【ゾンビ・コップ】RE-2018

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アクション

作品データ

公開年月 1988/05/06
ジャンル アクション/ホラー
原作 なし
監督 マーク・ゴールドブラット
脚本 テリー・ブラック
製作 マイケル・メルツァー、デヴィッド・ハルパン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ロサンゼルスでは強盗事件が連続して発生し、市警の刑事ロジャーとダグたちは強盗団に襲われた宝石店に急行して派手な銃撃戦を繰り広げる。
しかし、犯人たちは予想以上にタフでなんとか倒したロジャーたちは、検視にあたった女医から以前に確認した遺体だと言われる。
死者が蘇った強盗を働いた事から半信半疑になるロジャーとダグは、遺体から検出された薬品からダンテ製薬へと捜査へ向かうのだった。

登場人物&出演者

ロジャー・モーティス刑事(演:トリート・ウィリアムズ)

近年の出演作に『オペレーション・ローグ』、『ブライド・ウエポン』などがあります。

主人公。ロサンゼルス市警の刑事。大胆な行動で暴走する宝石強盗犯を倒すが、署長から怒りを買ってしまう。

元恋人で検死官のレベッカから遺体の薬品について聞いて、ダンテ製薬会社へ向かっていく。
巨漢の死体との戦いで減圧室によって死亡するが、レベッカが装置を動かして生き返った。
死ぬまでタイムリミットがあって捜査を続け、ダグとランディが死亡してマクナブを追った。
最後は生き返ったダグと自殺したマクナブを生き返らせ再び殺し、2人でどこかへ行った。

ダグ・ビグロー刑事(演:ジョー・ピスコポ)

代表作に『ジョー・ピスコポのアメリカの夢』、『デモリション・デイ』などがあります。

ロサンゼルス市警の刑事でロジャーの相棒。お調子者で常に何か食べている。下品な発言が多い陽キャラ。

レベッカからダンテ製薬会社が大量の薬品を買った事から、ロジャーと事情聴取へ向かった。
勝手に調べていると巨漢の死体に襲われ、ロジャーが死亡するも装置によって生き返らせた。
ランディを加え捜査をするが、単独行動するも拷問を受けた上でスールの手下に殺された。
最後はプレゼンで生き返ってロジャーとマクナブを倒し、装置を破壊して一緒に出ていった。

レベッカ(演:クレア・カークコンネル)

代表作に『アイランド・サン』、『Making of a Male Model』などがあります。

検死官。ロジャーの元恋人。ロジャーが仕事を優先しているせいで別れており、今回の事件で久しぶりに再会した。

宝石強盗犯の遺体を検視していたが、以前にも検視した痕からロジャーに疑問を投げていた。
話しに来たロジャーに対して、遺体に使っている薬品をダンテ製薬会社が購入したと報告。
ロジャーが生き返った事実を信じられなかったあ、ダンテ製薬会社からの資料を読み漁る。
最後は黒幕だったマクナブから邪魔者として殺害され、ロジャーの前に遺体を見せられた。

ランディ・ジェームズ(演:リンゼイ・フロスト)

代表作に『コラテラル・ダメージ』、『ザ・リング』などがあります。

「ダンテ製薬会社」の広報を担当する女性。事情聴取に来たロジャーとダグを出迎えて会社を案内した。

ダグが勝手に実験室へ入って死体と戦っていくと、すぐに逃げ出して会社から解雇される。
自宅から逃げようとしてロジャーたちに捕まり、真相を探る為に協力するように言われる。
病院で薬物中毒の治療中に大富豪ローダーミルクの養女として家と仕事をもらっていた。
最後は実はすでに死んでいて生き返っていたが、肉体の限界を迎えロジャーの前で崩壊した。

Mr.スール(演:ケイ・ルーク)

代表作に『グレムリン』シリーズ、『アリス』などがあります。

怪しい中国人。肉屋を営んでいる。ローダーミルクとは古くからの知り合いでランディの事も知っていた。

ダンテ製薬会社について捜査するロジャーたちが来ると、彼らを笑顔で出迎えて話しを聞く。
完全に怪しい動きをして警告を受けると、食材たちを生き返らせてそのまま逃走してしまう。
マクナブと繋がっていて裏の仕事を引き受け、脅してきたロジャーを手下によって助けた。
最後は装置のプレゼンに乱入したロジャーに銃撃するが、まったく歯が立たず逆に殺された。

アーネスト・マクナブ博士(演:ダーレン・マクギャヴィン)

代表作に『恐怖の館』、『ゴリラ』などがあります。

レベッカが勤務する遺体安置所の所長。車のナンバープレートに「ボディ・ドクター」と付けるほど自慢する。

宝石強盗犯の遺体に疑問を持っているレベッカと違い、単なる思い過ごしだと笑い飛ばした。
ロジャーが生き返った事に驚いていたが、捜査を続ける彼を見つけると成金ぶりを見せた。
その正体は死体を生き返らせる研究をローダーミルクの資金で実現し、スールを使っていた。
最後は追い詰められると自殺するが、装置で生き返るともう一度蘇生され肉体が爆発四散。

アーサー・P・ローダーミルク(演:ヴィンセント・プライス)

代表作に『肉の蝋人形』、『シザーハンズ』などがあります。

大富豪。シンクタンクを作っていてなんでも研究させて大儲けしていた。2週間前に盛大な葬式を行っている。

薬物中毒だったランディと病院で会っていて、彼女を養女にしてなんでも与えてやっていた。
死ぬ間際にビデオメッセージを送っていて、ランディをどれだけ愛しているか語っていた。
実はマクナブの装置によって生き返り、他の金持ちを集めて儲けようとプレゼンをしていた。
最後はロジャーたちの襲撃でビビっていたが、装置を破壊されてすべてを失ってしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は刑事アクションとゾンビが融合した異色の作品となっています。
この作品は『ターミネーター』や『アルマゲドン』で編集として活躍したマーク・ゴールドブラットにとって監督デビュー作となります。
物語のベースは事件を追う2人の刑事という感じだが、主人公は早々に死んでゾンビになる点が大きく違っています。
生き返っているけど心臓が動いておらず、意識がハッキリしても徐々に体が崩壊へ向かっているところが面白いと思います。
あくまでゾンビのような感じで体が自然と腐敗していくが、そこで繰り出されるゾンビジョークは本作の魅力の1つだと言えます。
トリート・ウィリアムズは主人公型の俳優として安心の立ち回りで、そこにジョー・ピスコポの軽い雰囲気が非常に合っています。
いわゆるバディ映画とも言える作品で、2人のバランスが絶妙で80年代らしい派手でメチャクチャなストーリーも合っていました。
特に主人公のタイムリミットが迫る終盤で肉体が崩壊していく特殊メイクは、なかなかのインパクトで、それを生かしたアクションも面白いです。
当時はまだCG技術がないようなモノで、肉体が崩壊していく様子が安っぽく感じるが、その時代だからこそ感じられる雰囲気があります。
普通の刑事アクションならケガ程度で済むのような展開も、ゾンビという特性をフル活用した無茶なアクションは非常に楽しいです。
全体的に80年代のノリをいい意味で体現していて、王道のゾンビ映画とは違った死なない体を使ったアクションやジョークはこの作品ならではという感じです。
個人的には現代の映像技術を使えば、もっとインパクトのある作品になりそうなので、ぜひともリメイクして欲しい良作でした。

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