【スレイヤー/7日間の煉獄】RE-3722

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2021/03/18
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジャスティン・P・ラング
脚本 ジャスティン・P・ラング
製作 チェルシー・ダヴェンポート、アマンダ・プレスミク、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

悪魔祓いを訓練するアカデミーを優秀な成績で修了した新米神父のダニエルは、世界で最も有名な神父ピーターから直接指導を受けていた。
破天荒で型破りなピーターは実地訓練で奇怪な事件が起きる場所にダニエルを連れ回し、次々と悪魔を退治を経験させていた。
そんなある日、一家惨殺事件で生き残った12歳のチャーリーが悪魔に取り憑かれたとして、ピーターとダニエルが悪魔祓いを行うも驚愕の事実を知る事になるのだった。

登場人物&出演者

ダニエル・ガルシア神父(演:ヴァディエール・デルベス)

代表作に『ラテン・ジゴロになる方法』、『The Waiter』などがあります。

神学校を優秀な成績で卒業した新米神父。大司教からエクソシストの存在を説明され、ピーターの弟子となった。

なぜエクソシストになるのか答えられないまま、悪魔の見極め方をピーターから教えられた。
チャーリーの担当になって家で起きた惨殺事件を体感し、なんとか救おうと立ち上がった。
精神鑑定を受けるチャーリーの前に現れ、悪魔の力が暴走した事に乗じて連れ出していった。
最後はピーターの正体を見破って簡単に倒すと、大司教から彼の仲間のリストを受け取った。

ピーター・コステロ神父(演:ガイ・ピアース)

近年の出演作に『ウィズアウト・リモース』、『ブラッドショット』などがあります。

型破りな方法で悪魔祓いをするエクソシスト。若い頃に師匠が目の前で悪魔に殺されて以降、新たな人材を育てている。

神学校を優秀な成績で卒業したダニエルの教育する事になり、彼の素質を見極めようとする。
ホームレスで悪魔の見極め方を見せると、チャーリーを担当させてその様子を見ていた。
その正体こそ若い頃に悪魔の力に屈して取り憑かれ、仲間を作るべく有望な人材を育てる。
最後はダニエルに正体を見破られ、聖書と神の力によってあっさりと消滅させられてしまう。

チャーリー・ジルー(演:ブレイディ・ジェネス)

代表作に『別れる前にしておくべき10のこと』、『シカゴ7裁判』などがあります。

家族を惨殺した12歳の少年。不良と付き合っていた事を家族から避難され、その夜に斧で両親と姉を惨殺した。

事件当時は記憶がまったくなく、悪魔に取り憑かれたと主張するも警察には信じてもらえず。
ダニエルが面会にやって来て、家で起きた凄惨な光景と操っている男の存在を聞いて答えた。
精神鑑定を受けるとダニエルが再び来て、暴走して殺人を犯すもそのまま連れ出されていく。
最後は悪魔祓いを受けるが、ダニエルがピーターの正体に気づいて倒し、ようやく助かった。

大司教(演:スティーヴン・ラング)

近年の出演作に『ドント・ブリーズ2』、『オペレーション・ローグ3/デス・オブ・ア・ネーション』などがあります。

政府や警察に対して大きな権限を持っている。ダニエルを優秀な神父だと認め、ピーターを紹介していた。

ピーターによってエクソシストが多く育っているが、なぜか状況が一向に好転しないと説明。
チャーリーが精神鑑定をする際、悪魔祓いを完了させたいピーターの意見で権力を使った。
ダニエルがチャーリーの悪魔祓いについて悩んでいると、ピーターのやり方が正しいと話す。
最後はピーターが悪魔に乗っ取られたと知り、ダニエルに彼の教え子のリストを手渡した。

ルイス神父(演:キース・デヴィッド)

近年の出演作に『NOPE/ノープ』、『ブラック・アズ・ナイト』などがあります。

ピーターの師匠。バチカンの考えと違って悪魔の存在を信じており、数々の悪魔祓いを行ってきた。

最強の悪魔に取り憑かれた少年の悪魔祓いをするが、想像以上に苦戦を強いられてしまう。
怖がっていたピーターを奮い立たせながら、少年からなんとか悪魔を祓おうと祈りを捧げる。
最後は十字架が喉に刺さり失血すると、ピーターを信じてすべてを任せて絶命してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2021』にて上映された作品です。
この作品は『アンデッド/ブラインド 不死身の少女と盲目の少年』で知られるジャスティン・P・ラングが監督と脚本を務めています。
アメリカではエクソシストをテーマにした作品が非常に多く、元祖と言えるのは『エクソシスト』だろうと思います。
主にキリスト教の神父が悪魔祓いをしていくが、これはあくまで宗教が絡んでくるモノで他国では通じない事が多いです。
特に日本では無神論者が多く、キリスト教について知らない人がほとんどだから、悪魔祓いの意味合いが今ひとつ伝わって来ない。
聖書を読み上げながら取り憑かれた人間を対峙し、悪魔の名前を知ってから追い出すという流れになっていきます。
これはどのエクソシスト系の映画でも行われる事であり、本作はその例から漏れずしっかりとやっていました。
本作で注目するべきは型破りのエクソシストを演じるガイ・ピアースだが、主人公というより人材を育成する先生役という方が正しいだろう。
物語を進めていくのは新人の神父であり、その様子を後ろから見てアドバイスなどをしながら素質を見抜いていく感じになります。
雰囲気を出そうと暗黒画面による演出となっているが、抑揚のない展開のせいで眠気を誘う役割しかなかったです。
低予算で作られているせいで派手な映像が使われていない事もあるだろうけど、脚本と演出があまり良くなかったです。
それにガイ・ピアースのキャラクターから違和感が徐々に出てくるが、実は悪魔に乗っ取られていたという設定は悪くなかった。
しかし、それを活かすような展開や構成でもなく、何よりガイ・ピアースという俳優をちゃんと活用していなかったのは残念です。
どうせならもっと悪魔の恐ろしい計画のスケールを広げるべきで、新人の神父が現実について知って絶望感に陥れる方が面白いと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました