【秋葉原ゾンビ】RE-3636

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あ行

作品データ

公開年月 2010/12/10
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 森島大輔
脚本 森島大輔
製作 森島大輔
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

警視庁秋葉原署に勤務する北野聡史刑事は、1年前に離婚して一人娘の千尋と二人暮らしをしていた。
秋葉原周辺で若者が次々と惨殺されるような事件が発生し、北野刑事は同一犯の連続殺人として捜査を始めていた。
そんなある日、千尋が少年グループに襲われるが、そこに「大木」と名乗る若者に助け出されるのだった。

登場人物&出演者

北野聡史(演:本田剛司)

代表作に『新宿インシデント』、『星の影』などがあります。

主人公。刑事。妻と離婚して1年経過しているが、もう6年前からマトモに会話がない状態だったという。

秋葉原で連続殺人が発生すると、捜査を担当する事になって娘が高校生だから放っておく。
殺人事件に興味を持っていた娘を会話するが、明らかに避けられている事を知らずにいた。
娘から大木に助けられた経緯を知って、彼がゾンビ化したかもしれないと一郎に話した。
最後は昭に娘が誘拐され現場に向かうと、大木が死を望んでいると聞いてトドメを刺した。

北野千尋(演:杉村瑠璃)

本作が長編映画デビュー作となります。

北野刑事の一人娘。高校生。両親が離婚して父親と二人暮らしするが、接し方が分からずに会話がほとんどない。

学校では当然のように馴染めておらず、父親に言えない状態でずっと自分の殻に閉じこもる。
実は2週間前にチンピラたちに襲われるが、通りかかった大木に助けてもらって恩を持つ。
父親とあすかに真実を話して大木が一度死んだと説明し、彼が生き返ったと強く主張した。
最後はゾンビ化した大木にまたも助けられ、彼が死を望んでいると父親に話していた。

宮崎あすか(演:荒井きよめ)

本作が長編映画デビュー作となります。

北野刑事の恋人。北野刑事が離婚してから付き合っていて、署内にも言いふらされていた。

連続殺人事件にチンピラが関与していると考えるが、写真をみて被害者は彼らだと話す。
パトロール中にゾンビ化した大木に襲撃し、手を出されず、銃を撃つも効果がなかった。
目の前で舞が大木に殺害されるが、現場に駆けつけたさゆりに責められて何も言い返せず。
最後は現場に来た千尋を家に連れていき、そこで大木の話しを聞いて北野刑事と理解する。

木下一郎(演:安斎直紀)

代表作に『首領の道9』などがあります。

若手の刑事。刑事になってから数年立っているが、未だに血を見るのが苦手で克服できていない。

秋葉原で連続殺人が発生すると、捜査本部が設置され、現場写真を見て気分が悪くなった。
婦警の舞とは友達以上恋人未満という関係で、警察署内ではいつも一緒に談笑していた。
連続殺人の犯人が大木だと目星をつけた北野刑事から、彼がゾンビと言われて困惑する。
最後は昭に誘拐された千尋がいた現場に駆けつけ、死を望む大木に銃弾を浴びせていた。

飯島さゆり(演:岡信奈津子)

本作が長編映画デビュー作となります。

婦警。パトロールしていた時に大木とチンピラのケンカを目撃するが、仲裁に入る前に手出しできないと止めた。

北野刑事とあすかが付き合っていると分かって、手持ちのカメラで他の婦警と写真を撮る。
一緒にパトロールした婦警が殺されると、現場に駆けつけて、あすかのせいにしていた。
大木に助けられた千尋が現場に来て、頬を平手打ちにされ、人でなしと言われて立ち去る。
最後は自宅で事件のスクラップを整理していると、大木がやって来て抵抗できず殺された。

鈴木舞(演:狩野怜奈)

代表作に『Mogera Wogura』などがあります。

婦警。さゆりと夜のパトロールでチンピラとケンカする大木を見て、助けようとするも止められてしまう。

連続殺人事件が発生して資料などを用意して、北野刑事とあすかが恋人同士だと知った。
さゆりからカメラの使い方を教えて、あすかたちとのん気に三人で写真と撮っていた。
北野刑事とあすかと一緒にしようと一郎を連れ出すが、付き合う手前まで親しくしている。
最後は夜のパトロールをあすかと回ると、大木に謝罪するもブロックで頭を潰されて死亡。

東郷孝雄(演:小檜山雄晶)

代表作に『新・影の軍団』、『新・日本の首領3』などがあります。

課長。秋葉原で連続殺人が発生して、北野刑事たちを集めて捜査をする為の本部の責任者として君臨する。

事件についての概要が説明されると、刑事たちの前に出て捜査をしっかりとやるよう話す。
北野刑事だけを残して、離婚してから1年が経過して、何より彼の娘を心配していた。
アドバイスを聞いた北野刑事がメールを始めると、その内容をあっさりと言い当てていた。
最後は連続殺人が交通課の婦警にまで及んだと知って、神妙な表情で刑事たちに伝えた。

鳥越昭(演:雄一郎)

本作が長編映画デビュー作となります。

秋葉原をナワバリにするチンピラのリーダー格。秋葉原で部下にドラッグを売らせて金儲けしていた。

一人で帰宅する千尋に目をつけると、通りかかった大木の抵抗で手下たちが倒されていた。
獲物である鉄パイプで大木の背後から頭を殴打し、顔を斬りつけて再び頭を殴って殺す。
手下たちが何者かに次々と殺害されるが、未成年だという事で警察に保護されると豪語。
最後は千尋を誘拐して大木を誘い出し、北野刑事たちが来るも、彼らの前で殺された。

大木真治(演:大維)

代表作に『ゼブラーマン/ゼブラシティの逆襲』などがあります。

チンピラに襲われていた千尋を見かけて止めに入った。チンピラ数人を相手に善戦していた。

ちょうどパトロール中のさゆりたちが来るが、チンピラの説得で助けてもらえずに死亡。
死んでも怨念が消えずゾンビとして復活し、自分を殺したチンピラたちを一人ずつ殺害。
助けてもらえなかった舞やさゆりまで殺害するが、無関係のあすかには手を出さなかった。
最後は昭に誘拐された千尋をまたも助け出し、死を望んで北野刑事に頭を撃ち抜かれ死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は森島大輔にとって監督、脚本、製作として長編映画デビュー作となります。
この作品は世の中に数々のクソ映画を送り出したJVDが配給を務めています。
どうやら、本作は森島監督の会社が作っている作品だが、普通の人では最後まで耐えられないレベルの内容となっています。
低予算というのは当然であるけど、役者や特殊効果、演出と脚本と、どれを取っても素人レベルの域を出ていません。
まず、役者たちはセリフを覚えるだけで精いっぱいのようで、流れ通りにストーリーを進める為に演技は二の次になっています。
70分程度しかない内容に深い事ができるはずもなく、登場人物たちもストーリーを進める為だけにいるような感じです。
しかも、棒読みのセリフがほとんどであり、マトモに演技できているのはいなかったです。
本題となるゾンビについてですが、どうやら森島監督はその定義をまったく理解しておらず、死者が生き返るという単純な設定だけで作ったようです。
本来のゾンビというのは原因として2種類あって、古くは呪いの類い、現代で多く使われているのはウイルスによる類いとなっている。
しかし、本作に おけるゾンビはなぜそのようになったのか説明がなく、そもそもゾンビの定義から外れているので、まだ悪霊と言った方が近いかもしれない。
そこら辺の設定は森島監督自身も分かっていないので、そこにツッコミを入れても意味がないだろうと思えます。
何一ついいところがない作品であるけど、なぜか金を取っているという事実に驚かされる。
鑑賞する前からゴミ映画だと思っていたが、褒めるところが一切ないのは逆に珍しいかもしれない作品でした。

コメント

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