作品データ
公開年月 | 2013/11/02 |
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ジャンル | SF/ホラー |
原作 | なし |
監督 | デヴィッド・チョレワ |
脚本 | ヴィンセント・ジュール |
製作 | デヴィッド・チョレワ、ジュリアン・デュナン |
製作国 | フランス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
10年前にハレー彗星が地球に最も接近した日に両親が惨殺され、一人息子のクリスはそれ以来、トラウマとして心に大きな傷を負っていた。
今年も10年前の同じ日に彗星が地球に接近していたが、パリ市内では記念してイベントが開催されると突如として人々は奇妙な行動を取って凶暴化してしまう。
クリスは惨劇の場所となったパリ市内から脱出しようとジョンとともにサバイバルを決心し、ついに彗星が地球へ到達しようとするのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『シッチェス国際映画祭』にてプレミア上映された作品となります。
この作品は長編映画デビュー作となるデヴィッド・チョレワが監督を務めています。
唯一褒められる部分は変異した人間の顔面がドロドロに溶けていくシーンと、殺される人間のグロテスクさだけでした。
75分という非常に短い作品となってくるので、やれる事が限られていて、よほどの脚本じゃない限り難易度が高いです。
基本的に映画に限らず、短い作品というのはブラッシュアップをしないと、中身のないモノになってしまう。
本作は超低予算で作っている作品となっているが、どう見ても草案レベルの何がしたいのか分からない作品でした。
序盤では主人公の悲劇を描いているが、これが物語のメインになっておらず、ハッキリ言って意味がなかったです。
次に隣人との関わりを持たそうとしているが、これもドラマを作る意味でも強引すぎて描写n無駄が多すぎました。
ようやく物語が動き出すのは37分となっていて、ちょうど半分のところになるが、それまでが無駄に長い。
どうせメインのストーリーと関わってこない描写なので、単純に主人公たちが変異した人間から逃げるだけでも良かったかもしれない。
それぐらい掴みに失敗していて、結果的にストーリーとしても上手く活用されず、何がしたいのか分からない。
本来の説明を放棄してしまっているので、彗星による寄生体の意味が分からず、ただ寄生された人間が暴れているだけでした。
これほど中身のない作品となったが、そこはフランス映画だから意味のないロマンスを入れてくるところが痛すぎる。
それに不自然な流れが多すぎるし、ご都合主義にもなっていないぐらい唐突すぎるシーンが何度もあって笑うにも笑えない。
こんなゴミみたいな映画で金を取ろうとする精神がすさまじく、これをレンタルしてしまった事に残念さしかなかった。
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