【クラシック・ホラー・ストーリー】VD-578

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洋画

作品データ

公開年月 2021/07/01
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ロベルト・デ・フェオ、パオロ・ストリッポリ
脚本 ルチオ・ベザーナ、ダヴィド・ベリーニ、ほか
製作 イギニオ・ストラッフィ、マウリツィオ・トッティ、ほか
製作国 イタリア
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

インターンをしているエリサは、中絶手術を受ける為に相乗りアプリでファブリツィオが運転するキャンピングカーに同乗する。
キャンピングカーが道端にあったヤギの死体を轢く寸前にファブリツィオが止めて、車が木に衝突して一行は気絶してしまう。
目を覚ましたエリサたちは見知らぬ森の中央にいて、不気味な家を前にして過去に行われた悲惨な生贄の儀式を知っていくのだった。

登場人物&出演者

エリサ(演:マチルダ・ルッツ)

代表作に『ザ・リング/リバース』、『REVENGE/リベンジ』などがあります。

主人公。相乗りアプリでファブリツィオのキャンピングカーに乗る。中絶手術の為に実家へ帰ろうとする。

ファブリツィオが映画監督志望で付き合っていたが、気乗りしないような状態になっている。
キャンピングカーが知らない森の中に入り、不気味な家でファブリツィオから伝説を聞く。
乗り合わせた人たちが不気味な農民たちの犠牲となり、ファブリツィオの指示で捕まった。
最後はマフィアの仕業だと知って、ブチ切れキアラとファブリツィオを殺して入水自殺する。

ソフィア(演:ユリア・ソボル)

代表作に『インビジブル・スクワッド/悪の部隊と光の戦士』、『レガシー・オブ・ライズ』などがあります。

相乗りアプリで同乗していたカップルの女。ウクライナ出身でアメリカでマークと出会っている。

軽い調子のマークに対して一緒に楽しんでいて、基本的に世界中を旅したいと思っている。
ヤギを避けたせいで木に衝突し、マークが大ケガを負うとリカルドの指示で応急処置する。
家に地元民が乗り込んでマークを助けられず、そのまま殺されて誰よりも悲しんでいた。
最後は生贄の儀式をする地元民に捕まって、目をくり抜かれ、喉を切り裂かれて死亡した。

マーク(演:ウィル・メリック)

代表作に『アバウト・タイム/愛おしい時間について』、『モダンライフ・イズ・ラビッシュ/ロンドンの泣き虫ギタリスト』などがあります。

相乗りアプリで同乗していたカップルの男。オーストラリア出身でソフィアと気ままにイタリアを旅していた。

軽い気持ちで楽しんでいて、ファブリツィオが用意していたビールをみんなに勧めていた。
調子に乗ってキャンピングカーの運転をしていくが、ヤギを轢きそうになって木に衝突する。
左足を骨折してファブリツィオに文句を言うと、不気味な家に避難して一夜を過ごした。
最後は生贄の儀式をする地元民が現れると、両足首を折られ、両目をくり抜かれて殺された。

リカルド(演:ペピーノ・マッツォッタ)

代表作に『黒の魂』、『ファイナル・リベンジ』などがあります。

相乗りアプリで同乗していた中年の男性。医者となっていて、妻と娘に会おうとしている。

気楽に映画の撮影をするファブリツィオに気乗りせず、マークが差し出したビールを飲んだ。
キャンピングカーが木に衝突して目を覚ますと、知らない場所にいて抜け出そうと行動する。
その正体は医療ミスで懲戒免職となって、故郷にいる母親の元でひっそり暮らそうとした。
最後は生贄の儀式をする地元民に捕まって、耳を削がれて、そのまま喉を切り裂かれて死亡。

ファブリツィオ(演:フランチェスコ・ルッソ)

代表作に『Classe Z』、『Il Regno』などがあります。

相乗りアプリで同乗者をキャンピングカーに乗せていた。映画監督志望で同乗者たちを撮影している。

ビールまで用意して楽しい時間を過ごすが、マークがヤギを轢きそうになって止めていた。
目を覚ますと不気味な家の前にキャンピングカーが止まり、過去にあった伝説を話していた。
その正体はマフィアの一員で、何も知らない人間を殺して動画にして配信で儲けていた。
最後はすべてを知ったエリサがブチ切れ、ショットガンによって頭を吹き飛ばされてしまう。

キアラ(演:アリダ・バルダリ・カラブリア)

代表作に『ドッグマン』、『Pinocchio』などがあります。

不気味な家の屋根裏で藁の籠に捕まっていた少女。舌を抜かれて言葉がしゃべれず、エリサたちに見つかった。

地元民たちがやって来てマークが殺され、リカルドにより外に出されるとエリサに抱きつく。
助けを呼ぶ為に外へ出ていくが、道路を見つける事ができずエリサに日記を見せて筆談した。
その正体はマフィアの一人で舌がないフリをして、ファブリツィオよりも立場が上だと発覚。
最後は真実を知ったエリサがブチ切れると、外に出ようとしてショットガンに撃たれ死亡。

市長(演:クリスティーナ・ドナディオ)

代表作に『コマンドー・レオパルド』、『堕ちた希望』などがあります。

地元のマフィアを支えている。ファブリツィオやキアラから母親として生贄の儀式に参加している。

食事の席に無理やり参加させられたエリサを見て、映画の為に素晴らしい演技と褒めていた。
なんとか助けを乞うエリサに耳を一切貸さず、地元民たちに対して強い支配力を見せる。
最後はエリサに説明を求められても一切答えず、迎えに来た保安官のパトカーで帰っていく。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
Netflixが多くのオリジナル映画を作っていますが、イタリア映画は初めてとなります。
滅多に見ない国が映画を作っていますが、イタリアこそ古くから多くの作品を作っている老舗と言えるだろう。
そんな本作はタイトルにも「クラシック・ホラー」となっていて、古典的なホラー映画を展開しています。
どこかで見たような設定が盛り込まれていて、ホラー映画をよく見る人なら分かるような王道の構成になっている。
そこに今の時代らしくメタ的な要素を盛り込んでいて、実はマフィアが映画を作って動画配信で金儲けをしている仕組みという。
ネタバレされると面白くないけど、古典的なホラーを踏んでいるから新鮮味に欠けていて、三人の騎士の伝説もまた適当な設定すぎた。
どうせやるならば、徹底した設定とイタリア映画らしくゴアなスプラッターシーンを入れるべきでした。
なぜか本作はメタ要素を含んでいる的な展開にしてしまったせいで、どこか自虐的で予防線を張っているようにしか見えない。
古典ホラーの要素を使っているので、それで分かってくれというのは作っている側の都合で鑑賞する側には関係ないです。
これで面白ければいいけど、残念ながら特筆した登場人物や構成がなく、強烈なインパクトを生むシーンもありません。
そこに製作側の都合を理解してくれという演出をされると、どこに面白さがあるのかまったく伝わってこないです。
上手く映画の手法を使おうとしているだろうけど、残念ながら面白さに反映しておらず、ラストはなんだかグダグダな展開になっていたと思う。
それと、欧米は本当に聖書を引き合いに出してくるのは好きなようで、主人公は聖母マリアを思わせる設定も日本人だと理解しにくい。
ラストもまた聖書っぽい引用がされていて、理解しにくいので、最近はこういう抽象的な作品はあまりにも食傷気味になっています。

コメント

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