【ミュータント:マックス】RE-3518

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/07
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 アダム・エジプト・モーティマー
脚本 アダム・エジプト・モーティマー、ルーク・パスモア
製作 ジョー・マンガニエロ、ニック・マンガニエロ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

異次元の都市「クロミウム」からやって来た最強パワーを操る超能力者のマックス・フィスト。
次元を破壊する終末兵器“ヴォイド・マシン”を破壊するが、代わりに超能力と失い、急激に年を取って現実世界ではホームレスとして暮らしていた。
そんなある日、ライターを志望する若者のハムスターから取材を受ける中で、宿敵であったクレオ・ヴェントリックが同じ世界にいる事を知るのだった。

登場人物&出演者

マックス・フィスト(演:ジョー・マンガニエロ)

近年の出演作に『スリープオーバー/夜の大冒険』、『ランペイジ/巨獣大乱闘』などがあります。

主人公。異次元にある「クロミウム」からやって来た超能力者。現実社会ではホームレスとして生きている。

超能力をすべて奪われた状態で、話しを聞きたい人間に酒を奢ってもらって武勇伝を話している。
ライター志望のハムスターのネタとして情報を提供し、代わりに武勇伝をすべて語っていた。
宿敵であるクレオがいると察知して、ハムスターとその姉に危険が及ぶとして反撃を繰り出す。
最後はクレオと再会して青い血を流し、重傷を負ったインディゴに超能力を与えて死亡した。

ハムスター(演:スカイラン・ブルックス)

代表作に『サウスポー』、『ダーケスト・マインド』などがあります。

ヒロイン。両親を亡くして姉と二人暮らししている。高校も中退してライターを目指してネタ探ししている。

トレンディブルのライターになるべく、異次元からやって来たマックスの記事を書いていた。
マックスの話しを信じていたが、支配人から金を奪った姉のせいで追われる事になってしまう。
逃げるより反撃に出るべきだと助言したマックスに従うが、人を殺した事で引いて姉と逃げた。
最後はクレオに捕まるが、マックスが異次元の者だと分かり、姉と街を救うヒーローとなる。

インディゴ(演:ゾリー・グリッグス)

代表作に『ブライダル・ウォーズ』、『ザ・ジャノスキアンズ/ロサンゼルスへ行く!』などがあります。

ハムスターの姉。青に染めたドレッドヘアが特徴。両親の代わりに弟を育てる為に危険な仕事をやっている。

支配人にもっと稼ぎたいと申し出ると、借金している男から取り立てるも自殺されて金を奪った。
金を盗んだのがバレてしまい、マックスに助けられ逃げようとするが、反撃を助言されていた。
クレオに捕まった弟を取り戻す為にやって来るが、迎え撃った支配人によって重傷を負った。
最後はマックスの青い血に触れて超能力を手に入れ、弟とともに街を守るヒーローとして変わる。

メリッサ(演:ジェシカ・アラン)

代表作に『最高の親友の見つけ方』、『ザ・ランドロマット/パナマ文書流出』などがあります。

訪問者1500万人を誇るネットメディア「トレンディブル」の女性編集長。ハムスターとは顔見知り。

ライターになって稼ぎたいハムスターから売り込みを受けるが、微妙なネタで一蹴してしまう。
それでも引き下がらないハムスターの売り込みに負けて、インターンとして一時的に様子を見る。
マックスの記事が思っていたよりも好評となって、ハムスターを正式に雇うか考えていた。
最後はクレオにハムスターを連れてくるように言われ、実際に会うも用無しになって殺された。

ジミー・クリーグ(演:ポール・シェアー)

代表作に『グレイテスト・サマー』、『ハピリー』などがあります。

支配人に30万ドルを借りている男。まったく返す気配がなくてインディゴが取り立ての為にやって来る。

インディゴと話しをする前に覚せい剤を接種して、段々と気持ちよくなって暴走を始めていた。
ロシアンルーレットをインディゴにやらせて、引き金を引くだけの度胸が気に入って興奮した。
最後は興奮しすぎてインディゴのマネをしたら、自分の頭を吹き飛ばして自殺にされてしまう。

支配人(演:グレン・ハワートン)

代表作に『アドレナリン』、『ザ・ハント』などがあります。

街のドラッグを売り捌いている。大金も貸していて、取り立てをする為に手下を多く持っている。

しっかりと働くインディゴを信頼して取り立てをやらせるが、自殺されて30万ドルも消えていた。
昔はミュージシャン志望でライブハウスで歌っていたが、安いギャラのせいで辞めて裏社会へ。
ボスであるクレオにもっとビジネスを拡大したいと申し出るが、所詮は手先だと言われた。
最後はインディゴを迎え撃って腹にナイフを刺すが、腹部に銃弾を食らい首を絞められて死亡。

クレオ・ヴェントリック(演:エイミー・サイメッツ)

代表作に『エイリアン:コヴェナント』、『ペット・セメタリー/2019年版』などがあります。

異次元の都市「クロミウム」を滅亡させようとした女性科学者。ヴォイド・マシンを開発するも奪われた。

マックスと同じく現実世界に飛ばされるが、彼よりも6年早く来て科学知識で帝国を築いていた。
ネットを使う情報統制のトレンディブルだけじゃなく、ドラッグを売る支配人の黒幕として君臨。
マックスを追い込む為だけに生きていて、ハムスターを捕まえて、彼を誘き出して再会を果たす。
最後はマックスが再び青い血を流すようになり、一緒に高層ビルから落ちて満足しながら死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『デッド・ガール』や『ダニエル』で知られるアダム・エジプト・モーティマーが監督と脚本を務めています。
なんと言っても、本作最大の目玉は主人公を演じるジョー・マンガニエロの存在だろう。
古くはサム・ライミ監督版の『スパイダーマン』でピーター・パーカーをいじめるフラッシュ役が印象に残っています。
そんな本作では異次元からやって来た超能力者だが、実際は能力をすべて奪われた状態で他人から見たら妄想癖にしか見えない。
どうやら低予算で作っている作品なので、ジャケットに描かれているような能力を使ったアクションはありませんでした。
つまり、ジャケット詐欺とタイトル詐欺になってしまうが、一応はアメコミ風の絵で異次元での活躍を描いていました。
本来なら実写映像でやるべきところをアメコミの絵でやってしまう点で、本作の限界がすぐに見えてしまった。
主人公は口先だけで実際にはホームレスで説得力がなく、途中まで単なる妄想にしか見えない。
しかし、未来ある少年を助けるというヒーローっぽい思いを持つと、覚せい剤を服用しながら敵を次々と血祭りにあげていく。
この場面が本作で最も盛り上がるアクションシーンだが、全体的に暗黒画面だから非常に見づらくて爽快感がなかったです。
低予算である事を言い訳にしているような感じだが、そこは創意工夫があれば、いくらでも面白くできるから監督の才能のなさを感じました。
みんなが期待する能力を使ったシーンが絵だけになってしまい、最後の最後に主人公じゃないキャラクターが飛ぶシーンしかなかった。
せめて、妄想が本当になる場面ぐらいは右腕が水晶になってもいいと思ったが、青い血を流す演出が精いっぱいでガッカリした。
あまりにも妄想を引っ張りすぎたし、それが本当だと魅せるシーンもショボくて、まさに期待ハズレという言葉が似合う残念な作品でした。

コメント

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