【屋敷女】RE-3594

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洋画

作品データ

公開年月 2007/06/13
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 アレクサンドル・バスティロ、ジュリアン・モーリー
脚本 アレクサンドル・バスティロ
製作 ヴェラーヌ・フレディアニ、フランク・リピエール
製作国 フランス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

クリスマス・イヴの夜、4ヶ月前に事故で夫を亡くしたサラは臨月のお腹を抱え、一人で家にいた。
その時、見知らぬ女が電話を貸して欲しいとドアをノックし、不審に思ったサラは追い返そうとして強引に侵入されてしまう。
サラは慌てて警察を呼ぶも、その間に女は姿を消し、不安を抱えながら床についた彼女は、家の中に忍び込まれた事を知る由もなかった。

登場人物&出演者

サラ・スカランジェラ(演:アリソン・パラディ)

代表作に『テルマ,ルイーズ・エ・シャンタル』、『A Good Man』などがあります。

主人公。妊娠して夫は4ヶ月前に事故死している。暴動の写真を撮って記事を書く仕事をしている。

夫を亡くしたせいで無気力状態になっていて、子育てができるような精神状態ではない様子。
母親の心配が余計なストレスとなっているせいでクリスマスは一人で過ごすと強く主張した。
謎の女が電話を借りたいと話し、警察を呼ぶと警告するが、なぜか名前や夫の事を知られる。
警察がやって来て様子を見てから安心するが、女が侵入してお腹を切られそうになって逃げる。
誤って母親を殺害してしまい、ジャンや警官たちが女に殺されてなんとか逃げようとした。
女がタバコを吸おうとしてスプレーをかけて火傷を負わせ、その正体を知って驚いてしまう。
ゾンビとなった警官にお腹を殴られてしまい、赤ん坊が危険となって二階へ這いずっていた。
最後は女にお腹をハサミで切られて赤ん坊を取り出され、当然のようにそのまま死亡した。

(演:ベアトリス・ダル)

代表作に『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』、『ナイト・オン・ザ・プラネット』などがあります。

クリスマス・イヴの夜にサラの家に来ていた女性。車が故障したとして電話を貸して欲しいと懇願する。

怪しさ満点の雰囲気から警察を呼ぶとサラに脅されると、彼女の名前や死んだ夫の事を話す。
リビングルームにある窓の前に立ち、タバコを吸ってから拳でガラスにヒビを入れて消えた。
警察が様子を見にやって来るも姿を消していたが、実際はすでにサラの家に侵入を果たす。
その目的はサラの赤ん坊で、ハサミでお腹を切ろうとして抵抗され、バスルームに逃げられる。
正体はサラが夫を亡くした時に事故を起こした相手で、妊娠していたが流産してしまっていた。
ジャンや警察がやって来ると母親や住人だとごまかすが、結局バレて容赦なく殺害していく。
サラが赤ん坊を殺そうとして止めて、タバコを吸おうとしてスプレーを食らった火傷を追う。
最後はゾンビとなった警官がサラのお腹が殴られ、ハサミで切って赤ん坊を取り出した。

ルイーズ(演:ナタリー・ルーセル)

代表作に『プロヴァンス物語』シリーズ、『588 rue paradis』などがあります。

サラの母親。妊婦で臨月に近いサラを心配している。夫を亡くして無気力状態の娘の面倒を見ている。

病院の帰りにクリスマスを一人で過ごそうとする娘を心配するが、結局は後で来ると話した。
娘の家にやって来ると、ジャンと女が仲良く話している場面に遭遇し、心配になって二階へ。
バスルームに閉じこもっていた娘の安否を確認しようと、ドアを叩いて様子を見ようとした。
最後は女に間違えられ首を編み棒で刺され、状況が分からないままに倒れて死亡した。

ジャン=ピエール(演:フランソワ=レジス・マルシャソン)

代表作に『ギャングスター』、『テロリストゾーン』などがあります。

サラが仕事する会社の上司。暴動の写真を撮って記事を書くサラを誰よりも高く評価している。

夫を亡くして休職中のサラを気遣っていて、病院の帰りに公園にいた彼女に合流をしていた。
他の記者よりサラの方が良い記事を書くと褒めて、ムリをせずに急ぐ必要はないと話した。
サラから家のカギを預けられ、様子を見にやって来ると、女と遭遇して母親だと思っていた。
最後は本物の母親がサラに間違えて殺され、女に急所などを刺され、そのまま殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は2016年に『インサイド』というタイトルでリメイクされています。
この作品は『ハイテンション』、『マーターズ』、『フロンティア』と並んでフレンチホラーの四天王と呼ばれています。
誰が決めたのか分からない四天王という事になるが、個人的に『フロンティア』以外は過去に鑑賞しています。
『ハイテンション』はそれなりでしたが、もう一方の『マーターズ』はそこまで面白いは感じなかったです。
なので、今回はあまり期待せずに鑑賞してみたが、ストーリー性はほとんどなく、あくまでグロテスクな描写に振り切っていました。
妊婦の主人公と、彼女の赤ん坊を狙う謎の女の攻防が繰り広がり、そこに介入したその他大勢があっさりと殺されていくだけです。
終盤には謎の女の正体が明かされるが、そこまで暴走するだけのエピソードはなく、鑑賞する側の脳内補完が必要となる。
主人公についても夫を亡くした不安定な精神状態だろうが、あの血みどろな状況でも反撃してしまうだけの行動力の説明にはなっていない。
極めつけは殺されたはずの警官がゾンビとなって主人公を襲うが、それが監督の趣味で理由も説明もないところに少し呆れました。
あくまで監督の作り出した世界観にハマるかどうかであって、合わない人は徹底的に合わないと思います。
それと、レンタル版だったせいか、最も盛り上がるお腹をハサミで切るシーンが黒ぼかしになってガッカリしました。
倫理的に問題なのか知らないが、こういう事をやられると一気に冷めてしまうだけの効果しかありません。
黒ぼかしを入れるぐらいなら最初から作品を出すべきじゃないし、出すならば配給側で余計な編集をするべきじゃないと感じました。

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