【浅草キッド】VD-658

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あ行

作品データ

公開年月 2021/12/09
ジャンル ヒューマンドラマ
原作 ビートたけし 『浅草キッド』
監督 劇団ひとり
脚本 劇団ひとり
製作 有重陽一、深津智男
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

昭和40年代の浅草、大学を中退してフランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、深見のコントに惚れ込んで弟子入りを志願する。
独自の世界を持つ深見から“芸ごと”の真髄を叩き込まれ、成長していくタケシだったが、テレビの普及とともにフランス座の客足が減って経営が悪化する。
やがて、タケシはフランス座の元先輩キヨシに誘われ、漫才コンビ「ツービート」を結成し、深見の反対を押し切って人気者になっていくのだった。

登場人物&出演者

深見千三郎(演:大泉洋)

近年の出演作に『騙し絵の牙』、『新解釈・三國志』などがあります。

ストリップ劇場「フランス座」の座長。別名“浅草の深見”と呼ばれるほど誰でも知っている芸人。

街でも師匠と呼ばれ、芸人として揺るがない信念を持ち、常に見本となるような言動を見せる。
たけしが本物だと見抜いて目にかけるが、漫才師となると宣言されてブチ切れて破門にした。
劇場の経営がダメになって畳んで工場に勤めるが、芸者をしていた妻が倒れて結果的に亡くなる。
最後は芸人として終わっていたが、たけしが来て昔を思い出すが、家が火事になって帰らぬ人に。

ビートたけし(演:柳楽優弥)

近年の出演作に『太陽の子』、『HOKUSAI』などがあります。

芸人を夢見てフランス座のエレベーターボーイとして住み込みで働く。深見千三郎のコントをピカイチだと考える。

深見からタップダンスを教えられ、きよしがフランス座を辞めた事から舞台に立つようになる。
コントで才覚を発揮して人気を博し、きよしから漫才師の誘いを受けてフランス座を辞める。
テレビでの過激な漫才が大ヒットして人気を博し、師匠に顔を出して認めてもらうようになる。
最後は師匠が火事で亡くなって東から事情を聞くと、恩を感じて今でも墓参りを欠かせない。

千春(演:門脇麦)

代表作に『愛の渦』、『闇金ウシジマくん/Part2』などがあります。

フランス座のストリッパー。元々は一座で全国を回って歌手を目指していたが、夢半ばで諦めていた。

誰もいない舞台で歌を歌っていると、それを聞きつけたたけしと会話をして仲良くなっていた。
歌が上手いだけじゃ成功しないと分かっていて、これから成功を掴むたけしを羨ましがっていた。
師匠のお気に入りとなったたけしのおかげで一度歌を披露するが、ストリッパーだと自覚する。
最後は成功したツービートを見ていて、フランス座から出て子供がいる普通の主婦となった。

ビートきよし(演:土屋伸之)

お笑いコンビ「ナイツ」のメンバーで、長編映画デビュー作となります。

深見の弟子の一人。フランス座で深見のコントに登場していたが、外で勝負したい為に辞めていた。

そのおかげでたけしが舞台へ上がる事になって、ここから急激に成長させる遠因を作ってくれた。
なかなか芸人として芽が出ず、コントで人気を博していたたけしと漫才コンビを組む事になる。
浅草で人気を博す漫才師となって、テレビ出演でネタを強行した事によって上り調子となった。
最後は「ツービート」として第一次漫才ブームを牽引し、漫才師として絶大な地位を築いた。

井上(演:中島歩)

代表作に『グッド・ストライプス』、『サタデー・フィクション』などがあります。

深見の弟子の一人。作家志望。フランス座の中では機材などを担当してストリップショーをサポートする。

たけしが芸人として舞台にあがると、コントの台本を書く担当になって二人で相談をしていた。
台座が壊れて工学部だったたけしが修理すると、彼がタップダンスをしてライティングをした。
その後もたけしと一緒にコントの相談をしていて、目をかける師匠と何度か食事をしていた。
最後は師匠がフランス座を経営できずに畳んでしまうと、結果的にどうなったのか不明となる。

高山(演:古澤祐介)

代表作に『ボーイズ・オン・ザ・ラン』、『闇金ドッグス』などがあります。

深見の弟子の一人。フランス座で進行係として働く。芸人を目指すが、基本的に雑用係をしている。

たけしの先輩として色々と面倒をみていたが、彼が進行係になると仕事について説明をしていた。
舞台では基本的にたけしと組んでコントをしているが、あまり出しゃばらず現状に満足する。
たけしがフランス座を辞めると申し出た時に同席していて、テレビの時代と言われて驚いていた。
最後は師匠がフランス座を経営できずに畳んでしまうと、結果的にどうなったのか不明となる。

東八郎(演:尾上寛之)

代表作に『スクールウォーズ・HERO』、『パッチギ!』などがあります。

深見の弟子の一人。フランス座を出てから芸人としてテレビに出演して人気を博している。

久しぶりに師匠と再会を果たすが、現状報告したが、フランス座の経営難について聞いていた。
自分の弟子に工場で人手が足りないとして、劇場では食っていけないと仕事を斡旋すると話す。
当然のように師匠から劣化の如くブチ切れられるが、たけしについて心配していると聞いた。
最後は師匠が火事によって死亡し、葬式でたけしに会うと、実力を買っていた事を伝えた。

麻里(演:鈴木保奈美)

代表作に『Let’s豪徳寺!』、『愛と平成の色男』などがあります。

深見の妻。フランス座で踊り子をやっていた。今では座長の夫に変わって経営を支えている。

元々はストリッパーとして活躍していたが、今ではほぼ引退状態で経営に力を入れている。
テレビの台頭によって劇場の立場が危うくなっていて、金を借りてなんとか維持をしていた。
芸者となって劇場を支えようとして体を壊すが、あくまで夫が舞台で活躍するところを願った。
最後はたけしがフランス座を出た後に夫が売り払い、結局は体を壊したせいで早くに亡くなる。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作はビートたけしの同名小説を劇団ひとりが監督と脚本を務めて実写映画化しています。
この作品はNetflixにて独占配信しているにも関わらず、かなりの高い評価を受けています。
第一次漫才ブームを担った「ツービート」の存在は知っているけど、実際に彼らの漫才は世代じゃない事もあってよく知らない。
ただ、ビートたけし及び北野武は良く知っていて、漫才師というより大御所の芸人というイメージが強いです。
本作ではそんなビートたけしが成功を掴むまでのサクセスストーリーとなりますが、それ以上に師匠である深見千三郎の存在が大きい。
ハッキリ言って、今いるビートたけしの原点が深見千三郎であり、彼が持っていた芸人としての矜持が本当に素晴らしいです。
ビートたけしが良く口にしている「芸人だよ、馬鹿野郎」という言葉は、まさに深見千三郎の言葉だと分かります。
何より深見千三郎という師匠はビートたけしが本物である事をいち早く見抜いていて、その為に自分が持っているすべてを教える姿勢がスゴイです。
しかしながら、そこには直接的なやり方ではなく、まさかに江戸っ子という感じの接し方がまた良かったりします。
口が悪くても人情で弟子たちの面倒をよく見ているが、それは今のビートたけしに通じるところがあると感じました。
本作はビートたけしと師匠の深見千三郎の物語であって、決してツービートの凄さを伝えるモノではないです。
いわゆる伝記映画であるので、これを見誤ってしまうと期待ハズレになるが、しっかりと理解すれば本作は良作だと分かります。
深見千三郎を演じた大泉洋とビートたけしを演じた柳楽優弥の両者は、師匠と弟子の関係性を上手く表現していたと思います。

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