【刺客】RE-3838

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作品データ

公開年月 2022/05/13
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ダニエル・リー
脚本 ダニエル・リー、ラヴィーン・ヤン
製作 チャン・ザオ
製作国 中国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

暗殺が世を動かしていた時代、暗殺者集団「離恨谷」は覇権を握る為に必要な宝の在り処が記された地図を巡る争いに巻き込まれていく。
離恨谷が誇る四大刺客の一人“青の修羅”ユアンは、地図が原因で虐殺された一族の仇を討つべく修行を重ねていた。
しかし、復讐を果たす為に谷の掟を破った事で、暗殺者たちから追われる身になるのだった。

登場人物&出演者

ユアン(演:ウィリアム・フォン)

代表作に『ドラゴン・ブレイド』、『おじいしゃんはデブゴン』などがあります。

主人公。暗殺者集団「離恨谷」の四大刺客の一人で“青の修羅”と呼ばれる。戦いで右手を失うも修羅の手を与えられた。

宝の地図を取り戻す任務に首を突っ込んで、シェンシェンから奪って谷の裏切り者になった。
シェンシェンと一緒に逃げていると、ホア夫人や東桑王に雇われるような流れになっていく。
師匠の死から真の黒幕が金鑼太歳でチョウ総統と分かり、実は策略を仕掛けていると説明。
最後は金鑼太歳と対決してギリギリで勝利すると、谷を世の為に立て直すと誓い残っていた。

シェンシェン(演:ジーナ・ジン)

代表作に『S.W.A.T.』、『Invisible Fist』などがあります。

幼い頃に両親に捨てられ「離恨谷」に拾われて育った。指示を受けて領主から宝の地図を奪う任務を帯びる。

無事に宝の地図の奪うとユアンがやって来て、裏切り者として一緒に追われる身となった。
黒無常たちの攻撃を受けながらも助かり、ホア夫人やチョウ総統との関係性を見せていく。
その正体は金鑼太歳と火舞天后の娘で、捨てられた理由を求めてユアンを利用していた。
最後は両親が亡くなって「離恨谷」が崩壊するが、立て直すユアンの話しを聞いて残った。

鬼愁判官(演:ワン・チンシャン)

代表作に『グランド・マスター』、『ドラゴン・クロニクル/妖魔塔の伝説』などがあります。

暗殺者集団「離恨谷」の刺客。現在は老齢の為に引退して、弟子であるユアンにすべての技を叩き込んでいる。

離恨谷の長から指示を受け、宝の地図を取り戻す任務とチョウ・チュアンの殺害を受ける。
愛弟子のユアンが宝の地図に関わらないようにして、彼が志願しても止めようとしていた。
南陵と東桑との会合で現れて暗殺を企てるも失敗して、ユアンに事情を説明しようと去った。
最後はユアンを待っていた場所で裏工作したチョウの手下が来て、そのまま殺されてしまう。

黒無常(演:ノーマン・チュー)

代表作に『チャウ・シンチーのキング・オブ・カンフー』、『ベルベット・レイン』などがあります。

暗殺者集団「離恨谷」の四大刺客の一人。陰陽傘を武器にする。黒い布を空中に放って触れた人間を殺害する技を持つ。

谷を裏切ったユアンを殺害するべくやって来ると、南陵の鉄騎兵の存在を感知して対処する。
ホア夫人にユアンたちが捕まってしまうが、離恨谷を全滅させる事を知って立ち上がった。
ユアンを裏切り者ではなく、谷を守る一人として他の刺客を説得して彼の策略に乗っていく。
最後は裏切った金鑼太歳の手下を谷の刺客たちと迎え撃ち、結果的に相討ちで死亡していた。

チャイ・カン(演:ジャック・カオ)

代表作に『新宿インシデント』、『The Crossing』シリーズなどがあります。

東桑親王。チャイ・シェンの弟。チョウ・チュアンを統領の座に据えている。宝の地図の助言をしていた。

宝の地図を取り戻す事に後手となった兄に苦言を呈して、その場から堂々と離れて行った。
裏では「離恨谷」と接触をして、敵対する東桑王とチョウ総統を殺害するように頼んでいた。
ユアンが宝の地図の地図を手に入れると、すべて仕掛けていた策略として彼の前に現れた。
最後は更に黒幕だったホア夫人が南陵の鉄騎兵を率いる中、黒無常にあっさり殺された。

チャイ・シェン(演:ケネス・ツァン)

代表作に『男たちの挽歌』、『007/ダイ・アナザー・デイ』などがあります。

東桑王。片足が悪く健康面に不満を持つ。宝の地図が他国に奪われそうになり、決断を迫られている状況にある。

チョウ・チュアンが一人で取り戻すと宣言を受けて、彼の身を案じるも頼るしかなかった。
無事に帰ってきたチョウに弟こそが裏切り者であると説明し、手紙を読んでいると見せた。
ユアンが宝の地図について取り戻すような事になり、直接やって来るとチョウ総統が止める。
最後は優位な立場からチョウ総統に任せるが、筆を喉に刺されてあっさりと殺されてしまう。

ホア夫人(演:サマー・シー)

代表作に『異聞/始皇帝謀殺』、『ロクさん』などがあります。

南陵王妃。王の為に自ら衣装を縫っている。宝の地図の噂を聞きつけると、暗殺者を送り込んで取り戻すと宣言した。

チャイ・カンが死んだ事を受けて鉄騎兵を率いて、ユアンたちを捕まえて協力を要請した。
ユアンたちに東桑王を殺害するべく策略を渡したが、夫も殺されてチョウとの関係性を暴く。
その正体は離恨谷の火舞天后だと判明して、シェンシェンの母親である事も判明していた。
最後はチョウ総統が国を選んだ事で絶望して、自害を遂げて恨みを抱えたまま死亡した。

チョウ・チュアン(演:フー・ジュン)

代表作に『レッドクリフ』シリーズ、『おじいしゃんはデブゴン』などがあります。

東桑の近衛軍統領。チャイ・カンのおかげで統領の座に就いている。宝の地図を取り戻す為に一人で向かうと宣言する。

宝の地図を持っている領主に渡すように話すが、離恨谷の刺客たちに襲われるも生き残った。
東桑王から南陵王を殺害する策略を持ち出されて実行するが、ホア夫人との関係が表面化。
その正体は「離恨谷」を束ねる金鑼太歳で、ユアンも策略を繰り出して表に出させていた。
最後はユアンと対決して機械仕掛けの鎧で優位になるが、破壊された事であっさり死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『のむコレ6』にて上映された作品となります。
この作品は『ブラックマスク』や『ドラゴン・ブレイド』で知られるダニエル・リーが監督と脚本を務めています。
さすがに武侠小説が元ネタになっているだけあって、冒頭からいきなり専門用語を連発させて初見の人を混乱させていきます。
こういうのは中国映画で良くある事なので特に不思議とは思わないが、それにしても冒頭から詰め込みすぎだとしか言えない。
武侠小説を読んでいないと世界観や登場人物の関係性が分からず、構わずに突き進んでいく感じが中国映画らしいと感じました。
それだけ設定を詰め込んでいるのに肝心となるストーリーが男女の愛憎劇であり、これもまた中国の武侠映画らしい印象を持ちました。
こういう作品では主人公の復讐劇だけに留めればいいのに、なぜか詰め込みたくなるのは少し欲張りだと思います。
そもそも、題材が映画よりもドラマシリーズの方が向いていて、かなり強引な詰め込み方になっていると感じました。
いろんな伏線を張って強引にすべて黒幕の仕掛けた策略という点、整合性を持たせているけど、全部は同じパターンだから驚きがない。
実はすべて裏工作をしていましたオンパレードになってしまい、誰が何を仕掛けても驚きが薄れるのも演出として良くなかったです。
アクションは機械仕掛けのギミックが出てくるけど、それを起動するシーンがイチイチ入ってくるからテンポが悪くなっている。
確かにオリジナリティはあるかもしれないけど、残念ながら肝心のCGの出来が今ひとつだから微妙な感じになっていました。
しかも、新たに出発する終わり方になっているので、やはり、本作は映画よりもドラマシリーズに向いている題材だと感じました。

コメント

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