【ハロウィン/2018年版】RE-3114

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2018/10/19
ジャンル ホラー
原作 ジョン・カーペンター、デブル・ヒル 『ハロウィン』
監督 デヴィッド・ゴードン・グリーン
脚本 デヴィッド・ゴードン・グリーン、ダニー・マクブライド
製作 ジェイソン・ブラム、ビル・ブロック
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

2018年、二人のジャーナリストが40年前のハロウィンの夜に殺人鬼マイケル・マイヤーズによって引き起こされた凄惨な事件の真相を追っていた。
二人は事件の唯一の生存者であるローリー・ストロードへのインタビューを敢行するが、頑なな彼女から何も聞き出せなかった。
しかし、ローリーは40年前のトラウマを抱えたまま、再びマイケルの姿を現すと確信し、彼を迎え撃つ入念な準備をするのだった。

登場人物&出演者

ローリー・ストロード(演:ジェイミー・リー・カーティス)

近年の出演作に『78/52』、『ヴェロニカ・マーズ[ザ・ムービー]』などがあります。

主人公。40年前にマイケル・マイヤーズが起こした連続殺人事件で唯一の生存者となる。

40年に渡るトラウマが原因で娘カレンの親権を失い、人里離れた場所で一人暮らしている。
カレンとは仲違いして付き合いも薄くなっていたが、マイケルの脱走で守る為にやって来る。
要塞と化した家でマイケルを迎え撃つも、タフな彼の前に倒しきれず逆に腹を刺される。
最後はカレンの罠で地下室にマイケルが閉じ込められ、トドメとして家を燃やして生還する。

カレン(演:ジュディ・グリア)

近年の出演作に『ジョン・デロリアン』、『アントマン&ワスプ』などがあります。

ローリーの娘。小さい頃からローリーからマイケルの恐ろしさを教えられて訓練を積んだ。

精神不安定なローリーが親権を失い、同時に母親がマイケルへの執着心のせいでケンカする。
ずっとアリソンをローリーから遠ざけ、過去に母親から受けた訓練と地下室がトラウマに。
マイケルが脱走した事をまったく知らず、ローリーが警察を引き連れてから初めて知る。
最後はマイケルを地下牢に誘き寄せて閉じ込めると、ローリーとアリソンと生還を果たした。

アリソン(演:アンディ・マティチャック)

代表作に『Evol』、『Miles』などがあります。

カレンの娘でローリーの孫。典型的な女子高生で母親と祖母の仲違いに心を痛めている。

恋人が両親と会う食事会でローリーも来るが、精神不安定な状況を露呈されて台無しになる。
ハロウィン・パーティで恋人の浮気を知って友人と帰るが、マイケルに遭遇して逃げ出す。
ホーキンス警部補に助けられるが、サルテイン医師の暴走でなんとかローリーの家に来る。
最後はカレンとともにマイケルを地下室に閉じ込め、火をつけてローリーたちと生還をする。

レイ(演:トビー・ハス)

代表作に『カウボーイ&エイリアン』、『ロスト・エモーション』などがあります。

カレンの夫でアリソンの父親。何かと皮肉を口にしてアリソンの恋人を認めないと主張。

アリソンの恋人と会う食事会でも皮肉を口にして、何度かカレンに注意を受けていた。
ローリーに家の警備が不十分だと迫れるが、自分は家の主だと主張して彼女を追い出した。
マイケルが脱走するとローリーの家にやって来るが、状況の重大さを理解できずにいた。
最後はパトカーに来て外に出て確かめるが、マイケルの罠で背後から襲われて殺された。

デーナ(演:リアン・リース)

代表作に『詩人、愛の告白』、『The Lears』などがあります。

調査報道のジャーナリスト。40年前にマイケル・マイヤーズが起こした殺人事件を取材する。

ローリーが暮らす家に向かうと、自己紹介を躊躇ったアーロンに代わって素性を明かした。
取材をしてもローリーから欲しい情報が得られず、結局は追い出される形で家を出た。
最後は立ち寄ったガソリンスタンドでマイケルが現れ、怯えながら首を絞められて殺された。

アーロン(演:ジェファーソン・ホール)

代表作に『フーリガン』、『シャーロック・ホームズ』などがあります。

調査報道のジャーナリスト。リアンとともに40年前に起きたハロウィンの惨劇を取材する。

マイケルが収容されている医療観察センターでマスクを見せるも反応がなくて困惑する。
ローリーに対する取材でも期待した成果が上がらず、ガッカリした状況で帰る事となった。
最後は立ち寄ったガソリンスタンドでマイケルに遭遇し、壁に叩きつけられて死んだ。

フランク・ホーキンス保安官補(演:ウィル・パットン)

代表作に『アルマゲドン』、『パニッシャー』などがあります。

ハドンフィールド保安局の警察官。40年前にローリーの元に駆けつけてマイケルを銃撃した。

マイケル・マイヤーズが移送中のバスから脱走した現場に行き、過去の出来事を思い出す。
ハドンフィールドで次々と殺人事件が発生すると、サルテイン医師とマイケルを追う。
保護されたアリソンを車に乗せて本部に向かう道中、マイケルに遭遇して轢き殺そうとした。
最後はマイケルにトドメを刺すところでサルテイン医師の暴走で敢えなく殺されてしまう。

サルテイン医師(演:ハルク・ビルギナー)

代表作に『ウォリスとエドワード/英国王冠をかけた恋』、『ニューヨーク/最高の訳あり物件』などがあります。

ルーミス医師の後継者。ルーミス医師が残したすべての資料を読んだマイケルの主治医。

スミス・グローブ・医療観察センターからマイケルが移送される事に残念な思いをする。
移送中にマイケルが暴走して事故を起こすと、通りかかった少年から銃撃を受けて負傷する。
なんとか回復してマイケルが殺人を起こした現場に来て、ホーキンスとともに彼を追う。
最後はホーキンスを殺してマイケルをローリーに会わせようとするが逆に殺された。

マイケル・マイヤーズ/ブギーマン(演:ニック・キャッスル)

代表作に『ハロウィン』、『ジョン・カーペンター/恐怖の影』がある。

ローリーの実の兄。40年前のハロウィンで姉を含めた連続殺人事件で精神病院に収監される。

40年に渡って収監されている間、一切言葉を発さず、ずっと解放される事を待っていた。
移送中にバスの運転手を襲って脱走すると、迷う事なくローリーを狙いハドンフィールドへ。
次々と邪魔する者を惨殺してローリーの元にたどり着くが、準備していた彼女に反撃される。
最後は地下室に閉じ込められ、火を放たれて親子三代を見ながら炎に包まれ行方不明となる。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は1978年に公開された一作目からの直接的な続編となります。
その為、第二作以降に作られた続編をなかった事にして本作が新たな続編となります。
本来あった続編でマイケル・マイヤーズが起こした惨殺はなかった事になり、最初に起こした事件だけが知られている状態となる。
ハリウッドにおける三大殺人鬼の一人であるマイケル・マイヤーズだが、他の二人に比べて少しばかり地味な印象があります。
ジェイソンは不死身さとホッケーマスクにナタ、フレディはクリスマスカラーのセーターと鉤爪に焼き爛れた素顔を持つ。
それに対して、マイケル・マイヤーズはハロウィンマスクと作業服の繋ぎと洋包丁となる。
前者の二人に対して少しばかり地味な印象を与えるが、これこそが不気味な恐怖を煽る意味ではちょうどいいと言えるだろう。
それに加え、ジェイソンと違って人間的な部分が多く表現されているが、劇中で一切声を発さないところもまた不気味さを際立たせている。
そして、人間とは思えないほどのタフさと怪力を持ち、ターゲットである親族を殺すまで諦めない執拗な追撃も彼の特徴でもある。
本作では殺しまくっているが、あくまで自分が通る道にいた為に排除しているだけで、それを淡々と惨殺している感じも分かりやすい。
ただ、本作は期待していたモノじゃなかったのは正直な感想で、もう少し主人公側に焦点を絞るべきだったと思います。
ホラー映画というのは100分を超えると微妙になるという持論がありますが、本作を超えてしまってせいで期待感が薄まりました。
序盤では物語の主人公であるローリーたちよりも、マイケル・マイヤーズを取材する脇役の視点で始まっているのは良くないです。
結果的に彼らは途中で殺されますが、ハロウィンマスクを持ってくる為に出てきた割に時間を使いすぎたと思います。
孫娘のアリソンに関しても蛇足な印象しかなく、もう少し上手く活かせるような存在だったのに微妙な立ち位置になってしまった。
ローリーの娘であるカレンもクライマックスまで役立たずで、過去のトラウマの描写も軽く流しているせいで、これもまた微妙な感じでした。
大本命となるローリーを再び演じたジェイミー・リー・カーティスも、思っていたよりも物語の中心にいなかったのも致命的でした。
確かに本作は分かりやすい展開であるけど、本当ならもっとシンプルにローリー・ストロードとマイケル・マイヤーズの対決にすれば良かった。
そこまでたどり着くのにかなり回りくどい展開で、個人的には少し違うような感じがした。
もっと単純にローリーを中心にマイケルが追ってくる展開にして、そこに娘や孫娘が絡むような展開だったから良かった。
あとはサルテイン医師の暴走やホーキンス警部補の無能さも蛇足な感じで、彼らの場面ももっと削っても良かったです。
まだロブ・ゾンビ監督のリメイクの方が分かりやすくスッキリしていた印象で、今回の続編については可もなく不可もないという感想です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました