【アメリカン・ゾンビランド】VD-932

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あ行

作品データ

公開年月 2020/02/18
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 ジョージ・ベネット
脚本 ジョージ・ベネット、クリストファー・デマリア、ほか
製作 ジョージ・ベネット、ブレイブ・マシューズ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

テキサス州の小さな町コーシカナで、映画監督志望のサムはゾンビ映画を作り、映画祭に出品すると入選したと自慢していた。
入選を祝う為のパーティーが開催されるが、実は落選していて作品が酷評されていたとバレてしまい、サムは英雄から一転して負け犬のレッテルを貼られた。
自暴自棄になったサムは泥酔して翌日目が覚めると、街中はゾンビにあふれており、チャンスだとして彼は本物のゾンビ映画を作るのだった。

登場人物&出演者

サム・ペンターガス(演:デイヴ・ミュッセン)

代表作に『Trafficked』、『Dot Ave』などがあります。

主人公。映画監督志望の映画オタク。ゾンビ映画が入選したと勘違いし、手紙を読むと落選していた事実を知る。

母親が大々的にパーティーをやって後に引けなくなるが、手紙がバレて負け犬と呼ばれる。
仲間とバイトでペンキ塗りしているとゾンビ化した雇い主を観て逃げ出し、状況を把握する。
ゾンビを使って映画を撮ろうとして指示をして、みんなを逃がす為に英雄的な行動に出た。
最後は映画が世界的に認められ、同時に英雄的な称賛を与えられてハリウッドに招かれた。

パム(演:サマンサ・ウォーカー)

代表作に『Ghost Story Chronicles』、『Leaves of the Tree』などがあります。

サムの友人で小学校の教師。サムのゾンビ映画が入選した事で誰よりも喜び、彼の作品を子供たちに観せていた。

入選パーティーに参加してサムの功績を称えるが、ウソだと言われて一人だけガッカリする。
サムたちがアルバイトに出る間、彼の家がメチャクチャになっていて掃除を勝手にしていた。
ゾンビパンデミックが発生してサムたちが家に来ると、一緒に行動して彼を心配していた。
最後はサムの英雄的な行動で助かると、ゾンビの発生を抑えた英雄の一人として感謝される。

ポッパー/スティーヴ・ポポロプシス(演:ジョニー・ダウアーズ)

代表作に『ラスト・キャッスル』、『ザ・チェイサー/真実の瞬間』などがあります。

サムの友人。整備工場で働いている。下品で女を見ると下ネタを連発する。妻から離婚を言い渡されてモヤモヤする。

アルバイトで壁のペンキ塗りをしていると、雇い主がゾンビ化するもビールを忘れていない。
ゾンビを使って映画を撮ろうとするサムに同意して、バーで彼の演説をお膳立てしていた。
実際に撮影が始まるとカメラマンとして活躍し、随所で下品な発言を態度をしっかり見せる。
最後はサムの英雄的な行動で助かると、世界を救った一人として感謝されるようになった。

ティボ(演:ブライアン・ハンディー)

代表作に『Rocky Road』、『Starf*cker』などがあります。

サムの友人でジョジョと「忍者道場」をやっている。アジア被れで、何事もアジアっぽい事を例に出している。

アルバイトで壁のペンキ塗りしていると、ゾンビ化した雇い主を見かけてみんなで逃げ出す。
ゾンビを使って映画を撮ろうとするサムを家に戻し、パニック状態のジョジョを無視する。
小学校に来るとジョジョと設定を思い出し、忍者っぽい事をしてサムの指示に従っていた。
最後はゾンビたちを倒した事でサムが英雄視されると、世界から感謝される一人になった。

ジョジョ(演:ベンジャミン・チェンバレン)

代表作に『Beautiful Prison』、『Camp Manna』などがあります。

サムの友人でティボと「忍者道場」をやっている。サムのゾンビ映画に出演してアクションシーンを担当している。

アルバイトで壁のペンキ塗りしていると、雇い主がゾンビ化してサムたちと逃げ出していた。
サムの家まで逃げると、警察を頼ろうとしてティボに道場の家賃滞納を言われると諦めた。
バーに逃げ込むとパニック状態だったが、小学校に行くと落ち着きティボと設定を思い出す。
最後はゾンビたちを倒した事でサムが英雄視されると、世界から感謝される一人になった。

ホレイショ(演:アーロン・デヴィッド・ジョンソン)

代表作に『ブラッディ・スクール』、『事故物件/身も凍る執念』などがあります。

映画監督を目指しているサムのライバル。変な服や帽子というファッションで、サムのゾンビ映画が入選した事を妬む。

入選パーティーに参加してサムの作品を酷評して、落選していた事を知って言いふらした。
ゾンビパンデミックが発生してバーに逃げ込み、外で起きていた事をスマホで録画していた。
サムが町でゾンビ映画を撮ろうとする中、ライバルらしくスマホで対抗しようとしていた。
最後は噛まれてゾンビ化すると思っていたら、ケーキを食べておらずゾンビにならずに済む。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は超低予算で作られたアメリカのゾンビ映画となります。
この作品は監督、共同脚本と製作をと務めるジョージ・ベネットにとってデビュー作です。
超低予算のゾンビ映画という事で最初から期待していなかったけど、それ以上に内輪ネタが過ぎて余計につまらないパターンでした。
コメディのゾンビ映画というのはどれぐらい振り切れるか、よほどの脚本じゃない限りほとんどがゴミのような出来になります。
そんな本作では主人公の設定としてゴミのようなゾンビ映画しか作れず、入選したというウソがバレて町で笑い者になるような感じです。
これは本作におけるブラックジョークとして使っていますが、残念ながら笑えないぐらい面白さが微塵のないゴミ映画でした。
こういう作品に出てくる登場人物たちは総じて下品で知性の欠片もないが、その代わりとして何か魅力があるはずです。
しかし、本作は単なる下品を具現化した人間、知能が猿並みに退化した背景のような人物など、どれを取っても魅力的なキャラクターはいません。
主人公もゾンビパニックを使って映画を撮るアイデアについても、巨匠ジョージ・A・ロメロがすでに『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』でやっているから勝てません。
唯一、本作でオリジナリティを出そうとしたデブのゾンビたちだが、こちらもメインにせず取って付けたような設定にしているから意味がありません。
世の中に出回っている超低予算のコメディ的なゾンビの設定をそのまま使い、センスの欠片もない三流の演出と脚本しかできない作品となりました。
ここまでつまらなくできるのは逆にすごい事であり、特にあれだけのエキストラを集められただけの才能だけは認めるしかありません。
監督を務めるジョージ・ベネットは映画のセンスがなく、出演者たちも記念に映画出演しただけも良かったと思います。

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