作品データ
公開年月 | 2014/03/28 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | 深沢真一 |
脚本 | 深沢真一 |
製作 | 深沢真一 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
直人は別れた恋人で心霊スポットを取材する美香から、父親が遺した家の写真を見せてもらった。
何かありそうとして取材したいとお願いを聞いて、直人と美香、それに霊能力者の水口が現地を調査する為にやって来る。
家に入って早々に水口は悪い気を感じ取るが、それは直人の父親が恋人を殺害した過去との因縁に繋がり、地獄と化した家から決死の脱出を図るのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は監督、脚本、主演、製作などを務めた深沢真一による15年をかけたプロジェクト。
この作品は日本だけに限らず海外でもカルト的な人気を博し、国内や海外に向けてDVDやBlu-rayの発売されています。
日本版の「死霊のはらわた」と言われるほどゴアシーンに力を入れているが、全体的に超低予算で作られています。
海外にも進出しているが売上だで製作費の回収ができないようなので、本当に熱意と根気で作った自主制作映画という感じだろう。
確かに使っているカメラは意図的かもしれないが、実際に映像が相当荒くて90年代で撮影したとしても見づらいのは否めない。
しかし、これが足を引っ張るどころか、逆に作品の雰囲気を作り上げる効果が出ていて、映像が粗いからこそ味が出ていると感じました。
廃墟のような一軒家が主な舞台となり、登場人物も片手で数えるほど、上映時間も70分未満なのでメジャーな作品と比べてもスケールが非常に小さい。
予算もそこまでないからやれる事が限られるが、その中で深沢真一監督がどうしても作りたいモノを作ったと思います。
単なるインディーズの自主制作映画として片付けるのはもったいないし、だからと言って予算をつぎ込んだリメイクをするべきじゃない。
あくまで本作は本作で充分な魅力が出ていて、ゾンビの造形は確かにチープであっても、なぜか許せてしまう雰囲気を持っています。
中盤すぎまで主人公たちはゾンビによって振り回せるが、覚悟を決めて戦おうとする主人公が銃よりも筋肉で対抗しようとする姿は素晴らしい。
タイトルにも「マッスルビルダー」が付いているが、いつ発揮されるのか楽しみにさせて、しっかりと溜めてから出してくれています。
しかも、その演出は過剰と言ってもいいぐらいだが、それは求められているモノだと納得できる展開だったと思います。
この作品はもっと多くの人に認知して欲しいと思わせるぐらい、独特で味のある雰囲気を発揮している映画だと感じました。
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