【惑星戦記G-LOC/ジーロック】RE-3575

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洋画

作品データ

公開年月 2020/08/11
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 トム・ペイトン
脚本 トム・ペイトン
製作 フィル・マッケンジー
製作国 イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

新惑星リアに人類が進出した近未来、地球から密航中の船が何者かの攻撃を受けて破壊される。
独立の機運が高まるリア政府から地球人への宣戦布告という懸念がなされていた。
辛うじて生き延びたブランは、復讐を心に秘め、攻撃した者を調査する過程で巨大な陰謀に巻き込まれるのだった。

登場人物&出演者

ブラン・マーシャル(演:スティーヴン・モイヤー)

代表作に『恐怖ノ黒電話』、『コンカッション』などがあります。

主人公。宇宙ステーションに難民として8年間も生活していた。脱出ポッドで出るも宇宙に漂流していた。

酸素が持たないというエディソンの助言に従い、仕方なく近くにあるリアの宇宙船に入った。
オーシャから乗組員を殺害したと言われ、逆上して宇宙船を再始動するも危険という事実を知る。
エディソンの助言を聞きながら宇宙船を手動に戻し、邪魔するデッカーを倒してオーシャと合流。
最後はデッカーの爆弾を処理し、オーシャと宇宙船を修理して、リアを変えた英雄となっていた。

オーシャ・レイナー(演:タラ・ゴウヴェイア)

代表作に『Before We Grow Old』、『For Love Or Money』などがあります。

ヒロイン。リア人。宇宙船の操縦士。目を覚ましたら乗組員が殺され、乗り込んだブランのせいだと思い込む。

ブランを倒そうとするも逃げられ、宇宙船を再始動されて宇宙ステーション破壊を開始される。
実は地球人を殺害した罪で罰として宇宙船に乗っていて、ブランと仕方なく協力する事になる。
宇宙船を手動に変えようとするが、目覚めたデッカーに邪魔されるもブランのおかげで倒す。
最後は爆弾を処理して、ブランと宇宙船を処理して、リアに行くと英雄として讃えられていた。

エディソン(声:マイク・ベッキンガム)

代表作に『USS/ライオンフィッシュ』、『Redwood』などがあります。

人工知能。ブランのナビゲーターを務めている。8年間も宇宙に漂流するブランに助言などをしている。

宇宙ステーションから脱出ポッドにいたブランを起こし、近くにあるリアの宇宙船まで行かせる。
ブランの勝手な行動でピンチになるが、オーシャと協力して宇宙船の暴走を止めようとする。
宇宙船が宇宙ステーションを破壊しないように指示を与えるが、マザーボードと完全に同化する。
最後はリセットする際に初期化される事から、一緒に消えてしまうと分かって別れを告げた。

ライリー(演:エミリー・ハイ)

代表作に『ジェーン・エア』、『ザ・キングダム/伝説の騎士と魔法の王国』などがあります。

ブランの一人娘でヘンリーの孫娘。父親からプログラムを習って独自に何かをプログラミングしていた。

母親に会いたいと言ってもできないと分かっていて、みんなでリアに行くとずっと思っていた。
資金が一人分しかないと分かって、父親と祖父から行くべきだと言われて納得して行くと決意。
祖父の食料を狙った友人の娘や夫がやって来ると、コンテナに隠れるも銃撃を食らってしまう。
最後は見つけたAIをプログラミングして、エディソンとして父親に助言する装置を渡して死亡。

ヘンリー(演:ジョン・リス=デイヴィス)

近年の出演作に『アクアマン』、『ラスト・ソルジャー/森に潜む兵士』などがあります。

ブランの義父。ブランの妻で娘が亡くなってしまい、孫のライリーと農場で三人暮らしをしていた。

多くの食料をコンテナに保存していて、生前世話になった友人の娘に缶詰などを分けていた。
ブランから食料の事を見られたと警告を受けるが、気にする事なく、大丈夫だと豪語していた。
友人の娘が夫たちを連れて食料を奪いに来て、応戦するも結局は孫娘を失う事になった。
最後は娘と孫娘の為にブランがリアに行くべきだと話し、思い留まった彼を行かせる事になる。

デッカー(演:キャスパー・ヴァン・ディーン)

近年の出演作に『デルタフォース』、『アリータ:バトル・エンジェル』などがあります。

宇宙船の医療ポッドに入っていた男。乗組員だったオーシャでもなぜ医療ポッドに入っていたか分からず。

オーシャとブランが協力していた時に目を覚まし、宇宙ステーションを破壊しようと動き出す。
実は地球人で家族を人質に捕られ、宇宙ステーションを破壊する指示を受けて暴走していた。
阻止しようとしたオーシャとブランたちと戦うも何度か気絶するが、それでも司令室に向かった。
最後はブランによって致命傷を負ってしまうが、爆弾を起動させてそのまま死亡してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『ドント・ゴー・タウン』や『アフガン・サバイバー』で知られるトム・ペイトンが監督と脚本を務めています。
この作品はジャケットや邦題から壮大な宇宙を舞台にしているが、実際は低予算の映画なので規模が非常に小さい。
主要の登場人物がたったの三人とAIだけで、とても宇宙を舞台にしている作品とは思えません。
基本的に物語のほとんどが宇宙船の中となっていて、時々は回想で地球や宇宙の様子を一瞬だけ映し出しているだけです。
しかも、中心には地球とリアという新たな惑星での難民問題となっているが、なぜかほとんど触れなくなります。
なぜか主人公が家族を失った物語が回想で多く語られていて、これが難民問題とはまったく関係ないところになっています。
やはり、低予算のSF映画というのは基本的に人間ドラマが中心となってしまい、本来あるべき大きな問題がセリフだけで済ましてしまう。
惑星と惑星という大きな問題なのに宇宙船の中だけで完結していて、実際の難民問題が起きている描写は一切なかったです。
本作ではジョン・リス=デイヴィスやキャスパー・ヴァン・ディーンという知名度のある俳優を使っているのに、単なる脇役にしてしまったのはもったいない。
唯一、本作の救いとなるのは人工知能であるエディソンの存在で、主人公たちを導く重要なキャラクターになっていました。
特に主人公とエディソンの掛け合いが良かったので、序盤の微妙な展開をしっかりと支えていたと思います。
ただ、エディソンが初期化して消えてしまい、そのまま復活する事なく終わって救済のない展開はちょっと残念だと思いました。

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