【マッシブ・タレント】RE-3863

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洋画

作品データ

公開年月 2022/04/22
ジャンル コメディ/アクション
原作 なし
監督 トム・ゴーミカン
脚本 トム・ゴーミカン、ケヴィン・エッテン
製作 マイケル・ニーロン、ニコラス・ケイジ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

アカデミー賞に輝いた事があるハリウッド・スターのニコラス・ケイジは、近年は作品にも恵まれず、多額の借金に悩まされていた。
愛する家族にも愛想を尽かされ、孤独な日々を送るニコラス・ケイジの元にある日、スペインの大富豪ハビから100万ドルの報酬で誕生日パーティの出席をオファーされる。
熱狂的なファンだと知ってニコラス・ケイジは参加を承認するが、その正体は国際的な犯罪組織のボスで、CIAからスパイとして活動して欲しいと協力を求められるのだった。

登場人物&出演者

ニコラス・ケイジ(演:ニコラス・ケイジ)

近年の出演作に『ザ・フラッシュ』、『ガンズ・アンド・キラーズ』などがあります。

主人公。かつてアカデミー賞を受賞したハリウッド・スターだが、現在は多額の借金で生活が苦しい状態にある。

ハビの招待を受けてスペインまで来ると、彼との会話が予想以上に弾んで意気投合していた。
CIAから協力を求められてスパイしていると、ハビが元妻と娘を連れ出すとブチ切れていた。
ハビが犯罪組織のボスじゃないと知って和解し、誘拐された娘を助けるべく協力していた。
最後はルカスを倒してハビの脚本を映画化して成功し、仕事よりも家族を選び絆が復活した。

ハビ・グティエレス(演:ペドロ・パスカル)

近年の出演作に『ザ・バブル』、『ワンダーウーマン/1984』などがあります。

スペインの大富豪。国際的な犯罪組織のボス。熱狂的なニコラス・ケイジのファンで誕生日パーティーにオファーする。

ニコラス・ケイジの熱狂的なファンで、彼が映画で使った小道具をコレクションしていた。
脚本を作っていてニコラス・ケイジと意気投合し、二人で新しい映画を作る事になっていた。
実は犯罪組織のボスはルカスで、自身は単なる操り人形で誘拐の事をまったく知らずにいた。
最後はにニコラス・ケイジの娘を一緒に助け出し、足を洗って作った映画が大好評となる。

オリヴィア・ヘンソン(演:シャロン・ホーガン)

代表作に『マン・アップ!60億分の1のサイテーな恋のはじまり』、『恋人はアンバー』などがあります。

ニコラス・ケイジの元妻。映画『コレリ大尉のマンドリン』でメイク担当してニコラス・ケイジと出会っている。

仕事を優先してきた夫に振り回されてしまい、それがイヤになって娘を連れて離婚している。
今でも元夫を友人のような付き合いをしているが、父親として娘と接するように注意をした。
ハビに呼ばれてスペインに来ると、元夫がCIAに協力していると知って娘が誘拐されていた。
最後は特殊メイクを元夫に施してルカスを騙し、娘を助け出して家族の絆を取り戻す事に。

アディ・ケイジ(演:リリー・シーン)

代表作に『アンダーワールド:レボリューション』、『みんな元気』などがあります。

ニコラス・ケイジの一人娘。父親の趣味を押し付けられている状態で、それが気に食わず仲違いしている。

誕生日では父親が目立って最悪の雰囲気になってしまい、ますます嫌うような感じなった。
ハビに呼ばれてスペインまでやって来ると、父親と会話するところで正直な気持ちを話した。
父親がCIAに協力しているとルカスにバレると、人質にされるも両親に助け出されていた。
最後は父親と和解して以前のような仲を取り戻し、自宅で『パディントン2』を家族で観る。

ヴィヴィアン(演:ティファニー・ハディッシュ)

代表作に『アンクル・ドリュー』、『ホーンテッドマンション』などがあります。

CIAの捜査官。ハビが国際的な犯罪組織のボスで、次に首相選挙で候補者の娘を誘拐したとして捜査する。

ニコラス・ケイジがハビに接触するとして発信機を勝手に仕込み、彼を利用しようとする。
何も知らないニコラス・ケイジに連絡を取ると、誘拐された娘の捜査に協力させていた。
ルカスに正体がバレてニコラス・ケイジに逃げるよう警告するが、自身も捕まってしまう。
最後は相棒が殺害されてしまい、反撃でルカスの手下を倒すも相討ちになって殉職を遂げる。

ガブリエラ(演:アレッサンドラ・マストロナルディ)

代表作に『ローマでアモーレ』、『ディーン、君がいた瞬間(とき)』などがあります。

ハビのオリーブ農園で農業部門を担当している。ハビにとって秘書のような存在で、彼の脚本について知っている。

二日酔いのニコラス・ケイジを無理やり叩き起こし、ハビと一緒に出かけるようにしていた。
ハビとは両思いであるが、ルカスの犯罪組織と関わっているせいで結婚できずに納得する。
ルカスに狙われるハビに協力してオリヴィアを連れ出し、ルカスの手下を倒していた。
最後はハビと一緒に歩むとして覚悟を決め、ルカスが倒れるとついに結ばれる事になった。

ルカス・グティエレス(演:パコ・レオン)

代表作に『KIKI/愛のトライ&エラー』、『レインボー』などがあります。

ハビの従兄弟。ニコラス・ケイジを迎えたハビたちの元に来ると、軽薄な態度を見せて小バカにしていた。

その正体はハビの父親がやっていた汚れ仕事を引き継ぎ、犯罪組織のボスとして暗躍する。
ハビを表向きのボスにして裏で悪い事をして、ニコラス・ケイジが裏切り者だと掴んだ。
邪魔するニコラス・ケイジをハビに殺させようとするも失敗し、手下にやらせるも失敗する。
最後は取引相手に扮したニコラス・ケイジに振り回され、最終的に彼に倒されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作はニコラス・ケイジがセルフパロディとして主演と製作として参加しています。
この作品は『恋人まで1%』で知られるトム・ゴーミカンが監督と脚本を務めています。
いわゆるセルフパロディという位置づけの映画であり、主人公が現実にいる人物で本人が演じるというパターンになります。
これに似た作品だと、すぐに思いついたのはジャン=クロード・ヴァン・ダムの『その男ヴァン・ダム』と非常に似ていました。
ただ、ヴァン・ダムの映画はちょっと微妙な感じになってしまい、なんだか情けない部分がほとんどでした。
それに対して、ニコラス・ケイジはアカデミー賞を受賞した実力者であるけど、近年はB級映画ばっかりでそのようなイメージがなくなっている。
むしろ、私生活の問題や浪費癖などの悪いイメージが強く出てしまっていて、それを本作でもしっかりと使っています。
ただ、本作に登場するニコラス・ケイジは実際の本人とは少し違っているようで、セルフパロディとは言っても別人格だと言えます。
しかしながら、本作はニコラス・ケイジ好きならば楽しめる構成で、彼がこれまで出演してきた映画を取り上げているシーンが多いです。
一つのファンサービスに近い事を本人がやっているからこそ、ニコラス・ケイジの作品を知っていれば更に楽しめる内容となっている。
それに単なるセルフパロディ映画だけではなく、ちゃんとした面白い内容になっているから普通に楽しめる作品でもある。
男の友情を中心した人間ドラマ、カーチェイスがあるアクション、家族の絆にしたドラマなど、複数の要素を上手く絡めている。
近年では世捨て人のような役が多く、変顔でぶっ飛んだ演技が多いですが、本作でニコラス・ケイジが演技派である部分も強調していました。
改めてニコラス・ケイジはB級のアクションから、濃密な人間ドラマができる一流の俳優である事を再認識させる良作でした。

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