【ネメシス】VD-437

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洋画

作品データ

公開年月 1992/12/26
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 アルバート・ピュン
脚本 レベッカ・チャールズ
製作 トム・カーノウスキー、エリック・カーソン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

2027年のロサンゼルス、地球上は荒廃し、人工臓器の開発により負傷した身体をサイボーグ化する事が普通になっていた。
ある日、ロボット工学関連の犯罪専門のロサンゼルス警察のアレックス・レインは、データチップを盗んだ女性サイボーグを葬った直後、仲間のテロリストと銃撃戦を繰り広げる。
その際にテロリストたちは人類の未来を守る為に戦っていると聞かされ、重傷を負ったアレックスは身体の大半をサイボーグ化して復帰するのだった。

登場人物&出演者

アレックス・レイン(演:オリヴィエ・グラナー)

代表作に『ヴェロシティ・ラン』、『ショウダウン/不死身の弾丸』などがあります。

主人公。ロサンゼルスの刑事。ロボット工学関連の犯罪専門。身体の一部をサイボーグ化。

娼婦のサイボーグを射殺するが、取引相手のテロリストに銃撃されて重傷を負ってしまう。
長い治療とリハビリで復活し、復讐を果たすが、心臓に爆弾があって利用されてしまう。
ハンマーヘッズに警備プランを売ろうとするジャードを追うが、人間を助けると知っていく。
最後は長官に化けたサムを破壊し、ボロボロになるが復活して、残党を狩って次の旅へ出る。

アンジー=リブ(演:ケイリー=ヒロユキ・タガワ)

近年の出演作に『リトル・ボーイ/小さなボクと戦争』、『ショウダウン/不死身の弾丸』などがあります。

シャングルーのホテルをナワバリにする男。アレックスを知っていて挨拶する為に来た。

仲間と無防備だったアレックスを襲撃するが、心臓に爆弾があると知ってさっさと退散。
ジュリアンから長官の正体を知ったアレックスと再会し、協力するように話を持ちかける。
その正体はハンマーヘッズのリーダーで、ジャードのデータを受け取って対抗しようとする。
最後は長官に扮したサムたちの奇襲され、アレックスにデータを手渡して殺されてしまう。

マックス(演:マーレ・ケネディ)

代表作に『スイッチバック/追跡者』、『パーフェクトストーム』などがあります。

シャングルーのホテルにいた若い女性。ずっとアレックスの様子を外から監視していた。

長官が部下のサイボーグを引き連れてアレックスを襲撃し、ピンチのところで助け出した。
アンジーの前に連れて来るが、実はアレックスに娼婦の姉を殺されて恨みを持っていた。
アンジーが殺されてしまうが、アレックスの考えが分かると、恨みを忘れて協力していく。
最後は長官に扮したサムを倒したアレックスを復活させ、サイボーグを狩る仲間となった。

ジュリアン(演:デボラ・シェルトン)

代表作に『エーゲ海の伝説』、『ダーク・シャドウ』がある。

ジャードと行動していた女サイボーグ。情報屋のビリーに助けられ、アレックスを警戒する。

ビリーからアレックスの情報を手に入れるが、単なる薬物中毒者に見えてガッカリする。
ビリーが市警の犬と見抜いていて排除し、アレックスと合流してジャードのデータを渡した。
アレックスを逃す為に襲撃してきたサムの部下と銃撃戦を繰り広げ、不意打ちで破壊される。
最後は長官に扮したサムに両目を潰され、ジャードのデータを渡したと話し破壊された。

ジャード(演:マージョリー・モナハン)

代表作に『H・E・L・P/ハーレム特殊救助隊』、『スペース・レンジャーズ』シリーズなどがあります。

囚人だったアレックスを刑事に仕立てた一人。放浪するアレックスを見つけて連れ戻す。

結局は刑事に戻る事を拒まれてしまい、その後は自身も仕事を辞めて警備プランを盗んだ。
当初は市警を裏切ったとアレックスが聞かされるが、データとなって彼に真実を話した。
人類を殲滅しようとするサムの暴走を止めるべく、ハンマーヘッズに協力させる主張をした。
最後はハンマーヘッズのアジトに送り届けられ、アレックスに心があると言って別れた。

ファーンズワース長官/サム(演:ティム・トマーソン)

代表作に『トランサーズ/未来警察2300』、『Trancers』シリーズなどがあります。

ジャードとともに囚人だったアレックスを刑事にした上司。アレックスの腕を高く買う。

重傷から立ち直り、復讐の旅から闇社会に入って薬物中毒となったアレックスを見つけ出す。
ジャードが裏切って大統領と総理大臣の会合での警備プランを奪われ、取り戻そうとする。
その正体はジャードの相棒だったサムで、人類の殲滅を企んでハンマーヘッズの探していた。
最後はジャードのデータを狙ってアレックスを襲撃するが、返り討ちに遭って破壊された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はシリーズとして5作目まで作られているようです。
残念ながら初めて知った映画であり、シリーズ物という点でショックを受けている。
シリーズは長く続いていますが、残念ながらオリジナルビデオなので内容は微妙だろう。
そもそも、本作は低予算のB級映画として作られており、監督を務めるアルバート・ピュンは早撮りとしても有名である。
本作は近未来のSF映画でありながら、舞台が廃墟かジャングルだけで未来の世界という感じがまったくしません。
やはり、限られた予算しかないので、あるモノを工夫して使うしかないというのが伝わる。
その際たるシーンは冒頭で主人公がテロリストたちと銃撃戦を繰り広げるところで、実は『ターミネーター2』で未来の戦争を描いた場所をそのまま使っているようです。
このように本作は早撮りのアルバート・ピュン監督と言っても、相当苦戦したのは言うまでないだろうと思います。
それに加え、最終の編集段階でアルバート・ピュン監督はクビにされてしまい、彼の思い描いた内容と大きく変更されたようです。
後半のほとんどが銃撃戦になっているのはそのせいで、肝心なストーリー展開はかなり蔑ろにされて噛み合わない状況になりました。
それでも、サイボーグ同士の面と向かっての銃撃戦はインパクトがあって、お互いが動かなくなるまで弾を食らわせるのは迫力がある。
本作では主要キャストに有名な役者がおらず、単純な銃撃戦が多くなったせいでメジャーな作品とは言えないと思います。
本作は『ブレードランナー』を目指しているかもしれないが、結局は予算の問題が大きくなってしまってこのような物語になっただろう。

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