【オカムロさん】RE-3825

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あ行

作品データ

公開年月 2022/10/14
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 松野友喜人
脚本 松野友喜人
製作 揖斐憲、叶井俊太郎、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

大学生5人が謎の存在「オカムロさん」に首を狩られ、惨殺されるという「キャンプ集団首狩り殺人事件」が起きる。
その後、日本国内で話題となって「オカムロさん」に関連するサイトが広がり、読んでしまった人は確実に首狩りされる事件が続発する。
キャンプ場で唯一生き残ったすずは心の傷を負いながらも、同じく両親を殺されたアヤコとともにトレーニングを積んで復讐を誓うのだった。

登場人物&出演者

すず(演:吉田怜香)

代表作に『貞子DX』、『こわれること いきること』などがあります。

主人公。キャンプ場で友人たちと楽しんでいたが、オカムロさんをやったせいで自分以外が惨殺され心の傷を負う。

ニュースにもなってカウンセリングを受けていたが、坊主に連れられアヤコと訓練をする。
そのおかげで表情が明るくなって、前から気になっていたカウンセラーをデートに誘った。
カウンセラーの正体が一連の事件の模倣犯だと知り、母親を殺された事でどん底に落ちる。
最後はカウンセラーを自らの手で倒し、本物のオカムロさんをロケットランチャーで倒した。

アヤコ(演:伊澤彩織)

代表作に『べいびーわるきゅーれ』シリーズ、『ファーストミッション』などがあります。

オカムロさん事件で両親を殺されている。自分の手で復讐する為に坊主の寺院の敷地内でトレーニングをしている。

すずを連れてきた坊主からトレーニングの手伝いをするように言われ、当初は拒否していた。
オカムロさんを倒したすずの気持ちが本物だと分かり、仕方なくトレーニングをつけていた。
カウンセラーが模倣犯で母親を殺されたすずを慰めると、一緒に倒す為に倉庫へ向かった。
最後は本物のオカムロさんと戦うも劣勢になり、駆けつけたすずの前で首を斬られ死亡した。

坊主(演:内田寛崇)

本作が長編映画デビュー作となります。

全国でオカムロさんの被害を受ける中、両親を殺されたアヤコに寺院の敷地でトレーニングをさせている。

同じく友人たちが殺されたすずを連れてくると、一人で倒そうとしたアヤコに訓練を任せる。
一連のオカムロさん事件の犯人がすずのカウンセラーと分かり、悔しい気持ちを理解した。
カウンセラーを倒す為にすずからお願いされて同行し、用意した銃火器を持ち出していく。
最後は本物のオカムロさんが登場すると、銃を向けて発砲するも通じず斬られて死亡した。

カウンセラー(演:バーンズ勇気)

代表作に『スラッカーズ/傷だらけの友情』などがあります。

心の傷を負ったすずのカウンセリングをする精神科医。通院するすずに敬語で接して様子をずっと見ていた。

すずが落ち着く場所を提供していると話し、あくまで彼女の気持ちを優先して治療している。
オカムロさんを倒す為にトレーニングしているすずが明るくなり、デートに誘われて行く。
本名がオカムロリョウタとバレてしまい、一連の事件の模倣犯としてすずの母親を殺した。
最後は本物のオカムロさんが現れて興奮し、すずと対決するも主人公補正の前に倒された。

オカムロさん(演:三元雅芸)

近年の出演作に『BAD CITY』、『生きててよかった』などがあります。

江戸時代から伝わる集団首刈り事件の妖怪。タブー視されており、決してネットで検索してはならない存在となる。

とあるサイトで「オカムロさん」について説明されており、読んだ人間は必ず斬首される。
日本で一気に広がり日常的に斬首される人間が増え、チェーンメールやLINEで広がっていく。
その正体はカウンセラーが本物を復活させる為に恐怖を集め、ついにその前に登場した。
最後はアヤコと戦ってダメージを受けず斬首すると、すずのロケットランチャーで爆死した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はオカルトメディアのサイゾーが手がけるホラー映画製作プロジェクトの2作目です。
この作品は松野友喜人が監督、脚本、編集、VFX、出演を務めています。
現代における遊びのような都市伝説を多分、元ネタにしてホラーのようで実際はギャグ映画として超低予算で作っています。
まさに好事家が好きそうなメチャクチャな内容であるけど、決して一般層に受けないタイプの作品となっています。
序盤から笑いを誘うような人間の首が簡単で斬り落とされるダイジェストこそ、本作における最高に盛り上がる部分だと思います。
ストーリーなど最初から作ろうとは思っておらず、その場で思いついた監督がやりたい事をただやっているだけの行き当たりばったりな印象を受ける。
あまりにもぶっ飛んだ設定にツッコミを入れる方が間違っていて、ただ頭を空っぽにして目の前で起きている事を素直に受け入れる気持ちの余裕がないとダメな作品。
こういう作品はインディーズだけに留めるべきで、決してメジャーな場所に出しちゃいけないタイプだと思っています。
それにあくまで好事家というところを強調したいが、これを褒めるべきじゃなく、映画としてギリギリで成立しているようなレベルだと言える。
出演者の演技レベルも素人に毛が生えた程度であり、アクションに関しても特撮ドラマと変わらないか、それよりも劣っているようなレベルでもある。
基本的に都市伝説を原作にした実写映画はすべてギャグのような感じになるが、本作はそれ以上に理不尽でファンタジーに寄りすぎている印象でした。
何より、主人公たちがトレーニングをして剣術を磨いて、オカムロさんに対抗しようとしているのに、すべてをぶち壊すロケットランチャーでの解決は笑うに笑えない。
積み上げたモノを自らの手でぶち壊す潔さはあるけど、70分も付き合った側として夢オチ並みにヒドイ解決の仕方だと感じました。
そして、オカムロさんの模倣犯が明確な動機を持っていない事についても、単純に監督が思いつかなかった逃げにしか感じられなかったのは残念でした。

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