【スリー・フロム・ヘル】VD-697

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洋画

作品データ

公開年月 2019/09/16
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ロブ・ゾンビ
脚本 ロブ・ゾンビ
製作 ロブ・ゾンビ、マイク・エリオット、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

キャプテン・スポールディング、オーティス、ベイビーのファイアフライ一家は警官隊の銃撃で逮捕されていた。
裁判の結果、キャプテン・スポールディングは死刑となり、オーティスとベイビーは刑務所に収監されていた。
オーティスの腹違いの兄弟フォクシーの協力を得て、オーティスとベイビーは脱獄し、三人は血まみれの逃避行をしながらメキシコを目指すのだった。

登場人物&出演者

オーティス・ドリフトウッド(演:ビル・モーズリー)

近年の出演作に『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』、『アンビュランス911』などがあります。

ファイアフライ一家の一人。逃亡していたところを警察官の銃撃を受け、20発を受けて瀕死状態になっていた。

ベイビーやスポルディングと同じく後遺症なく復活すると、テレビに向けてサタンだと主張。
フォクシーのおかげで脱獄すると、ベイビーを脱獄させる為に所長を使って成功させた。
メキシコで楽しんでいたが、父親の復讐に燃えるアクエリアスの手下とタイマン勝負した。
最後はセバスチャンのおかげで逆転し、アクエリアスを棺桶ごと燃やして立ち去っていった。

ベイビー・ファイアフライ(演:シェリー・ムーン・ゾンビ)

近年の出演作に『31』、『ローゾ・オブ・ゼイラム』などがあります。

ファイアフライ一家の一人。オーティスやスポルディングと逃亡して、20発の弾丸を食らって瀕死状態になっていた。

オーティスやスポルディングと同じく奇跡的に復活を果たし、仮釈放の面会で暴れてしまう。
所長を使ってオーティスたちのおかげで脱獄し、勝手に殺しをするせいでメキシコへ行く。
セバスチャンと仲良くなったおかげで彼に何度か助けられるが、アクエリアスに捕まった。
最後はセバスチャンのおかげで反撃に繰り出し、アクエリアスを棺桶ごと燃やして立ち去った。

フォクシー・コルトレーン(演:リチャード・ブレイク)

近年の出演作に『トレマーズ/地獄島』、『リズム・セッション』などがあります。

オーティスの腹違いの兄弟。過去に何度か犯罪を起こしていて、別名を“ミッドナイト・ウルフマン”とも呼ばれている。

野外作業に出ていたオーティスの元にやって来ると、囚人や看守を皆殺しにして脱獄させた。
1ヶ月に渡る逃亡生活でオーティスの指示に従って、ベイビーを脱獄させる計画を聞いた。
オーティスと所長の家を襲撃し、ベイビーが脱獄させ、喜んで殺戮をしてメキシコへ逃げた。
最後は黒サタンに捕まるが、セバスチャンの裏切りで反撃して、オーティスたちと生還した。

キャプテン・スポールディング(演:シド・ヘイグ)

晩年の出演作に『ローゾ・オブ・ゼイラム』、『ダーク・ムーン・ライジング』などがあります。

ファイアフライ一家の一人。ピエロの姿で何人も殺害するが、警察官の銃撃で20発も食らって瀕死状態になっていた。

数ヶ月の治療によって奇跡的に復活を遂げると、今度は長い裁判によって死刑が確定する。
以前のような覇気がなくなっていたが、ジャーナリストとのインタービューで狂気を見せる。
最後は死刑が執行されたニュースが報道されると、オーティスやベイビーより先に死亡した。

グレタ(演:ディー・ウォレス)

代表作に『サランドラ』、『E.T.』などがあります。

女性刑務所の看守。最初からベイビーに対して危険視していて、他の囚人よりも特別な視線を持っている。

ベイビーが仮釈放する面会の際に同行するが、急に暴れた彼女により鼻柱を折られてしまう。
ケガのお返ししようとベイビーを連れ出し、女囚たちに襲わせるも逆に倒されて慌てた。
ベイビーが自分の名前を言わなかった事に調教の成功と話すが、すべて見抜かれていた。
最後は所長がベイビーを逃がそうとしたところに来ると、後ろから首を締められた死亡した。

ハーパー所長(演:ジェフリー・ダニエル・フィリップス)

代表作に『ローゾ・オブ・ゼイラム』、『31』などがあります。

刑務所の所長。死刑囚となっているキャプテン・スポールディングを含めたファイアフライ一家を収容している。

インタービューでスポルディングは無害と話し、オーティスとベイビーは危険と説明した。
フォクシーのせいでオーティスが脱獄し、テレビで笑い者になっている事に憤慨していた。
逃亡中のオーティスとフォクシーに妻たちを人質に取られ、ベイビーを脱獄する手伝った。
最後は家に帰ってオーティスたちの虐殺が始まり、反撃するも敵わずに妻もろとも殺された。

セバスチャン(演:パンチョ・モラー)

代表作に『最狂トワイライト』、『31』などがあります。

メキシコの国境にある町でモーテルなどを経営するカルロスの部下。小人症で片目をアイパッチで隠している。

モーテルへやって来たオーティスたちをカルロスと出迎えると、娼婦たちの名前を口にする。
翌日になってベイビーの部屋に朝食を持ってくると、彼女と気が合って特別な感情を持つ。
黒サタンの登場でベイビーに警告し、油断していたオーティスの元に言って警告をしていた。
最後は捕まったベイビーたちを助け出すが、アクエリアスの手下による銃撃によって死亡。

カルロス(演:リチャード・エドソン)

代表作に『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ドゥ・ザ・ライト・シング』などがあります。

メキシコの国境にある町でモーテルやバーを経営している。市会議員、消防士、警察官、葬儀人となんでもやっている。

モーテルを訪れたオーティスたちを快く出迎えると、彼に取っておきの部屋を用意していた。
実は彼らの正体を知っていて、父親の復讐をしたいアクエリアスに大金との取引をした。
アクエリアスが手下を引き連れてくると、約束の金を受け取ってアメリカに行こうとした。
最後は反撃に出たオーティスが車に乗り込まれると、抵抗できずに蜂の巣にされて死亡した。

アクエリアス(演:エミリオ・リヴェラ)

代表作に『エル・カミーノ・クリスマス』、『ヴェノム』などがあります。

メキシコの国境にある町で有名な殺し屋「黒サタン」のボス。父親を殺したオーティスに復讐心を持っている。

カルロスが自分のモーテルにオーティスたちを泊めている連絡を受けて、手下を引き連れる。
黒い棺桶を3つ用意してカルロスのモーテルに到着し、手下にオーティスたちを捕縛を指示。
フォクシーを捕まえ、次にベイビーを捕まえ、オーティスと手下を戦わせるようにした。
最後はセバスチャンの裏切りでオーティスたちの反撃を受け、棺桶ごと燃やされて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2020』にて上映されています。
この作品はロブ・ゾンビ監督による『マーダー・ライド・ショー』シリーズ3作目となります。
『マーダー・ライド・ショー』シリーズはカルト的な人気を博していて、好きな人は好きな作品だと言えます。
逆に言ってしまえば、それ以外の人にとって受け付けない部分があって、本作はシリーズのファンに向けた作品になっています。
タイトルにあるように本作はシリーズで活躍するオーティスとベイビー、それに本作から加わったフォクシーの事を指しています。
彼らは人を殺す事に対して罪の意識は一切なく、あくまで自分たちが神のような存在だと信じているような立ち振舞いをしている。
オーティスは自信たっぷりで自分こそがサタンだと思っていて、一方のフォクシーも犯罪者として有名になって楽しんでいた。
紅一点となるベイビーに至っては刑務所の時から言動が危険でありながら、実は冷静に相手の心理状況を把握している抜け目ないところがあります。
このように強烈な個性を持つ三人が逃避行をしていきますが、それに巻き込まれた人間は誰一人として生きて帰る事ができません。
あくまで本作は映画として考えると面白いと思いますが、現実に考えると世間に迷惑しかかけていないような人たちです。
これは映画だから許されるキャラクターであり、彼に対して憧れを持つのはまったく違う意味を持っていると思います。
三人のやる事について称賛するところはなく、自分勝手な立ち振舞い社会から逸脱していて、本来なら罰せられるべき存在です。
映画としての娯楽性はちょっとばかり低く、カルト映画だから許される部分があるけど、テンポはそこまでよくありません。
バンドマンであるロブ・ゾンビが監督と脚本なので、物語の途中で挿入される歌についてもテンポも悪くなっていると感じました。
これでシリーズを完結すると思いますが、あくまで本作はコアなファンに向けた作品であり、万人受けするような内容じゃなかったです。

コメント

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