作品データ
あらすじ
プロのファッションデザインを志すナタリーと、大学を中退して殺人現場の清掃業をするケヴィンの若い夫婦。
ナタリーはニックという男性と浮気をした過去があり、妻を愛するケヴィンは許す事ができず二人はセラピーに通っていた。
ケヴィンは夫婦をやり直す為に大きな家を安く購入して二人で移り住むが、そこで不可解な現象が起き始めるのだった。
登場人物&出演者
・ナタリー・ダヴィッツ(演:アシュリー・グリーン)
代表作に『トワイライト』シリーズ、『ゾンビ・ガール』などがあります。
主人公。プロのファッションデザイナーを目指している。過去にニックという男と浮気をしていた。
カウンセラーの助言でケヴィンが豪邸を購入し、同時に起業の話しが来て将来に期待する。
引っ越した家で不可解な現象が発生すると、ケヴィンからも信用されずヒステリックになる。
実際は前の持ち主が不倫していた男が隠れ住んで、色々と仕掛けられて不利な立場になった。
最後は隠れていた男を夫婦で撃退し、表面上は信頼関係を回復して家をまた引っ越した。
・ケヴィン・ダヴィッツ(演:ショーン・アシュモア)
近年の出演作に『アクト・オブ・バイオレンス』、『アブダクション』などがあります。
ヒロイン。ナタリーの夫。大学を中退して現在は殺人現場の特殊な清掃業をしている。
過去に弟が自殺したせいで無気力となり、妻を放置したせいで浮気をされて絶望的になる。
夫婦関係を修復する為に豪邸を安く手に入れるが、徐々に妻のヒステリックに振り回される。
毒を盛られていると疑い、夫婦関係が崩壊する時に戻ってくると、隠れていた男を見つける。
最後は夫婦で隠れていた男を撃退すると、思い出の詰まった家を捨てて引っ越しをした。
・ダニ(演:ブリット・バロン)
代表作に『Halo The Fall of Reach』、『The Thing About Harry』などがあります。
ナタリーの妹。姉とともに自由奔放で自分たちの人生を潰した母親を嫌っている。過去に薬物中毒になっていた。
姉が過去に浮気に走った事を肯定していて、ケヴィンが悪いとハッキリと説明していた。
ケヴィンとは微妙な関係でなんでも正直に言いたいので、挨拶程度の付き合いしかない。
母親との夕食に姉たちを誘ったが、隠れていた男の存在に気付くも拘束されて姿を消した。
最後は隠れていた男がケヴィンを殺そうと、演出として死体をベッドに寝かされていた。
・エイヴリィ(演:ダイアナ・ホッパー)
代表作に『アースフォール』、『ラバランチュラ/全員出動!』などがあります。
大学に復学したケヴィンと課題のチームを組む女性。その場でケヴィンと組んでもフレンドリーに接していた。
ケヴィンが既婚者だと知っていて、一線を越えるような事をまったくしない関係を築く。
ナタリーとの関係修復に苦戦するケヴィンから相談され、何かと親身になって聞いていた。
ケヴィンたちの愛犬と遊んでいたが、急に具合が悪くなってナタリーが来るまで付き添った。
最後は謝罪のメールをもらったケヴィンに対し、妻のところに戻るべきとして助言をした。
・ニック(演:ロス・マッコール)
代表作に『沈黙の追撃』、『ファム・ファタール/憑く女』などがあります。
過去にナタリーと浮気をしていた男性。イケメンで金を持っていて、ケヴィンとは雲泥の差を持つ勝ち組。
実はナタリーのビジネスを後押しした人物であり、純粋に彼女への謝罪として関わっていた。
ナタリーからビジネス以外の関係をキッパリと拒絶されると、素直に従って動いていた。
雇い主からナタリーの納品が遅れている事を言われ、彼女に連絡して説明を求めていた。
最後は花束を送ったと責められるが、実際は家を買い戻そうとして持ち主の嫌がらせと判明。
・リチャードソン刑事(演:シャリフ・アトキンス)
代表作に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『オープンハウスへようこそ』などがあります。
家に何者かがいるという事でダヴィッツ夫婦から相談される。状況をしっかりと呑み込もうと説明を聞いていた。
あまりにもナタリーの言葉に信憑性がなく、信じていない状態ながら真面目に調査をする。
今度はナタリーが何者かに襲われたと言われると、隈なく家を探しても何も見つからず疑う。
ケヴィンが長期に渡って毒を盛られていると判明すると、ナタリーが犯人と決めつけた。
最後はダヴィッツ夫婦が隠れていた男を撃退し、ナタリーが言っていた事が本当だと知る。
・隠れていた男(演:ジェイソン・ライルズ)
代表作に『Death Note/デスノート』、『ランペイジ/巨獣大乱闘』などがあります。
夫婦が無理心中した家にずっと隠れていた男。実は夫婦の妻と不倫関係だったが、特殊な構造の家に隠れていた。
夫を選んでしまった不倫相手の妻に裏切られた気持ちを持ち、無理心中に見せかけて殺害。
ダヴィッツ夫婦が引っ越してくると、ナタリーを気に入って色々と仕掛けをしていた。
母親との夕食に訪れたダニを襲って監禁し、邪魔になった犬を毒殺し、夫も殺そうとした。
最後はダヴィッツ夫婦の連携によって麻酔薬を注入され、ハサミで胸を刺されて撃退された。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は実際にあった出来事から着想を得て作られているようです。
ただ、物語の終盤で明かされるオチについては『ウィズイン/恐怖が潜む家』にとても似ていました。
本作ではすでに夫婦としての関係が破綻している状態で、当然のようにお互いに信頼がないせいでケンカばっかりする。
物語のほとんどは夫婦のつまらないケンカを見せられるので、それが面白いと思う人は少ないだろうと思います。
そして、そこから妻だけにしか分からない不可解な現象が起きているが、周囲の人間が一切聞く耳を持たないもの王道と言えるだろう。
ただ、この夫婦は関係を修復しようとするので、夫があそこまで不信感を持つのは少しムリがあるように思えました。
何が起きても妻の方が不利になっている展開は仕掛けられているとは言え、あまりにも都合が良すぎるせいでウソっぽく見えてしまう。
それと、ミスリードのやり方があまり上手くないようで、その為だけに登場させた無意味な登場人物が可哀想な印象を持った。
結局、妻が一人で物語を解決させていくが、男たちがまったく頼りにならないような描写はもう古臭くて止めて欲しいです。
不可解な現象はオカルト系だと思ったら、実は隠れて住んでいた男というオチも作品が多すぎて新鮮味がなかった。
そもそも、上手く隠れていた男が姿を現した途端に雑な行動していくのも、作品の都合に合わせすぎて説得力に欠けました。
この夫婦は仲直りしてもまたケンカして離婚するだろうから、素直に二人が元の鞘に戻ったとも思えなかったも痛いところでした。
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