作品データ
公開年月 | 2021/01/01 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ダニエル・ヘルナンデス・トラード |
脚本 | ダニエル・ヘルナンデス・トラード、ネレア・ベルムデス、ほか |
製作 | ダニエル・ヘルナンデス・トラード |
製作国 | スペイン |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
急激な温暖化などの気候変動により溶けた南極の氷河から古代の化石が出現した。
そこから流出した新型のウイルスは「COVID-21」と呼ばれ、感染者たちは凶暴なゾンビと化してパンデミックを引き起こす。
人類唯一の希望とも言える治療薬開発のカギを握る女性科学者のアリソンは、研究所まで護送する特殊部隊のチームが感染者に襲われるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はダニエル・ヘルナンデス・トラードにとって長編映画二作目となります。
この作品はいわゆるウイルスによるパンデミックで、近年の新型コロナウィルスを彷彿とさせる内容となっています。
冒頭で世界がどのような感じになっているのか説明していくので、映像などで描写できない分をカバーしています。
そうなってくると、どれだけ本編も予算不足を補っていくのか気になって、案の定、主要人物は片手で数えるぐらいになりました。
まず、重要人物の護送という任務を帯びている護衛部隊の隊長が本部の許可なく、勝手な判断で部隊を全滅させた時点でギャグかと思いました。
しかも、それについて正論で責めていた部下を上官という立場を使って黙らせ、生きていた博士を助けるべきと論点をすり替えます。
普通に任務を忠実にこなしていれば誰も死ぬ事がなかった上に、失敗しても認めるどころか逆ギレする上官に笑ってしまう。
問題はそこだけじゃなく、博士も人を利用して本当の事をしゃべらず、助けてくれた人間をあっさり見捨てるところも笑うしかありません。
本作ではマトモな言動をする人間を踏み台にして、隊長と博士はほぼかすり傷程度で無事に脱出するラストも理不尽すぎました。
それと、低予算映画だからという理由は見過ごせないのは、隊長と部下が無限弾を持っているかのようにずっと発砲しかしていませんでした。
低予算映画とは言え、こういう細か描写をしっかりとやっているかやっていないかによって作品に対する姿勢が見えてきます。
とにかく、本作では失敗しても認めるべきじゃなく、人を散々利用して利益を得る事こそが最大の正義という印象しか残りませんでした。
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