【チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム】VD-706

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洋画

作品データ

公開年月 2022/04/15
ジャンル ホラー/サスペンス
原作 なし
監督 トビー・ミーキンズ
脚本 サイモン・アレン、トビー・ミーキンズ、ほか
製作 セバスチャン・レイボー、マシュー・ジェームズ・ウィルキンソン、ほか
製作国 イギリス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

IT企業のビル清掃の日雇いバイトをしながら、ケイラはゲーム開発するアイザックの廃品を修理して生計を立ていた。
そこで見つけた『呪者』というゲームを再現すると、高額賞金がもらえるとしてケイラは起動させた瞬間に周囲が異様な状況になる。
アイザックと相談したケイラは危険なゲームの正体を突き止めようと、開発した張本人を探すうちに真実を知っていくのだった。

登場人物&出演者

ケイラ(演:アイオラ・エヴァンス)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。弟がプールで溺れ死んだ事が原因で大学を中退している。古いパソコンの修理ができる。

清掃の日雇いバイトをしながら、アイザックが集めた中古パソコンの修理をして金をもらう。
『呪者』のゲームを起動させて母親をケガさせて、アイザックに説明して止めようとした。
アイザックが電話の出どころを調べて倉庫に行くと、ズルをして彼を失うもハルと対決する。
最後はゲームをクリアし、ランスを陥れて自分と母親を治療し、悪者を倒す決意をした。

アイザック(演:エイサ・バターフィールド)

近年の出演作に『グリード/ファストファッション帝国の真実』、『タイム・フリーク』などがあります。

ヒロイン。天才プログラマーを自称して、オリジナルのゲームを開発して一発当てようと考えている。

スクラップとなった中古パソコンの部品を手に入れて、ケイラが修理して引き取っている。
ケイラが話す『呪者』のゲームを最初信じられず、頼まれて協力して画面の文字を見て驚く。
テープを解読して電話の持ち主がいる場所を突き止めると、ケイラとともに車で向かった。
最後はズルをしようとしてバレて、早送りで口からテープを出し続けてそのまま死亡した。

テア(演:アンジェラ・グリフィン)

代表作に『新しい人生のはじめかた』、『Help』などがあります。

ケイラの母親。息子がプールで溺死したショックから、精神的に病んで家に閉じこもりがちになる。

息子がいつも遊んでいたぬいぐるみを抱いていて、昔のビデオを見ながら涙を流している。
ケイラに何度も立ち直るように励まされ、ランスから強い薬をもらってごまかしていた。
ゲームに参加したケイラのせいで家にネズミが発生し、娘の指示で窓から飛んで重傷を負う。
最後は重傷がウソのように治っていたが、すべてはケイラの『呪者』による効果とは知らず。

ランス(演:ライアン・ゲイジ)

代表作に『ホビット/竜に奪われた王国』、『ホビット/決戦のゆくえ』などがあります。

ケイラと母親が暮らすアパートの管理人の代理。困っている住民にすり寄って金を巻き上げている。

精神を病んでいるテアに強い薬を与え、そのせいでケイラから強く否定する態度を取られる。
テアが暴れて部屋を破壊した状況を見て、ケイラに体を売るように交渉するも断られる。
入院していたテアの元にやって来ると、出かけていたケイラに電話をかけ面倒をみると宣言。
最後はゲームをクリアしたケイラに新たなゲームに参加させられ、抵抗できずに殺された。

ハル(演:エディ・マーサン)

近年の出演作に『キャッシュトラック』、『ジェントルメン』などがあります。

80年代の古いゲームをやっている中年の男。口が悪い息子と過保護な妻のせいで肩身が狭い思いをしている。

古い物を集める趣味を持っていて、中古ショップで『呪者』のゲームを見つけて楽しんだ。
レベル2になって息子の舌を切る選択して、状況を把握し中断してコピーを市場に回した。
導かれたケイラが家にやって来ると、新たなゲームのプレイヤーだったケイラと対決する。
最後は自分の喉を切り裂いて勝利を確信するが、ケイラが溺死を選んで代わりに死んだ。

ベック(演:ジョー・ボランド)

代表作に『This Time Next Year』、『Martyrs Lane』などがあります。

『呪者』をゲームにプログラムした男。呪いを解読してゲームにする事によって、その偉大な力を知った。

ついに『呪者』のゲームが完成すると、男を実験体にして呪いの力を実験して確信した。
実験体となった男が腕を食べる事を選択すると、自分の腕を傷つけて状況を静観していた。
自分の腕が一瞬で元通りになって、実験体の男が己の意思に関係なく食いちぎる様子を見る。
最後はズルをしようとしたアイザックを対象者にして、テープを吐かせて死なせてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はトビー・ミーキンズにとって長編映画監督デビュー作となります。
古いゲームを拾って始めたせいで、次々と課せられる選択に現実世界が影響されるという展開になっていきます。
これはどっちかと言えば、『ジュマンジ』の安っぽいホラーバージョンという感じで、現代的なテクノロジーと80年代のテクノロジーが融合したような雰囲気です。
一度起動した事によって呪いを受けてしまい、強引な選択を強いられて周囲の人間が代わりに傷ついていくというパターンになる。
ルールはそこまで複雑ではないけど、ちゃんと明言していないせいで、把握するまで少しばかり時間がかかってしまう。
作品の規模としては片手で数える程度の人間しか巻き込まれないが、呪いは使い方によっては正義にもなり、悪にもなるという感じになっています。
これはある意味、『デスノート』に近い展開になっていて、提示された選択をするだけで対象者を犠牲にして褒美をもらえるという。
そのルールしか本作に魅力がなく、ラストで畳み掛けるように重要人物が二人出てくるが、これは明らかに構成を間違えていると思います。
そもそも、80分程度の作品で登場人物のドラマ性を語るのは難しいのに、本作は更にゲームのルールを説明しないといけないから薄っぺらに感じてしまう。
ラストで主人公がゲームのクリアして褒美をもらうと、これを利用して罰を受けるべき人間を参加させて処分していくダークヒーローっぽい感じになるのは悪くない。
その明確なゴールが決まっているならば、もっとその方向性で進めるべきなのに、主人公の中途半端なドラマを盛り込んだせいで微妙な内容になったと思います。

コメント

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