【ワーニング/その映画を観るな】RE-3684

スポンサーリンク
▼メインジャンル

作品データ

公開年月 2019/08/15
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 キム・ジンウォン
脚本 キム・ジンウォン
製作 ウォン・ジュンシム
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

映画監督の卵・ミジョンはホラー映画の脚本を2週間で仕上げるようにとプロデューサーから厳命され、呪われたホラー映画の噂を聞きつけ興味を持つ。
そのホラー映画はとある大学の映画学科の卒業制作だったが、観客の半分は途中で逃げ出し、心臓発作で死人まで出たという。
真相を探るミジョンに映画を監督したという男から連絡が入り、その作品に関する真実を知っていくのだった。

登場人物&出演者

パク・ミジョン(演:ソ・イェジ)

代表作に『キム・ソンダル/大河を売った詐欺師たち』、『不夜城の男』などがあります。

主人公。映画監督の卵。期待の新人としてプロデューサーから作品を要求されるが、思ったように作れず苦戦する。

後輩のジョンシーから映画のネタを聞き出すと、「暗転」の噂を知ってのめり込んでいく。
ジェヒョンに接触するも警告を受けるが、彼の家から「暗転」のデータを持ち出した。
過去にイジメを受け自殺未遂をしているが、ホラー映画との出会いで映画監督に憧れる。
劇場で真相を確かめようと足を運び、決着をつけようとしたジェヒョンに捕まった。
死んだ女優が化けていると言われ、灯油をかけられて火をつけられる寸前に助かった。
女優の悪霊にジェヒョンが絞殺され、あとから来たジュンソも一緒に焼き殺されてしまう。
最後は撮影した動画や画像を編集して映画祭で拍手喝采を浴び、不気味な笑みを浮かべた。

ジュンソ(演:ジ・ユンホ)

代表作に『移ろう季節の中で』、『ハッピーログイン』などがあります。

ミジョンの後輩。普段は喫茶店で働いている。10年前にミジョンが撮った短編映画で助監督からの付き合い。

ネタ切れのミジョンにテジョン大学の卒業制作の映画が曰く付きという噂を話していた。
ジェヒョンから奪ったデータを持ち帰ったミジョンの頼みで、復旧させて映像を出した。
次第に映画へのめり込むミジョンの状況を知らず、彼女に対して感謝を持っていた。
家にいなかったミジョンのデータを見ていると、劇場の悪霊を知って急いで助けに向かう。
最後はミジョンを探しても見つからず、燃え上がる劇場の中で焼死する声が撮影された。

プロデューサー(演:キム・ミギョン)

代表作に『シークレット・サンシャイン』、『82年生まれ、キム・ジヨン』などがあります。

ミジョンの才能を信じて一緒に組んでいるプロデューサー。作品を出せない彼女に対して注意をしていた。

次の作品を早く出さないとクビを切られる事を告げ、ミジョンに期待するようにしていた。
ミジョンが持ってきた「暗転」の映画について絶賛し、電話口から褒めちぎっていた。
最後は映画祭にミジョンの作品が上映されると、拍手喝采の中で誰よりも興奮していた。

キム・ジェヒョン(演:チン・ソンギュ)

近年の出演作に『スペース・スウィーパーズ』、『暗殺殺人』などがあります。

大学時代に「暗転」の映画を卒業制作していた。富川国際ファンタスティック映画祭に出品されている。

ミジョンがどうしても映画の話しを聞きたくて、連絡を取ると烈火の如くブチ切れていた。
実際に喫茶店でミジョンと会い、関わるべきじゃないとして警告するもデータを奪われた。
過去に女優が焼け死んだ劇場で撮影し、その悪霊によってスタッフが殺される瞬間を撮影。
その後はずっと悪霊に付きまとわれ、決着をつけようと劇場まで来てミジョンを捕まえる。
最後は灯油でミジョンとの自殺を阻止され、悪霊に絞殺され、それを撮影されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『夏のホラー秘宝まつり2020』にて上映された作品となります。
この作品は『シッチェス・カタロニア国際映画祭』で話題になったキム・ジンウォンが監督と脚本を務めています。
韓国の映画は基準が厳しいせいか、優れた演出や見せ方を心得ていて、何より顔がアップになっても耐えられる女優陣の美しさが際立つ。
本作もその例に漏れる事がなく、主人公は化粧っ気がなく、それでも美人である事は疑いようのない顔面でした。
韓国に限らず日本でも映画監督を志望する人間は多く、その中から大成功するのはホンの一握りに限られています。
本作の主人公は映画監督の卵でありながら、過去に救ってくれたホラー映画を信奉して過激さを求めていく気持ちは伝わってきます。
自分を救ってくれたホラー映画への感謝を形にしようとするが、そこは現実的に考えると良質なネタはそう簡単に出て来ない。
そうなってくると、先人たちの知恵を借りる事が多くなるが、本作では曰く付きの作品がメインとなっています。
印象として邦画の『女優霊』や『劇場霊』を彷彿とさせるような設定ながら、そこは韓国映画という事で演出にこだわりを感じました。
ジャパニーズ・ホラーの静かでジメジメした怖さと、アメリカン・ホラーのストレートで騒がしい演出の中間という感じでバランスが取れていました。
ただ、女優が悪霊になった設定の練り込みが弱かったせいか、今ひとつ恐ろしさに説得力を感じられなかったです。
主人公が映画を撮影する事にのめり込んで狂っていく展開は悪くないが、全体的にマイルドすぎて物足りない印象を持ちました。
もう少し深く突っ込んで欲しかったので、ここら辺が物足りないと感じさせる部分でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました