作品データ
公開年月 | 2015/08/28 |
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ジャンル | パニック/ホラー |
原作 | なし |
監督 | アイザック・ガバエフ |
脚本 | アレックス・グリーンフィールド、ベン・パウエル |
製作 | ジェイコブ・シルヴァー、ガトー・スカテーナ、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ビーチパーティの翌日、二日酔いの若者グループは太陽の鋭い眼差しで目を覚ました。
グループの一人が砂浜に降りた瞬間、地中から無数の触手が現れ無残に切り刻まれてしまう。
ありえない事態に戸惑いながらも生き残った6名の男女は、砂浜からの脱出を図るのだった。
登場人物&出演者

代表作に『オール・チアリーダーズ・ダイ』、『リメインズ/死霊の棲む館』などがあります。
主人公。中間テストの成績が悪く頭を抱えていた。恋人のジョナと微妙な関係になっている。
みんながパリピの如く楽しんでいたが、一人だけ雰囲気をぶち壊すような暗い顔をしていた。
そこに片想いしていたミッチがやって来て、二人で飲んでそのまま監視塔で朝を迎える。
いち早くビーチの異変に気づいて生き残った仲間に警告し、冷静に対応をしていた。
最後は触手と化した正体不明の何かに火を付け撃退し、次の朝にシャンダとビーチを出た。

代表作に『Bring It On: Fight to the Finish』、『Yellow Day』などがあります。
ビーチパーティでケイリーと微妙な仲となっていたジョナに目をつけ、彼を誘っていた。
一夜をジョナと過ごし、ディープキスする仲まで進展するが、実はそれ以上の事をせず。
砂浜に何かいるとケイリーの警告を受けるが、当初は信じなかったが仲間が食われて信じる。
頭が悪い登場人物たちの中では比較的マトモな方で、勢いに乗って保安官の車へ走った。
最後は砂浜から出てきた触手と戦うケイリーを見守り、生き残って彼女とビーチを出た。

代表作に『ネバー・バックダウン2』、『デッド・オア・リベンジ』などがあります。
ケイリーの恋人。ビーチパーティではケイリーとの仲が微妙になり、シャンダと一緒になる。
一夜をシャンダと一緒に過ごしたが、それは単純にケイリーに嫉妬させるという行為だけ。
友達が砂浜に食われると、なんとか助けようとするが、シャンダのおかげで命拾いする。
それでも食べ物を探そうとサーフボードで近くのベンチに移るも、お腹を刺されてしまう。
最後は刺された箇所が膿んでしまい、ずっと苦しんでいて、翌日にはひっそりと死んでいた。

代表作に『Mow Crew』、『Love Is All You Need ?』などがあります。
ビーチパーティを楽しんでいた巨漢の黒人。なぜかカメラで撮影していた男をボコボコに。
疲れて寝ていていると顔に落書きをされ、どうやって入れられたのかドラム缶に入っていた。
当初は悪ふざけにブチ切れるが、ケイリーたちの言葉に耳を傾けてようやく状況を知る。
ずっとドラム缶に入っていて身動きが取れず、そのせいで腹が擦れて出血をしていた。
最後は脱出できると喜んでいたが、ドラム缶から垂れた血に触手が反応して結局は食われた。

代表作に『Sydney White』、『Actors Anonymous』などがあります。
ビーチパーティを楽しんでいたビッチ。ベガスルールの下に一夜限りのパーティを楽しむ。
翌日、目を覚ますが一緒にいた男とイチャイチャして、なかなか出発させないのが功を奏す。
もう先がないと理解すると、ヒステリーを抑えて母親に向けてノートに遺書を書いていた。
トランクから携帯電話を取ろうとするが、ドアに指を挟んで大量の出血をしてしまう。
最後は砂浜に置いた手すりを伝い保安官の車に向かうが、バランスを崩して落ちて食われた。

代表作に『モンスター・ハウス』、『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』などがあります。
ビーチパーティの主催者。カメラを回していたヤツを何度も注意し、全員の携帯電話を回収。
一人だけ雰囲気をぶち壊すケイリーに注目して、なんとか彼女といい事をしようと誘った。
そのままケイリーと監視塔で朝を迎えるが、何事もなかったがジョナに勘違いされた。
当初は困惑してケイリーの言う通りに動いていたが、ようやく自分で案を出して行動する。
最後は保安官の車へ行こうとシャンダからタオルを受け取るも砂浜に落ちて食われてしまう。

代表作に『スクリーム』シリーズ、『マスク2』などがあります。
ビーチパトロールの保安官。バカ騒ぎをしていた大学生たちの後始末にやって来た。
空気を読まずにビーチへやって来るが、ケイリーたちの言葉を完全に無視していた。
革靴を履いたおかげで正体不明の何かに襲われず、ケイリーたちが薬物をやっていると主張。
ケイリーたちを完全に見下していて、大事にしないつもりでビーチに降りろと命令する。
最後は催涙スプレーを落として拾おうとするが、ようやく状況を理解するも結局食われた。
感想
[個人的な評価]
本作は『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』、『フライトナイト』のVFXスタッフが手がけた作品です。
ビーチを舞台にした作品は非常に多く、そのほとんどがサメ映画と言っても過言じゃない。
そんな本作は海からの怪物ではなく、砂浜の中から正体不明の何かが人間を襲うという作品。
冒頭はいわゆる「パリピ」のバカ者(若者)たちがハメを外してバカ騒ぎから始まります。
頭の悪そうなメンツが揃いに揃ってバカをやっているという彼らにピッタリのシチュエーションが実に分かりやすい。
こういう作品だと文明の利器である携帯電話が邪魔なので、圏外にはできないので無意味にみんなの分を回収していきます。
一夜明けると車や監視塔、ベンチにドラム缶に入っていたヤツら以外、みんなキレイに正体不明の何か食われています。
なぜか中間テストの成績が悪い主人公が、まるで状況が分かっているかのように砂浜の異変にすぐ気づきます。
とにかく、勉強ができない主人公が困惑するバカたちの中で、的確な指示を出していきます。
主人公が気づく前に何人か状況を見せる為に死んでいくが、意外にもその演出が悪くない。
砂浜から糸状の何かが出て、動きを封じて溶かして食っていくシーンは強烈でした。
しかし、そこから間を持たせる為に頭の悪い連中が場違いなストーリーとは関係ないどうでもいいドラマを展開させていました。
終始に渡って頭の悪い登場人物たちの潔さ、正体不明の何かが最後まで正体不明という設定を貫いたのは良かった。
ただ、本作はハードルを地面どころか、地中に埋まるぐらいに下げれば楽しめるレベル。
基本的にストーリー性はなく、別に触手である必要性はないし、生き残った主人公と悪女以外のメンツはなんでもいい。
アイディアは悪くないけど、それを頭の悪い登場人物たちにしたおかげで全体的に軽くなってしまったのは残念でならない作品でした。
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