作品データ
公開年月 | 1994/02/04 |
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ジャンル | コメディ |
原作 | なし |
監督 | トム・シャドヤック |
脚本 | ジャック・バーンスタイン、トム・シャドヤック、ほか |
製作 | ジェームズ・G・ロビンソン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
スーパーボウル開幕まで2週間、マイアミ・ドルフィンズのマスコットであるイルカのスノーフレイクが何者か誘拐された。
チームの管理責任者であるメリッサは、ペット専門の探偵エース・ベンチュラに事件の調査を依頼する。
エースは天才的な勘でスノーフレイクで調査を始めると、チームの関係者に疑惑が持ち上がる中、自殺する者が現れて事件は思わぬ方向になっていくのだった。
登場人物&出演者
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近年の出演作に『ソニック・ザ・ムービー』、『ジム&アンディ』などがあります。
主人公。ペット専用の探偵。他人をまったく気にしない立ち振舞いをして、鋭い勘で事件を解決していく。
誘拐されたイルカのスノーフレイクを探す依頼を受けて、独自の捜査で元選手が犯人と断定。
優勝リングがカギとして1984年の選手を一人ずつ探していくが、結局全員外れで考え込む。
決勝戦でチームの負けを作ったフィンクルに目をつけ、その正体を見事に見破っていた。
最後は誘拐されたスノーフレイクと人気選手を助け、フィンクルを精神的に倒して完了した。
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近年の出演作に『スクリーム/2022年版』、『ニューヨーク、愛を探して』などがあります。
マイアミ・ドルフィンズの管理責任者。スノーフレイクが何者か誘拐されてオーナーにブチ切れられていた。
当初は警察に任せようとしたが、秘書からエース・ベンチュラの推薦されて彼を雇ってみる。
エースの独特な調査を不安視していたが、ロジャーが何者かに殺されたと分かって見直した。
フィンクルの正体についてヒントをエースに与えて、エミリオの警備で状況を見ていた。
最後はロイスに成り代わったフィンクルをエースが告白し、スノーフレイクが戻って喜んだ。
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代表作に『鉄の顔を持つ男』、『ハリケーン・コースト』などがあります。
警察の黒人警察官。エースとは旧知の仲で情報を渡している。スノーフレイク誘拐事件を担当していた。
エースが情報を得る為に警察署へやって来ると、他の事件を追っていると言って拒否した。
しつこいエースの問いかけに仕方なく情報を公開するが、ロイスが来ると黙っていた。
エースからロイスが怪しいと連絡をもらうと、過去の経歴について調べて彼に渡していた。
最後は追い詰められたロイスが暴走すると知って、現場でエースが逆転勝ちした場面を見る。
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代表作に『デモリッション』、『ブラック・ダリア』などがあります。
マイアミ・ドルフィンズの管理責任者。元アメフト選手として活躍し、現在は裏方として働いている。
スノーフレイクが何者かに誘拐されると、オーナーからブチ切れられて探す事になった。
秘書からエース・ベンチュラを推薦されると、彼が調査する間にマスコミを追い払っていた。
自宅マンションから飛び降りて落下死してしまい、駆けつけた警察から自殺だと断定される。
最後は現場に来たエースの鋭い勘が冴え渡り、何者かに殺されたとして他殺に認定される。
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近年の出演作に『シークレット・ランナー』、『バクラウ/地図から消された村』などがあります。
大富豪。有名人や資産家と多くの交流を持っている。大規模なパーティを開いていた。
スノーフレイクを誘拐したとしてエースに睨まれ、メリッサの恋人として紹介されていた。
マイアミ・ドルフィンズが1984年に優勝した指輪を所有し、エースが調べようとした。
トイレに行っていたエースが屋敷内を調査すると、実はホオジロザメを飼っていたと判明。
最後はボロボロになったエースが配管に問題があると言われ、容疑者から外されていた。
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マイアミ・ドルフィンズの元選手で有名なキッカー。8年前から行方不明になっている。
スーパーボウルの試合でキッカーを務めたが、重要な場面で外してチームが負けている。
そのせいで精神的に病んでしまい、精神病院に入っていたが、脱走して行方不明となった。
実は正体がロイス・アイホーン警部補に成り代わり、女性として正体をずっと隠していた。
最後はエースに正体を暴かれ、精神的に追い詰められた事で抵抗できずに逮捕された。
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近年の出演作に『ブレードランナー/2049』、『トマホーク/ガンマンvs食人族』などがあります。
エースが暮らす街の警察署の女性刑事。エースとは犬猿の仲で情報を勝手にもらう彼に敵対心を持っている。
エミリオから情報を手に入れようとしたエースの前に立ち、警告を与えるように追い出した。
ロジャーが自殺を遂げた現場でエースを見つけると、彼から自殺じゃなく他殺と言われた。
その正体は8年前から行方不明となっていたフィンクルで、ロイスの成り代わっていた。
最後はエースに正体を見破られ、過去の失敗を掘り返されて精神的にノックダウンをした。
感想
[個人的な評価]
本作は『第15回ゴールデンラズベリー賞』にて最低新人賞をノミネートされています。
この作品はジム・キャリーの知名度を大きく上げていて、上記のラジー賞を受賞したという面白い経歴があります。
同年には世界的に大ヒットした『マスク』が公開されているが、どうやらジム・キャリー自身はエース・ベンチュラの方がキャラクターとして完成されてという。
翌年に続編が公開されるなど、この作品はジム・キャリーにとって大きな意味があります。
エース・ベンチュラをタイトルにするほど、圧倒的にキャラクターが立っていて、そこにジム・キャリーの顔芸が加わると強烈なインパクトを生み出します。
主人公はペット専用の探偵で動物好きであるけど、同時に依頼者が女性ならば構う事なく手を出すところに男としての願望を垣間見る事ができる。
そもそも、ラジー賞の最低新人賞にノミネートされるぐらいインパクトが強く、決してヘタクソな演技ではないと思います。
単純に強烈すぎるキャラクターだったからこそ、ラジー賞の最低新人賞にノミネートされたのは嫉妬としか思えないです。
物語としてもエース・ベンチュラが鋭い勘を発揮するおかげで、テンポよく展開していくから非常に鑑賞しやすい感じになっています。
あくまで主人公はペット専用の探偵であるけど、決して人とのコミュニケーションは苦手ではないが、人と仲良くしようとしていないところも良かったりする。
予算は多くあるワケじゃない内容であるけど、そこはジム・キャリーという俳優の演技力に委ねて面白くしています。
現在ではジム・キャリーは引退状態になってしまっているが、またも本作のようなインパクトが強い演技をまた見てみたいと思わせます。
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