【ドント・スリープ】RE-2893

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洋画

作品データ

公開年月 2017/05/12
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 フィリップ・グズマン
脚本 ジェフリー・レディック
製作 ゲイレン・ウォーカー、ジェームズ・ラマー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アメリカ国内で健康体の人間が睡眠中に死亡するという事例が多数発生し、原因は不明で「悪夢死」として世間を騒がせていた。
アルコール依存症だったベスも、毎晩のように悪夢にうなされ、金縛りにあったまま何者かに首を絞められるというモノ。
心配した姉のケイトはベスの通院に付き添うが、そこで恐ろしい真実を知るのだった。

登場人物&出演者

ケイト/ベス(演:ジョスリン・ドナヒュー)

代表作に『インシディアス/第2章』、『サマー・インフェルノ』などがあります。

主人公。ベスの双子の姉。睡眠障害で悩んで実家に戻ったベスと違って順調な生活を送る。

誕生日パーティに呼び出したベスを気遣い、過去にあった事を精算して仲直りを決意した。
寝ていると時にベスの異変を感じ取り、彼女が窒息死した事を知って誰よりも悲しんだ。
ハッサンの協力で鬼婆を一度撃退するが、油断したところでエヴァンが襲われる事に。
最後は自らの意志で目覚めて鬼婆の首を絞めて倒し、ハッサンの遺志を引き継ぐ事になる。

エヴァン(演:ジェシー・ブラッドフォード)

代表作に『恋におちて』、『父親たちの星条旗』などがあります。

ベスの恋人。ベスがずっと不眠症だと理解している。元気づけようとパーティに連れて来た。

ケイトに対して負い目を感じるベスを励ますが、結局雰囲気をぶち壊してしまう事になる。
二年間もベスと付き合っていたが、彼女の症状が良くならない事をケイトから責められる。
ケイトとともにハッサンの元を訪れ、鬼婆に勝った男に出会うも結局は寝ていないだけ。
最後はシャワーを浴びていたケイトとの会話中に寝てしまい、昏睡状態になるも目覚めた。

リンダ(演:ブレア・グラント)

代表作に『ハロウィンⅡ』、『ギャングバスターズ』などがあります。

ケイトとベスの誕生日パーティに参加した女性の友人。夜中に突然叫び声を上げるという。

実は睡眠障害を患っていたが、サイクス医師の治療を受けていた事をずっと黙っていた。
そのせいでベスを亡くしたケイトから裏切り者として見られ、少しだけ仲が悪くなる。
夫が過去に浮気したせいで睡眠障害を患い、せっかく治ったのにケイトのせいで再発する。
最後は会議で遅くなる夫が浮気していると思い、酒と薬を飲んで鬼婆に襲われて窒息死した。

ハッサン・デイヴィス(演:ジェシー・ボレゴ)

代表作に『コン・エアー』、『リバース』などがあります。

睡眠障害の専門医。ベスを担当して治療していた。彼女が亡くなり葬儀でケイトに挨拶した。

実は医師の免許を剥奪されており、元同僚のサイクス医師からインチキ呼ばわりされていた。
独自にモン族の睡眠障害を研究していて、共通した「鬼婆症候群」だと突き止めている。
実は4ヶ月間も熟睡しておらず、鬼婆からの逃れていたが、そろそろ限界だと分かっていた。
最後はケイトを助けようと麻酔薬を吸い込んで、そのまま目覚める事なく死亡した。

サイクス医師(演:ロリ・ペティ)

代表作に『ブロードキャスト・ニュース』、『早熟のアイオワ』などがあります。

睡眠障害を患っていたベスが相談の為に訪れた。典型的な睡眠障害として診断を下している。

ハッサンは医師の免許を剥奪されていて、彼の研究はすべてインチキだとケイトに話した。
リンダを連れて来たケイトとも口論になって、ハッサンを信じる彼女に警告していた。
結局リンダが酒と薬の服用で亡くなってしまうと、その責任はケイトにあると怒っていた。
最後は寝ていたところで鬼婆症候群の金縛りになってしまい、そのまま襲われてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は「睡眠麻痺」をテーマにしており、米国だけでも年間300万件以上の症例が確認されているという。
とは言っても、本作の着想はなんだかジャパニーズ・ホラーに憧れた製作陣が作ったような作品となっています。
その睡眠障害を「鬼婆症候群」という分かりやすいネーミングをつけて、寝ている時に金縛り状態となった鬼ババアが来るというモノ。
登場の仕方は既視感たっぷりで、まるで貞子や伽椰子を見ているような印象を受けました。
更に夢の中で殺人を行う殺人鬼と言えば、やはり、フレディ・クルーガーを差し置いて語る事はできません。
人気のシリーズとなった『エルム街の悪夢』で活躍した悪夢の殺人鬼だが、本作はその足元にも及ばないレベルでした。
心霊現象のような一面を出していながら、その正体を薄っぺらな言葉だけで説明する程度で実際にはよく分からない。
なので、寝てしまって金縛りに遭い、鬼婆が来て首を絞めるだけの地味な殺害方法を取る。
ただ、その鬼婆の正体や目的が劇中でまったく語られないので、残念ながらキャラクター性が非常に乏しい。
やはり、フレディ・クルーガーはちゃんとしたキャラクターがあったからこそ、あそこまでのシリーズ化ができたのだろう。
後半の為に用意された安っぽい伏線は見ていて呆れるし、なんと言っても頼りになるはずの研究をしている男がマヌケというポイントが高い。
熟知しているはずなのに睡眠麻痺を起こしている状態が分からず、慌てて注射器を取り出すも地面に落とす流れはギャグとしか思えない。
更に主人公が最後の対決する時も、自動で起こす機械が動かないなど、あまりにもギャグ枠な扱いで自己犠牲もコントのオチみたいに見えてしまった。
本作はフレディ・クルーガーとは比べ物にならないほど薄っぺらな鬼婆が貞子や伽椰子のパクリで、ストーリーも面白味がない時点で本作は残念としか言えません。

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