作品データ
公開年月 | 2020/08/28 |
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ジャンル | SF/ホラー |
原作 | 『X-MEN』(モチーフ) |
監督 | ジョシュ・ブーン |
脚本 | ジョシュ・ブーン |
製作 | サイモン・キンバーグ、ローレン・シュラー・ドナー |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入Blu-ray |
あらすじ
ネイティブ・アメリカンの保留地を突然の巨大な竜巻が発生し、唯一生き残ったダニは隔離施設に収容されていた。
ミュータントだと言われたダニは、施設の責任者であるレイエス先生の検査を受けながら、能力を制御する訓練を受けていた。
そんな時、他に収容されていた若者たちは恐怖を抱く対象が突然現れると、その原因はダニの未知なる能力だと判明するのだった。
登場人物&出演者

本作が長編映画デビュー作となります。
隔離施設に収容された若者の一人。ネイティブ・アメリカンの保留地を竜巻が襲って唯一生き残った。
ミュータントだと断定されて隔離施設にやって来ると、能力を調査する為に検査を受けていた。
レイエス先生から問診を受けても能力が判明せず、その代わり他の若者たちに恐怖が出現する。
能力が他人の恐怖を現実に出現させる恐ろしいモノと判明し、レイエスに殺処分されようとした。
最後はデーモン・ベアを無意識に出現させるが、仲間と父親のおかげで目覚めて撃退させた。

代表作に『ヒート・ストローク』、『メアリーの総て』などがあります。
隔離施設に収容された若者の一人。狼に変身する能力を持ち、暗闇で見えて、鼻が非常に利く。
信仰心が強く能力が発現して神父に相談するが、魔女呼ばわりされて右肩にMの字を刻まれた。
自殺しようとしたダニに声をかけると、徐々に親しくなって、ついに恋人のような存在となる。
ダニがレイエスに殺処分されるところを助け出し、デーモン・ベアから彼女を守っていた。
最後はダニが自分で能力を抑制して助かると、自由になったと知ってみんなどこかへ旅立った。

代表作に『ジャット・イン』、『マローボーン家の掟』などがあります。
隔離施設に収容された若者の一人。父親が働いていた炭鉱で働くも事故が起きて隔離施設に来ていた。
体を砲弾のように高速で飛ばす事ができるが、上手く制御ができず常に傷だらけの状態にある。
実は能力が発現した時に炭鉱の中にいて、制御できずに父親や作業員たちを殺してしまう。
デーモン・ベアと戦っていたイリアナに加勢して、体当たりで牙を一本折る事に成功させた。
最後はダニが自分で能力を抑制して助かると、自由になったと知ってみんなどこかへ旅立った。

代表作に『XOXO』、『Cherry Pop』などがあります。
隔離施設に収容された若者の一人。家は金持ちで隔離施設に送られた。理由を誰にも語っていない。
興奮すると体が太陽並みの熱を帯びて、その度に着ている服も燃えてしまう事に悩んでいた。
軽い調子で女遊びしていたと話すが、実は恋人を焼き殺したせいで女性に触れるトラウマを持つ。
デーモン・ベアから隠れていたが、サムに言われて能力で対抗するも簡単に押し潰されてしまう。
最後はダニが自分で能力を抑制して助かると、自由になったと知ってみんなどこかへ旅立った。

近年に出演作に『エマ』、『ミスター・ガラス』があります。
隔離施設に収容された若者の一人。魔法の能力を持ち、リンボ界を作り出して自在に移動できる。
収容されたダニをいち早く差別して高圧的な態度を取り、過去に18人を殺したと豪語していた。
ダニが持つ恐怖を出現する能力に気付いて、みんなを危険にさらすとして殺そうとしていた。
レイエスがダニを殺そうとして彼女がデーモン・ベアを出現させ、一人で立ち向かった。
最後はダニが自分で能力を抑制して助かると、自由になったと知ってみんなどこかへ旅立った。

近年に出演作に『アエイジング・ジャーニー/神の小屋より』、『ある決闘/セントヘレナの掟』などがあります。
隔離施設の責任者。保留地で唯一生き残ったダニが送られてくると、冷静な態度で彼女に説明をしていた。
若者たちを治療して新たなX-MENに育てると話していたが、誰もマトモに取り合おうとしない。
強力なフォース・フィールドを張る事ができて、隔離施設を覆う巨大なバリアを形成させている。
暗殺者を育てるエセックス・コーポレーションの手先で、若者たちを調査して監視していた。
最後は上司からダニの殺処分を任されるが、デーモン・ベアを出現されて食い殺されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は20世紀FOXによる『X-MEN』シリーズの13作目となっています。
20世紀FOXはディズニーに買収された為、このシリーズは本作で最終作となりました。
この作品はシリーズ初の青春ホラーというジャンルであり、低予算で作られているようです。
これまでの作品とはかなり雰囲気が違っていて、ホラー映画らしい印象を持ちました。
そこにミュータントたちの特殊な能力が登場しているが、ハッキリ言って、現状のドラマとあまり変わらないような気がした。
むしろ、マーベルで展開している『MCU』シリーズのドラマよりも見劣りするような印象すら受けてしまいました。
『MCU』シリーズのスゴさを逆に感じられる作品で、本作を映画としてみるには物足りないような感じでした。
これを動画配信サービスで映画として配信してもおかしくないし、現状のアメコミを扱ったドラマ程度だと思います。
登場人物も必要最低限となっていて、何より本作で最終作となっているので、横の繋がりがないから世界観も非常に狭くなっている。
登場するニュー・ミュータントのメンバーも原作に従っているが、本来なら本作は序章という位置づけになると思います。
ただ、この作品ですでに最終作と決まってしまったので、これ以上の広がりがないからワクワクはあまりできなかったです。
ホラーとしての演出はアメリカン・ホラーとして、完全なるホラー映画じゃないから物足りなかったと思ってしまった。
途中で出てくるスマイル・マンはスレンダーマンっぽく、デーモン・ベアも巨大だけで怖さや迫力はそこまで感じなかった。
やはり、本作は『MCU』シリーズのドラマと肩を並べてしまう感じで、『X-MEN』シリーズの最終作として寂しい限りです。
今後は本家となる『MCU』シリーズに組み込まれるだろうミュータントなので、そっちの方に期待をしたいと思います。
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