【ザ・マザー】VD-894

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アクション

作品データ

公開年月 2023/05/12
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ニキ・カーロ
脚本 アンドレア・バーロフ、ピーター・クレイグ、ほか
製作 ジェニファー・ロペス、ロイ・リー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

元殺し屋だった凄腕スナイパーの女性は妊娠し、犯罪組織の男たちの悪事をFBIの捜査官に証言した事で襲われるも無事に娘を出産した。
母親になった女性は命の危険があるとして、娘を養子に出して自分は遠く離れたアラスカの地でひっそりと暮らしていた。
それから12年後、ゾーイと名付けられた娘が犯罪組織に誘拐されると、FBI捜査官から母親に連絡が入ると、救い出そうと単独で乗り込むのだった。

登場人物&出演者

母親(演:ジェニファー・ロペス)

近年の出演作に『マリー・ミー』、『ジェニファー・ロペス:ハーフタイム』などがあります。

主人公。イラクとアフガンで46人を暗殺した凄腕のスナイパーで元殺し屋。ゾーイを生んでから離れてアラスカで暮らす。

12年後に成長したゾーイをエクトルの手下が誘拐し、クルーズと協力して救出を果たした。
クルーズがエイドリアンに殺されてしまい、危険として一緒に暮らしてゾーイを訓練を施す。
ゾーイのミスで居場所がバレると、エイドリアンを迎え撃つ為にたった一人で挑んでいた。
最後はゾーイのせいで邪魔されるが、エイドリアンを倒して娘を家へ帰して近くに引っ越す。

ゾーイ(演:ルーシー・パエス)

代表作に『サイレンス・ゾーン』、『バーブ&スター/ヴィスタ・デル・マールへ行く』などがあります。

ヒロイン。母親の娘。12年前に妊娠中の母親が刺されても無傷で生まれ、その後は安全を考慮して里子に出されている。

母親を狙ったエクトルの手下であるタランチュラに襲われ、キューバへ拉致されてしまう。
救出されると母親だと認めてもらえず、家に帰ろうとしてエイドリアンの襲撃を受けていた。
母親から生きる為の訓練を施され、居場所がバレてジョーンズに託されるも勝手に動いた。
最後は余計な事をしてエイドリアンに捕まるが、母親に助けられ、親子としての絆を持った。

ウィリアム・クルーズ捜査官(演:オマリ・ハードウィック)

代表作に『キック・アス』、『アーミー・オブ・ザ・デッド』などがあります。

FBI捜査官。妊娠していた母親と接触し、犯罪組織の告発をする為に証人として匿って話しを聞いていた。

エイドリアンの襲撃で仲間が殺されるが、運良く重傷で済んで母親との連絡係となっている。
12年後にエクトルの手下を捕まえた事でゾーイの存在がバレている事を母親に連絡していた。
ゾーイが誘拐されると、母親と一緒にキューバで救出を成功させ、家に返そうとしていた。
最後はエイドリアンの襲撃で昏倒して何もできず、母親とゾーイの前で射殺されてしまう。

ジョーンズ(演:ポール・レイシー)

代表作に『グリマーマン』、『サウンド・オブ・メタル/聞こえるということ』などがあります。

母親とかつて軍人時代を過ごした戦友。アラスカの港町に住んでいて、隠れ住む母親の為に家を用意している。

危険すぎる状況で母親から他人のフリをしているが、定期的に彼女へ手紙を持ってきている。
ゾーイがエイドリアンに追われてクルーズが殺されると、保護する為に暗号で事情を聞く。
本名を診療所に登録したゾーイのミスで居場所がバレてしまい、面倒を見るように頼まれた。
最後は母親を助けようとしたゾーイが勝手に戻る姿を見て、ただ呆然と見送るしかなかった。

ヤニル・ゴンザレス(演:ジェシー・ガルシア)

代表作に『鉄板スポーツ伝説』、『アンビュランス』などがあります。

エクトルの手下で高い実力を持っている。首筋にタランチュラのタトゥーをしている事から異名になっている。

ゾーイの存在を知っていて、FBIに仲間が捕まった事でエクトルから誘拐の指示を受ける。
母親が事前に待ち構えて手下たちが倒されるが、なんとか切り抜けてキューバまで連行する。
キューバでのんびりしていると母親たちに追撃を食らい、逃げ切れず結果的に捕まった。
最後は母親の軍隊仕込みの厳しい拷問で居場所を話し、嘲笑っていたがそのまま殺された。

エクトル・アルヴァレス(演:ガエル・ガルシア・ベルナル)

近年の出演作に『オールド』、『WASP/ネットワーク』などがあります。

犯罪組織のボス。武器の密売をしていて、グアンタナモ基地に顔が利く。武器を横流しして儲けていた。

エイドリアンと知り合ってお互いに利用し合って儲けるが、母親の美貌にも惚れて恋人に。
母親が妊娠して保身に回ると、人身売買している事を突き止められて裏切りに遭ってしまう。
手下にゾーイを誘拐させてキューバまで母親が助けに来ると、待ち構えて彼女を誘っていた。
最後は母親の容赦ない反撃によるナイフで心臓を抉られ、屋敷を燃やされて始末されていた。

エイドリアン・ラヴェル(演:ジョセフ・ファインズ)

代表作に『エリザベス』、『恋におちたシェイクスピア』などがあります。

元特殊空挺部隊の軍人。母親が軍人時代に狙撃班で訓練を指導していたが、彼女の特筆する才能と美貌を見込んだ。

闇の人脈を持っていてエクトルと組んで大儲けし、母親とは恋人のような関係ま築いていた。
母親が自分たちを売った事で妊娠中の彼女を襲ったが、返り討ちに遭って顔に火傷を負った。
エクトルが殺されゾーイの居場所を突き止めると、待ち構えている母親と対決をしていく。
最後は自分から来たゾーイを捕まえるが、母親の必死な狙撃によって呆気なく殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『クジラの島の少女』や『スタンドアップ』で知られるニキ・カーロが監督を務めています。
個人的には久しぶりにジェニファー・ロペスを映画で観る事になったが、50歳を超えているとは思えないほどの美しさだと思いました。
元々、ジェニファー・ロペスの作品をそんなに観ているワケじゃなく、そこまで好きというワケではありません。
しかしながら、本作ではジェニファー・ロペスの存在が非常に大きいと分かるほど圧倒的な存在感がありました。
腕利きの殺し屋として感情を押し殺して生きてきたが、娘に対してだけ感情を出しているところのギャップが良かったと思います。
裏社会で生きてきたせいで娘との接し方に違和感を持たせる感じで、最初はマトモに視線を合わせられない感じが良かったです。
そこから一緒に暮らしながらサバイバル術を訓練していくが、そこには母親と娘という関係性ではない感じもキャラクターの設定を守っていました。
不器用ながら一生懸命に娘を思って行動していて、彼女の為にだけ生きてきたキャラクターの思いも伝わってきました。
アクションについてはそれなりという感じで、あくまでNetflixのオリジナル映画の派手なようで地味な範疇でした。
ストーリーは平凡であり、その大きな原因として主人公に対する悪役の比重があまりにも軽かったせいだと思います。
母親と娘を中心に描きたかっただろうけど、その要因となる悪役たちの存在があまりにも曖昧で微妙な描写になっているせいでパンチ力がなかった。
しかも、主人公と男たちの関係性も曖昧であるし、狙われている原因が明確という点でもバランスが非常に悪かったです。
あくまでジェニファー・ロペスだったから最後まで鑑賞できるレベルで、ストーリー自体はそこまで面白いとは思えなかった。

コメント

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