【ザ・フォッグ/1980年版】RE-1865

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洋画

作品データ

公開年月 1980/02/08
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ジョン・カーペンター、デブラ・ヒル
製作 デブラ・ヒル
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

町の生誕100周年記念祭で賑わう小さな港町アントニオ・ベイに突如、濃い霧が覆い、殺害後に遺体が腐敗する謎の殺人事件が発生する。
実は100年前に町を作り上げた4人の功労者は契約の為に訪れた富豪たちの船を座礁させ、乗組員もろとも皆殺しにして多額の財産を奪っていた。
殺害された富豪たちは怨霊となり、100年を越えて4人の功労者が作り上げた町と子孫たちに復讐を開始するのだった。

登場人物&出演者

ニック・キャッスル(演:トム・アトキンス)

代表作に『ハロウィンⅢ』、『リーサル・ウェポン』などがあります。

アントニオ・ベイに住む独身男性。ヒッチハイクしていたエリザベスを拾って意気投合した。

名前を知らないままエリザベスと肉体関係となって、ギリで霧の者に襲われずに済んでいた。
友人が戻らないとして、エリザベスと海へ出て船を見つけると、船員の死体も見つけた。
スティーヴィーとの電話で霧が危険だと分かり、ラジオから彼女の息子を助けに向かった。
アンディを助けると、ラジオから誘導するスティーヴィーに従ってマローン神父の教会へ。
最後は黄金の十字架を返すマローン神父を助け出し、霧の者が消え去って生還を果たした。

エリザベス・ソリー(演:ジェイミー・リー・カーティス)

近年の出演作に『ヴェロニカ・マーズ[ザ・ムービー]』、『ビバリーヒルズ・チワワ』などがあります。

アントニオ・ベイにヒッチハイクで来た若い女性。通りかかったニックの車に乗った。

なぜかニックと意気投合して彼の家で肉体関係を持ち、終わってから名前を教えていた。
ニックの友人が帰らず、一緒に海へ出て船を見つけると死体まで見つけてショックを受ける。
霧には何がいると分かると、ラジオから息子を助けて欲しいスティーヴィーの言葉を聞く。
最後はマローン神父の教会に避難し、金を返した事で消え去って、ニックと戻って行った。

スティーヴィー・ウェイン(演:エイドリアン・バーボー)

代表作に『ニューヨーク1997』、『アルゴ』があります。

アントニオ・ベイで埠頭にあるラジオ局のパーソナリティで経営者。シングルマザー。

アントニオ・ベイの誕生100年を祝う祝賀会をラジオで伝え、声で男たちを魅力している。
息子が見つけた「DANE」と書かれた木片をムリに奪って、ラジオ局まで持ってきていた。
木片が燃え上がるも幻覚で、濃い霧の中に何かいふとニックから言われ、天気予報官が死ぬ。
最後は息子をニックに助けられ、霧の何者かに襲われそうになるがギリギリで助かった。

アンディー・ウェイン(演:タイ・ミッチェル)

代表作に『ハロウィンⅡ』、『Far Marfa』などがあります。

スティーヴィーの息子。海岸へ釣りに行くと、「DANE」と書かれた木片を拾った。

いつも夜になってキャンプファイアで話しを聞いていたが、母親の言いつけで家に留まった。
濃い霧が家を取り囲むと、ドアが叩かれてベビーシッターが様子を見て部屋に避難した。
部屋に入ってきた霧の者に襲われる寸前にニックが窓から助け出され、教会へ逃げ出した。
最後は黄金の十字架を返すマローン神父を追いかけ、霧の者たちが消え去って生還をした。

キャシー・ウィリアムズ(演:ジャネット・リー)

代表作に『サイコ』、『ハロウィンH20』などがあります。

アントニオ・ベイの誕生100年を祝う誕生祝賀委員会の委員長。夫は漁師で帰りを待つ。

マローン神父に祝賀会への参加を話しに行くが、昔の日記について話しを聞かされる事に。
夫がなかなか帰って来ないと心配するが、祝賀会の為に私情を挟まずにスピーチをしていた。
停電になって保安官から帰るべきだと言われ、嫌味な助手に従うも霧に追いかけられる。
最後はマローン神父の教会に逃げ込み、黄金の十字架を見つけ、霧の者に渡して生還した。

マローン神父(演:ハル・ホルブルック)

代表作に『ダーティハリー2』、『イントゥ・ザ・ワイルド』などがあります。

アントニオ・ベイに古くからある教会の神父。祖父の代から神父をしている家系である。

壁に埋まっていた祖父の日記を見つけると、アントニオ・ベイの隠された秘密を知る事に。
訪れたウィリアムズ夫人に日記の内容を聞かせると、町は犯罪の上で成り立ったと話した。
町を濃い霧が覆っていくと、スティーヴィーの誘導でニックたちが避難するも諦めていた。
最後は黄金の十字架を返したが、すべてが終わってから書斎で霧の者に首を刎ねられた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『ハロウィン』や『遊星からの物体X』などで知られるジョン・カーペンターによる監督と共同脚本の作品となります。
約40年前の作品ですが、もうこれは古典ホラーと呼ばれてもおかしくないだろう。
様々なSFやホラーで一世を風靡したジョン・カーペンター監督にとって初期の作品で、当たり前のように音楽も務めています。
まさに80年代のホラー映画という雰囲気であり、全体的にかなり静かな展開となります。
そんな時にちょっとした怖いシーンになると、大音量の音楽が登場して、アメリカン・ホラーだと再認識させられます。
タイトルのように本作では「霧」が物語の重要なポイントになるが、その正体は説明されるが、かなりザックリとした大雑把な内容。
なので、なぜ霧の中から出てくるのかよく分からないが、80年代の作品はそれで構わない。
とにかく、得体の知れない恐怖を演出するのが一番であり、細かい説明はいりません。
そんな本作では「絶叫クイーン」と呼ばれたジャネット・リーとジェイミー・リー・カーティスが親子共演しているのが大きいです。
もうそれだけでも古典ホラー好きには堪らないですが、残念ながら期待する絶叫自体はあまりなくて寂しい感じでした。
全体的に地味で霧から現れるヤツらもラストでしかハッキリ姿を出さず、当時は良かったとしても現代では物足りない印象でした。
2005年ではリメイクされているが、これはどうなっているのか気になるところです。

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