【ウィ・オール・フォール・ダウン】VD-768

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あ行

作品データ

公開年月 2016/08/12
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 カート・ナイト
脚本 カート・ナイト
製作 カート・ナイト、ローレン・スポールディング
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

大人たちがゾンビ化した終末世界、人との関わりを避け、青年のトッドと言葉を発しない幼い弟ベニーと二人で旅を続けていた。
生き残る為にトッドは常に気丈な振る舞いをするが、内心ではもうすぐ18歳になる自分もゾンビに変換する事を恐れていた。
そんなある日の夜、いつもように焚き火の前で過ごす兄弟だったが、謎の集団によって弟が連れされ、トッドは奪い返そうとするのだった。

登場人物&出演者

トッド(演:カーディフ・ゲルハルト)

代表作に『ザ・フューリー/烈火の戦場』、『新エイリアン/最終繁殖』などがあります。

主人公。もうすぐ18歳になる少年。幼い弟のベニーを守る為にゾンビよりも人間に対して一段と警戒する。

街で食料の調達する時にイヴと出会うと、ゾンビに気づかれて仕方なく戦って軽傷を負った。
イヴの誘いを頑なに拒否して、夜に平原の魔女であるマトラに弟を連れ去られてしまう。
取り戻す為に後を追うも捕まってしまい、イヴとの戦いを強制されると作戦で欺いていた。
最後は弟が声を出した事に感動し、マトラを倒し、イヴの誘いを再度断って二人で旅に戻る。

ベニー(演:コナー・ジェームズ・ムーア)

代表作に『The Cokeville Miracle』、『アンダー・ザ・ヘッド』などがあります。

トッドの年が離れた弟で言葉を発する事ができない。兄に何かと教えられるも子供のせいで真剣に聞いておらず。

食料が尽きて廃墟の街まで来ると、イヴと合流するもゾンビに気づかれて戦う事になった。
イヴの誘いを断った兄に従っていると、焚き火を借りたマトラに誘拐されてしまう。
人肉を食べさせられ洗脳を受けていたが、言葉を発さないせいで表面的に従っていた。
最後は兄とイヴが戦う前に声を出して、マトラが倒されると、再び二人で旅を続けていく。

イヴ(演:アシュリー・サントス)

代表作に『新エイリアン/最終繁殖』、『ナイトティース』などがあります。

生存者を探してグループに加える使者と呼ばれる少女。廃墟の街に来ていたトッドたちを見つけていた。

近くにゾンビがいてトッドに警告するが、ベニーのせいで気づかれて仕方なく戦っていく。
ピンチのところでトッドに助けられ、グループに誘うも頑なに拒否されてしまい見送る。
実は行方不明となった少女たちを探していたが、マトラの手下に捕まって檻に入れられた。
最後はトッドとの作戦でマトラたちに反撃して倒し、彼に地図と銃を渡してグループに戻る。

マトラ(演:カリー・テリナエ)

代表作に『スパイ・ファミリー』、『Ms.ベビーシッター』などがあります。

“平原の魔女”と呼ばれるグループの女性リーダー。自分で作ったオマ教を信じて手下たちを洗脳していた。

自身も思考が破壊されて狂っていて、捕まえた人間同士を戦わせて弱者の肉を食らっていた。
トッドたちを見つけて焚き火を借りて人肉を焼き、誘いを断られるもベニーを連れ出した。
ベニーを助ける為に来たトッドを捕まえると、彼を夫にして永遠に支配すると説明していた。
最後はトッドとイヴの作戦で右肩にナイフが刺さって倒れ、手下たちが蘇生の儀式される。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は低予算映画を多く世に送り出すトランスワールドアソシエイツが配給しています。
この作品はゾンビ映画のジャンルに入っていますが、想像するような内容じゃないとは最初に言っておきましょう。
大人だけが転換するゾンビが蔓延る終末世界で、17歳の主人公と声が出せない幼い弟と二人でサバイバルをしながら転々としていく。
設定として18歳になるとゾンビに転換されるようで、どうやら噛まれて変異するワケじゃないオリジナリティがありました。
その為、人間として活動するのは18歳以下の子供になっていて、いつか彼らもゾンビに転換する未来が待っているという事になります。
文明社会も崩壊しているので人間たちは原始的な生活か、限られた物資の中で辛うじて生きているような状態にあります。
そんな中、主人公はゾンビよりも危険なのは人間だと考えていて、弟をなんとかして守ろうと二人だけで旅をしている。
ただ、そこに限られた物資で生きるグループを形成する人間と出会うも拒否し、次に原始的な生活をするグループに捕まってしまう。
主要の登場人物は片手で数えるぐらいで、実際に物語を動かすのは主人公と彼を捕まえる平原の魔女と呼ばれる女という感じになる。
主人公の威嚇するような強い態度が印象的で、なんとかして弟を守ろうとする覚悟と姿勢はなかなかインパクトがあります。
そこに人間を食べている平原の魔女が登場して、主人公よりもぶっ飛んだキャラクターで物語を引っ張っています。
ストーリー性はほとんどなく、二人の強力なキャラクターで辛うじて作品として成立させているような感じでした。
あくまで18歳以下の少年少女が中心となるので、あまり激しい事ができず、当然ながら物語が微妙に盛り上がりませんでした。
ラストでは主人公と弟の絆が確かめられ、右肩辺りにナイフが刺さっただけで死ぬ魔女というツッコミどころ満載の終わり方でした。

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