【ザ・ゲスト】VD-910

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洋画

作品データ

公開年月 2014/11/18
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 アダム・ウィンガード
脚本 サイモン・バレット
製作 キース・コルダー、ジェシカ・コルダー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

イラク戦争で息子のケイレブを亡くし、悲嘆に暮れるピーターソン一家の元に、デヴィッドと名乗る青年は戦友で最期の言葉を伝える為に遠くからやって来た。
一家はこの礼儀正しい好青年を家に招き入れ、ゲストとしてもてなしていくと、家族の問題を一つずつ解決して信頼を得ていく。
そんな中、長女のアナはデヴィッドに対する違和感を持ち始め、彼の素性や行動について調べると驚愕の真実を知っていくのだった。

登場人物&出演者

デヴィッド(演:ダン・スティーヴンス)

代表作に『ナイト・ミュージアム/エジプト王の秘密』、『野性の呼び声』などがあります。

陸軍に所属していた兵士。ピーターソン家の長男と戦友。カーヴァー少佐による実験の被験者として戦闘マシーンになる。

ルークのイジメ問題を両親よりもすぐに気付いて、イジメっ子たちをボコボコにしていた。
スペンサーの上司を殺して昇進させるが、アナに疑われ始めると武器を調達して準備する。
カーヴァーたちの襲撃から両親を殺害して、アナたちを追ってルークの学校までやって来る。
最後はカーヴァーを殺害するも油断して姉弟に倒されるが、生きていた姉を見て逃げ出す。

アナ・ピーターソン(演:マイカ・モンロー)

代表作に『イット・フォローズ』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』などがあります。

ピーターソン家の長女。兄が戦死してから家の雰囲気が悪い。学費の為にダイナーでアルバイトする。

兄の戦友であるデヴィッドが家に泊まる事になるが、あまり歓迎できずに仕事へ出かける。
デヴィッドの電話を聞いて疑うようになって、軍に連絡してすでに死んでいると知った。
恋人がデヴィッドの策略で逮捕され、仕事場にカーヴァーが来て両親が殺されたと分かった。
最後は弟の学校まで助けに行き、二人でデヴィッドを倒すも死んでいないと知ってしまう。

ルーク・ピーターソン(演:ブレンダン・マイヤー)

代表作に『彼女はモンスター・ファイター』、『カラー・アウト・オブ・スペース/遭遇』などがあります。

ピーターソン家の長男。学校ではアメフト部の同級生からイジメを受けるが、両親はまったく気づかない。

デヴィッドにイジメを受けているとバレて、彼らをボコボコにしてナイフをもらっていた。
姉からデヴィッドの素性を調べると、またからかって反撃するも母親が呼び出されていた。
デヴィッドが別人と分かっても、彼を信頼して姉の話は誰も信じないとして素直に説明した。
最後はデヴィッドが学校まで来て、姉が襲われている間にナイフで倒して生還を果たした。

ローラ・ピーターソン(演:シーラ・ケリー)

代表作に『シングルス』、『モーツアルトとクジラ』などがあります。

ピーターソン家の母親。戦場に行った息子が戦死した事を受け入れず、そのせいで夫とギクシャクする。

息子の戦友として来たデヴィッドを家に迎え入れると、部屋を貸して泊まるように言った。
子供たちの悩みが眼中になく、息子を失った悲しみからデヴィッドをなぜか信用していた。
娘がデヴィッドの正体に対して疑うと、彼に失礼として夫とともに意見をまったく聞かず。
最後は家に来たカーバーたちとの銃撃戦が始まり、デヴィッドに謝罪されながら殺された。

スペンサー・ピーターソン(演:リーランド・オーサー)

代表作に『エイリアン4』、『96時間』シリーズなどがあります。

ピーターソン家の大黒柱。息子が戦死したせいで妻とも上手くいっておらず家で毎日酒を飲んでいる。

妻が勝手にデヴィッドを家に入れて最初は警戒したが、なぜか打ち解けて一緒に酒を飲む。
会社の上司が行方不明になって死体で見つかり、代わりとして運良く営業部長に昇進をした。
娘がジークと別れていると思っていたが、続いていた事を知って強く注意してケンカした。
最後は会社から家に帰ろうとして、デヴィッドが正面衝突して意味が分からず射殺された。

クリステン(演:タバサ・ショーン)

代表作に『反逆者/穢れなき銃弾』、『エンド・オブ・ロード』などがあります。

アナの友人。同じダイナーでアルバイトをしている。家に両親がおらずパーティをやっていた。

デヴィッドがやって来ると、そのイケメンぶりで下半身が反応して彼をずっと誘惑していた。
元カレが勝手にパーティに来ると、デヴィッドが撃退してお礼に部屋で肉体関係を持った。
デヴィッドが危険人物としてアナから警告を受け、仕事場にカーヴァーが来て緊張状態になる。
最後は後から来たデヴィッドがアナの居場所を聞かれ、答えられず呆気なく殺されてしまう。

クレイグ(演:ジョエル・デヴィッド・ムーア)

代表作に『ドッジボール』、『アバター』などがあります。

ヤクの売人。ピーターソン家とも顔見知りの青年。金さえあればなんでも調達できると豪語する。

クリステンが開いたパーティに参加していて、堂々とハッパを吸ってラリっていた。
ジークと一緒にハッパを楽しんでいると、後から来たアナにも勧めるも断られてしまう。
デヴィッドが銃を欲しがり、金さえあれは知り合いに調達するとして電話番号を聞いた。
最後は採石場で武器屋を連れて行くが、裏切ったデヴィッドによって一緒に殺されてしまう。

カーヴァー少佐(演:ランス・レディック)

晩年の出演作に『バレリーナ』、『ハード・プレイ』などがあります。

軍警察の軍人。アナからデヴィッドに関する質問が来たと聞いて、危険だとしてすぐに行動する。

会社が過去に兵士を使った実験でデヴィッドが被験者で、死を偽装して逃亡した事を知る。
部隊を引き連れてピーターソン家に来るが、デヴィッドの反撃で自分以外が殺されてしまう。
アナを連れ出してルークの学校までやって来ると、ハロウィンのセットで追い詰められる。
最後はデヴィッドを迎え撃つも腕を切られ、這い出して逃げるも出血多量によって死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『サンダンス映画祭』にて上映されています。
この作品は『サプライズ』や『ゴジラvsコング』で知られるアダム・ウィンガードが監督と編集を務めています。
やはり、イケメンという属性だけで信頼されるという事をしっかりと見せてくれる典型的な作品となっていました。
息子の戦友という話だけで家に入れるだけじゃなく、部屋まで貸して泊まらせるのは少し楽観しすぎな印象でした。
田舎町で隣人とは距離があるならば、身を隠すにはちょうどいいと言えるだろうと思います。
まず、両親はアメリカ人なのに危機感がまったくなく、身分証も持っていない他人を平気で家に入れたのは物語を進める上で知能が猿並みになっていました。
そうなると、偶然すぎるタイミングで主人公だけが疑問を持つような展開になっていき、結果的に正体を暴くような展開になります。
そもそも、デヴィッドの目的は追われている軍から逃げる事であって、家族に対して何がしたかったのかよく分からない。
家族が崩壊寸前の状況を暴力で解決していくが、どう考えても間違っているのに家族の知能が退化しているから仕方ない。
中盤辺りで主人公とのやり取りで間延びするが、正体がバレたデヴィッドの容赦ない凶行は悪くなかったと思います。
何かの実験を受けた強化されているのか、感情をなくしているのか分からないから少し微妙に感じてしまった。
ただ、あれだけ殺人マシーンのように振る舞っているのに、主人公を前にして弱体化するのは仕方ない展開かもしれない。
ラストはまだ生きている設定で逃亡していくが、これで続編を意識しているかもしれない終わり方も予想はできる。
やはり、実験の全容を見せていないから、何でもアリになってらどうにもなってしまう設定となりました。
もっとデヴィッドの残虐さを見せて欲しかったが、そこまで悪いという感じがなかったので、続編があるなら期待してもいいと思いました。

コメント

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