【地獄の血みどろマッスルビルダー/完全版】RE-3812

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作品データ

公開年月 2014/03/28
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 深沢真一
脚本 深沢真一
製作 深沢真一
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

直人は別れた恋人で心霊スポットを取材する美香から、父親が遺した家の写真を見せてもらった。
何かありそうとして取材したいとお願いを聞いて、直人と美香、それに霊能力者の水口が現地を調査する為にやって来る。
家に入って早々に水口は悪い気を感じ取るが、それは直人の父親が恋人を殺害した過去との因縁に繋がり、地獄と化した家から決死の脱出を図るのだった。

登場人物&出演者

直人(演:深沢真一)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。会社を退職して現在は筋トレに励んでいるプー太郎。父親が遺した家を自分専用のジムにしようとしている。

元恋人で心霊写真家のミカに家の写真を見せ、調査する為に霊能力者の水口を同行していく。
悪霊の存在を感じ取った水口が一人で家にいると、肉体を乗っ取られ彼に襲われてしまう。
父親の霊と交信してゾンビ悦子を倒すしかないと知り、銃や筋肉を使って肉体を破壊した。
最後は乗っ取られた美香を助け出し、ゾンビ悦子を倒した事で無事に家から脱出を果たした。

美香(演:野坂麻子)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヒロイン。直人の元恋人で心霊雑誌の記者でカメラマン。直人から父親が遺した家の不気味な写真を受け取る。

記事にする為に現地へ直人と水口を引き連れ、家の中に入ると丁寧に写真を撮って記録する。
水口が悦子によって肉体を乗っ取られゾンビ化すると、家に閉じ込められ追い詰められた。
ゾンビ悦子に噛まれて体を支配されると、直人に攻撃を加えるも彼の反撃を受けて倒れた。
最後は直人がゾンビ悦子を破壊し、毒素を取り出されて正気を取り戻し家から脱出を果たす。

水口(演:甲斐雅啓)

本作が長編映画デビュー作となります。

霊能力者。直人の父親が遺した廃墟のような家を取材する為、美香に呼び出されて悪霊の存在を感じ取る。

何も分からない直人と違い、写真からも放っている邪気を感じ取っていて真剣に対応をする。
家に入ると居間に強い邪気を感じ取り、悦子の力で時計が後頭部に当たって失神していた。
一人で家に乗り込むと、姿を現した悦子とコンタクトを取ろうとするも乗っ取られてしまう。
最後は心配して家に来た直人たちに警告をするが、体を悦子に乗っ取られてゾンビとなる。

悦子/ゾンビ悦子(演:あき)

本作が長編映画デビュー作となります。

過去に直人の父親に殺された恋人。メンヘラのような性格で、直人の父親を殺して後追いしようとしていた。

廃墟となった家の居間の下に遺体を埋められ、長年に渡って怨念を募らせて悪い気を放つ。
水口がコンタクトを取ろうとして逆に乗っ取り、一度殺してから肉体を得て直人たちを襲う。
美香を噛んで仲間にするが、銃じゃなく筋肉に頼った直人によって得た肉体を破壊される。
最後は恨み節を出しながら再生しようとするが、限界に達して居間の下に帰っていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は監督、脚本、主演、製作などを務めた深沢真一による15年をかけたプロジェクト。
この作品は日本だけに限らず海外でもカルト的な人気を博し、国内や海外に向けてDVDやBlu-rayの発売されています。
日本版の「死霊のはらわた」と言われるほどゴアシーンに力を入れているが、全体的に超低予算で作られています。
海外にも進出しているが売上だで製作費の回収ができないようなので、本当に熱意と根気で作った自主制作映画という感じだろう。
確かに使っているカメラは意図的かもしれないが、実際に映像が相当荒くて90年代で撮影したとしても見づらいのは否めない。
しかし、これが足を引っ張るどころか、逆に作品の雰囲気を作り上げる効果が出ていて、映像が粗いからこそ味が出ていると感じました。
廃墟のような一軒家が主な舞台となり、登場人物も片手で数えるほど、上映時間も70分未満なのでメジャーな作品と比べてもスケールが非常に小さい。
予算もそこまでないからやれる事が限られるが、その中で深沢真一監督がどうしても作りたいモノを作ったと思います。
単なるインディーズの自主制作映画として片付けるのはもったいないし、だからと言って予算をつぎ込んだリメイクをするべきじゃない。
あくまで本作は本作で充分な魅力が出ていて、ゾンビの造形は確かにチープであっても、なぜか許せてしまう雰囲気を持っています。
中盤すぎまで主人公たちはゾンビによって振り回せるが、覚悟を決めて戦おうとする主人公が銃よりも筋肉で対抗しようとする姿は素晴らしい。
タイトルにも「マッスルビルダー」が付いているが、いつ発揮されるのか楽しみにさせて、しっかりと溜めてから出してくれています。
しかも、その演出は過剰と言ってもいいぐらいだが、それは求められているモノだと納得できる展開だったと思います。
この作品はもっと多くの人に認知して欲しいと思わせるぐらい、独特で味のある雰囲気を発揮している映画だと感じました。

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