【ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ】MY-297

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アクション

作品データ

公開年月 2021/10/01
ジャンル アクション/SF
原作 デヴィッド・ミッチェリニー(原作)、トッド・マクファーレン(作画) 『ヴェノム』
監督 アンディ・サーキス
脚本 トム・ハーディ、ケリー・マーセル
製作 アヴィ・アラッド、マット・トルマック、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

地球外生命体シンビオートに寄生されたジャーナリストのエディ・ブロックは、凶暴なヴェノムに振り回されながらも共生関係を築き、なんとか共同生活を営んでいた。
そんなある日、収監中の連続殺人鬼クレタス・キャサディが取材でエディに噛みつき、シンビオートを体内に取り込むと、狂気と融合した最凶最悪のカーネイジが誕生する。
やがて、死刑執行目前に刑務所を脱獄したクレタスは、カーネイジの力で次々と無差別な虐殺を繰り返していくのだった。

登場人物&出演者

エディ・ブロック/ヴェノム(演:トム・ハーディ)

近年の出演作に『カポネ』、『ヴェノム』などがあります。

主人公。ジャーナリスト。地球外生命体のシンビオートと共生関係を作り、ヴェノムを制御しながら共同生活を送っている。

人間の脳ミソが食べたいヴェノムに悩まされ、ギリギリでなんとか止めるも生活が荒れていた。
ヴェノムのおかげでクレタスの事件を解決させるが、仲違いをしたせいで離れ離れとなった。
クレタスの脱獄でヴェノムと再び共生関係をして、アンが捕まった事をダンから聞いて救出へ。
最後はカーネイジたちより自分たちが上だと説得して勝利し、褒美にビーチで二人たそがれる。

アン・ウェイング(演:ミシェル・ウィリアムズ)

近年の出演作に『秘密への招待状』、『ヴェノム』などがあります。

ヒロイン。エディも元婚約者で国選弁護士。すでにエディと別れ、ダンからプロポーズを受けて結婚を控える。

エディを思い出のレストランに呼び出すと、結婚する事を伝えるも彼を悲しませてしまう。
マリガンから疑われるエディを助けるようと、チェンの店でヴェノムを説得して連れ出した。
気まずい状態のエディとヴェノムの間を取り持って、ようやく寄生を逃れるも楽しいと話した。
最後はカーネイジに捕まったが、エディとヴェノムに助けられ、ダンと幸せになると約束した。

ダン・ルイス(演:リード・スコット)

代表作に『アミューズメント』、『ヴェノム』などがあります。

アンの婚約者で医者。ついにアンと結婚する事になってプロポーズし、すでに結婚指輪を送っていた。

エディがヴェノムと一緒にいる事に対してビビっていて、会っているアンについて快く思わず。
マリガンから疑われれるエディの為、チェンの店まで連れて行ってヴェノムの姿を見て驚く。
エディの弱点であるアンを誘拐するべく、家を訪れたシュリークに襲われて伝言を伝えた。
最後は劣勢のヴェノムを手助けして、カーネイジが倒されると、アンを幸せにすると約束した。

チェン(演:ペギー・ルー)

代表作に『クン・パオ!燃えよ鉄拳』、『ヴェノム』などがあります。

エディが行きつけのコンビニエンスストアの店主。ヴェノムが用心棒をする代わりにチョコレートをただであげていた。

エディとヴェノムとは友人に近いような関係になっていて、二人の秘密をしゃべらずにいた。
ヴェノムの欲望をエディが必死に止めていたが、彼らのセリフから少しだけ恐怖を持っていた。
エディと離れたヴェノムが店にやって来ると、瀕死状態の彼を見捨てられず寄生させていた。
最後はアンが助けを求めてくると、当初は拒否するが、説得されてエディを助けるべく離れた。

パトリック・マリガン刑事(演:スティーヴン・グレアム)

近年の出演作に『グレイハウンド』、『アイリッシュマン』などがあります。

ニューヨーク市警の刑事。数年前にシュリークを護送する時、音波で左耳が聞こえなくなって左目を撃ってしまう。

クレタスが隠す被害者の死体を聞き出すエディに対して、事前に情報の共有を約束させる。
エディがヴェノムのおかげで事件を解決させてしまい、裏切らた事によってブチ切れてしまう。
クレタスが脱獄した原因をエディのせいだと考え、監視対象とするも情報の共有を強制させる。
最後はカーネイジに捕まり、シュリークに殺されるが、実は生きていて両目が青く輝いていた。

フランシス・バリソン/シュリーク(演:ナオミ・ハリス)

近年の出演作に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、『ブラック・アンド・ブルー』などがあります。

特異体質によって強力な音波を使えるなった女性。若い頃のクレタスの恋人で、レイヴンクロフトに収監されている。

過去に同じ施設にいたクレタスを助けた事で、一生を添い遂げる約束をするも捕縛されていた。
マリガンのせいで左目を撃たれるも一命を取り留め、クレタスに救出されて復讐を行っていく。
教会でクレタスと結婚式を挙げる最中にヴェノムが襲撃し、マリガンを殺害して目的を達成。
最後はヴェノムに高所から突き落とされ、音波でシンビオートを剥がし、鐘に潰されて死亡。

クレタス・キャサディ/カーネイジ(演:ウディ・ハレルソン)

近年の出演作に『ケイト』、『ミッドウェイ』などがあります。

サン・クエンティン州立刑務所に収監される連続殺人鬼。裁判で死刑判決を受けるが、まだ余罪があると言われている。

エディの取材を受けて、ヴェノムの記憶力で死体の山が発見され、死刑執行を言われてキレる。
再び取材に来たエディを噛んでシンビオートを取り込み、カーネイジとしてフランシスを救出。
復讐の為にアンを誘拐するが、フランシスの音波でカーネイジが嫌がって共生関係が微妙に。
最後は終始有利に進めるが、フランシスの音波で離れ、ヴェノムに首を食い千切られて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』の2作目となります。
この作品は俳優として知られるアンディ・サーキスにとって、長編映画3作目となります。
『マーベル・シネマティック・ユニバース』と並行して展開する『ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース』が広がりを見せる作品となりました。
前作では関係の深いスパイダーマンの存在はなく、あくまで独立した作品となっていました。
続編という事で物語が広がっていくが、今度は史上最悪とも言えるカーネイジが登場して、スパイダーマンのファンすら期待させてくれました。
何より演じているのがウディ・ハレルソンという事で、どのような危険な人物を表現していくのか多大な期待をしました。
もちろん、主人公であるエディ・ブロックを演じるトム・ハーディも素晴らしく、本作では脚本として参加していて、気合いの入れようが伝わってきます。
前作からの魅力的な部分として、エディとヴェノムの会話にあって、本作ではそれを分かっているように中盤まで集約されていました。
エディとヴェノムだけの中で会話が展開されていき、何も知らない周囲の人間がおかしな状況に首を傾げる部分が非常に面白いです。
前作ではなんとか共生関係を築くが、エディとヴェノムが仲違いしている間、カーネイジが暴れ回る危険な感じがありました。
全体的に物語として悪くないし、キャラクターは魅力的であるけど、どうしても低年齢層を意識しすぎた配慮に残念さを覚えてしまいました。
やはり、カーネイジは容赦ない殺戮するからカーネイジなので、本作があまりにもマイルドすぎる演出に物足りなさを感じました。
本来なら『デッドプール』ぐらいのグロテスクさが必要だが、どうしてもソニーは低年齢層まで取り込もうとしたせいで全体的に描写が足りなかった。
それでも、ようやくスパイダーマンとのクロスオーバーを示唆するラストにより、今後の展開は非常に楽しみで仕方ありません。

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