【レジェンド・オブ・ゴッド/封神伝説】RE-3291

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2019/11/03
ジャンル 武侠/ファンタジー
原作 姜子牙(モチーフ)
監督 ジョン・ウェイシー、ヤン・シューアイ
脚本 リン・ジェンフォン、ジャン・ションファン
製作 リン・ジェンジャオ
製作国 中国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

川に漁へ出かけた親子が魚のモンスターに両親が食われ、娘セイランが襲われる寸前に神の使いジアン・ジャが撃退して助けた。
次に悪獣の河神と壮絶な戦いを繰り広げ山の洞窟に幽閉させるが、多くの人間を巻き添えにして死なせたとして、ジアン・ジャは15年の電雷の刑を受けてしまう。
15年後、成長したセイランは恩人であるジアン・ジャに感謝のお祈りを捧げ、刑から解放された彼を看病するが、同時にモンスターたちも復活するのだった。

登場人物&出演者

姜子牙/ジアン・ジャ(演:ペニー・チャン)

代表作に『アイスマン/超空の戦士』、『Monkey King: The Volcano』などがあります。

主人公。神仙。村の襲った妖怪を退治するが、破壊行為を咎められて師から罰を食らう。

15年の雷電の刑受けてセイランに見つけられ、村へ運び出されるも神仙の力を失った。
封じた河神が復活すると土地神から聞き、自分の武器を取り戻すべく神々がいる世界へ行く。
大ケガを負うもセイランの血で復活し、武器よりも村人を助ける方を選んで戻ってきた。
最後はセイランの犠牲で覚醒し、河神を倒してから許し、村人たちを生き返えらせ残った。

青鸞/セイラン(演:ニウ・ゾーモン)

本作が長編映画デビューとなります。

ヒロイン。15年前に姜子牙に助けられた少女。成長して人界に追放された彼を助ける。

姜子牙と知らず世話するが、土地神との会話から恩人だと知って長年抱いた感謝をする。
村を救う為に神々の世界に自分から向かい、武器を取り戻す姜子牙を石頭と助力していく。
姜子牙が大ケガを負うと、自分そっくりの神仙から血で治療できるとして喜んで差し出す。
最後は姜子牙を助ける為に犠牲となって彼を覚醒させ、最終的に生き返って村で暮らした。

石頭/セキトウ(演:ドゥー・ユーフォン)

代表作に『Si ping qing nian: Hao Ge da zhan gu huo zai』、『The Great Sage Sun Wukong』がある。

村長の息子。セイランに片思いする。右瞼が痙攣すると悪い事の前触れだと信じている。

セイランの家にいた姜子牙を引き離すべく、手下たちと策を巡らせ魚の妖怪に食べさせる。
姜子牙だと知って太刀打ちできないと認め、神々の世界に行ったセイランを追ってきた。
情けない姿を見せながらも姜子牙に頼り切りで、セイランが積極的に助ける事を心配する。
最後はセイランの無茶な行動を制しきれず彼女は死ぬが、姜子牙により生き返らせた。

土地神(演:ユエ・ドンフェン)

代表作に『大天蓬』、『食神八戒』などがあります。

セイランたちが住む如意村を守っている土地神。川には石像が祀られて村を見守っている。

15年後に村人たちの前に姿を現すが、変人だと勘違いされ姜子牙に誤解を解いてもらう。
河神の復活が近いとして、姜子牙の武器を取り戻す事で退治できると進言して扉を開けた。
姜子牙たちが戻るまで、村人たちを率いて河神の手下である怪魚を捕まえようと仕掛ける。
最後は覚醒した姜子牙に助けられ、人界で50年間生きる彼にすり寄って助けてもらう。

河神(演:ファン・フー)

本作が長編映画デビューとなります。

如意村の川に棲み着く妖怪。セイランの両親を殺すが、駆けつけた姜子牙に印された。

15年間も封印された状態だが、手下の怪魚から人肉をもらっていたので力を蓄えていた。
土地神の警告で復活が近いと警戒される中、体を縛っている鎖を解けずにもがいていた。
ようやく鎖が解け村に来ると、口先だけの土地神を追い払うが、姜子牙にまた邪魔される。
最後はセイランの犠牲で覚醒した姜子牙に負け、許されて和解し天尊様とともに昇天した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は中国最古の軍師・姜子牙(ジアン・ジャ)が主人公で、日本だと“太公望”という名前で知られています。
この作品はいわゆる「お金アルヨ、チャイニーズ・ファンタジー」の一本となります。
姜子牙をテーマにしたファンタジー映画は数多くあり、似たタイトルの『封神伝奇/バトル・オブ・ゴッド』ではジェット・リーも演じていたぐらいメジャーです。
近年の中国映画は豊富な資金でキラキラしたCGを多用する演出が横行するが、残念ながら本作はあまり予算がないようでクォリティが低くて残念な印象でした。
ワイヤーアクションもそこまで精錬しているワケでもなく、低クォリティのCGと合わせて相当微妙な事になっている。
しかも、中途半端な中国的なコミカルな要素も滑っていて、より安っぽさを際立たせている。
ただ、そんな微妙な中でもヒロインのセイランを演じるニウ・ゾーモンは他者を寄せ付けないほど魅力的な存在でした。
ニウ・ゾーモンがいてこそ最後まで鑑賞できるぐらいポテンシャルが高いです。
ストーリーは何の捻りもないストレートな展開で、姜子牙が武器を取り戻す試練なんて心を無にすれば簡単に突破できる緩さでした。
ですが、悪あがきとして二者択一を迫られ、心の成長を表現する武器なしで戦う事になる。
まず、姜子牙が想っていた恋人の存在はあまりにも雑で、それをニウ・ゾーモンにやらせる辻褄合せも適当な感じでした。
ラストのバトルは冒頭の映像の使い回ししていたので、多分、そこでほとんどの予算を使い切ったからだと思います。
全体的に安っぽさが目立っていて、神とか仙人が出てくるけど、やっている事は庭先程度のスケールという低予算映画の宿命を感じた。
唯一の救いがヒロインを演じたニウ・ゾーモンの存在だけの作品でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました