and Rescue』、『The Wrong Man』などがあります。
金持ち。マリサに招待されて施設にやって来た。マリサたちの研究に出資するか考えている。
自信家で金持ちという事で上から目線で施設を見ていて、ビジネスで儲けようとする。
生真面目なダイアナと方向性が違う事で気分を悪くしたが、マリサから説得を受ける。
恐竜が現れると肩口を噛まれてしまい、それで怒ってマリサたちを訴えると宣言をした。
最後は発狂してセーフルームを奪ったが、戻ってきたブリジットによって撲殺された。

代表作に『The Shadow Within』、『Sanctuary』などがあります。
遺伝子学者。施設の監督官。公的資金が当てにならず、金持ちからの資金提供を望む。
施設を見に来たスティーヴンを出迎えると、彼に出資してもらう為に良い部分を紹介する。
何かと恐竜を守ろうとするダイアナの生真面目な態度に辟易し、あくまで商品だと訴える。
チャールズと結託して恐竜を異常に成長させたが、その結果、人間と同等の知能を与えた。
最後は一人だけ生き残ろうとするが、ダイアナに恐竜のいる部屋に閉じ込められて殺された。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアルバトロス配給とアサイラム製作の作品となります。
『ジュラシック・ユニバース』という作品があるけど、当然のように一切の関係がないです。
まず、本作は恐竜を蘇らせるという大きな研究が成功している事をベースにしています。
これは『ジュラシック・パーク』によって一般化して、もはや、それだけでは芸がないネタになってしまった。
そこで本作は恐竜の臓器は人間に移植できるという強引すぎる設定で物語が構築されます。
そんな恐竜たちを蘇らせた主人公は子供のように思っていて、人を殺しても助けようとする間違った母性を発揮します。
施設の監察官が本作の悪役となっているが、どう考えても主人公もその素養があります。
あくまで貴重な命だから助けようとするのは分かるが、暴走して人を殺しても同じ事を言っている時点でマッドサイエンティストの仲間入りだろう。
当然のように主人公という大きな補正を持っているので、何があっても最後に生き残ります。
しかし、そんな問題のある主人公が生き残っても世の中の為にならず、次なる悪役になりそうな予感しかありません。
それはそれで続編を作る時にいいかもしれないが、本作に限ると生き残るべきじゃない人物なのは明かである。
本当なら警備責任者が一番マトモな考え方を持っているが、なぜか殺される場面を映さない親切心がありました。
本作はアサイラム製作にしてはテンポが良く、恐竜のCGは意外にも頑張っていたと思います。
ただし、あくまでアサイラムのフィルターを考えた上であり、決して面白い作品じゃない。
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