作品データ
公開年月 | 2004/01/05 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | カール・リンドバーグ |
脚本 | カール・リンドバーグ |
製作 | カール・リンドバーグ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ドライブを楽しんでいたジョンとジェニファーは、人里離れた森の中でタイヤがパンクして足止めを余儀なくされる。
すでに辺りは暗くなっていた状況の中、車内で一夜を過ごす事になった二人だが、死体のような不気味なモノを発見する。
様子を確かめる為に近寄ったジョンは突然首を噛みつかれ、ジェニファーと隠れ家に逃げ込むも彼の体に異変が起き始めるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『バニーマン』シリーズで知られるカール・リンドバーグが監督と脚本を務めています。
この作品は当然のように低予算で作られているので、できる事が限られている中でゾンビの愛物語を描こうとしました。
同じようなタイプの作品に『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』というのがあって、こちらの方が断然に面白く作ってあります。
まず、本作のゾンビは原因やパンデミックはなく、あくまで主人公とヒロインのカップルが物語の中心にいました。
主人公はヒロインをとても愛しているが、そのヒロインの性格があまりにも自己中心的な上にブスなので、その気持ちが分かりません。
なので、主人公があそこまでヒロインに執着する気持ちが共感ができず、単なる意味のない暴走に見えてしまった。
それに対して、性格が悪く顔も悪いヒロインになんの魅力もなく、ヒステリックになって何かにつけて主人公のせいにする。
ヒロインがあまりにも悲劇のヒロインをやりすぎて、他者への思いやりが取ってつけたような感じで説得力がない。
すべての元凶がヒロインにあるけど、完全に自分の方が被害者のような立ち回りして、尚更気に食わないです。
あと、主人公たちが森の中にある小屋に住み着いているが、誰が電気料金を払っているのか気になってしまいました。
そこら辺の設定は完全に無視しているだろうし、ラストで雨が降っているのに空が快晴という矛盾点もツッコミを入れちゃいけないだろう。
『バニーマン』シリーズはいい意味で振り切った作品だが、真面目なドラマを撮らせちゃいけないタイプの監督だと分かりました。
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