作品データ
あらすじ
東湖大学のキャンパス内にある心霊スポット「女霊橋」では、遠い昔に恋人を待ち続けた女学生が湖に投身自殺をしたという。
0時になると湖にある怪談で一段増えるという怪奇現象が学生の間で噂として広まっていた。
同じ大学の男女5人の学生が肝試しに「女霊橋」に来るが、一人の男子学生が行方不明になり、残りの4人に恐ろしい体験をするのだった。
登場人物&出演者
・リアン・シュユ(演:モン・ガンルー)
代表作に『27℃/世界のパン』、『恋する・ヴァンパイア』などがあります。
「驚異直番」のキャスター。報道でやり甲斐を感じず、番組のキャスターに転身した。
2016年に起きた溺死事件を取材し、学生たちがなぜ死んだのか独自に調査して追求する。
監視カメラの映像を検証していると、5人じゃなく6人いると分かって詳しく調べる。
6人目がアーチュエンでカメラマンだと気付くと、橋にいたはずがずっと後ろにいた。
最後は取り憑かれていたアーチュエンが正体を暴き、そのまま行方不明になってしまう。
・アーチュエン(演:J・C・リン)
代表作に『The Last Painting』、『Kuang tu』があります。
学生会のメンバー。マスコミ学部。肝試しの規律長。サンニューと密かに付き合っている。
その前はシンチアオと付き合っていたが、性格的に合わないとして曖昧な態度を示す。
肝試しでサンニューと親密にしていると、陰からシンチアオに見られていたと知らず。
サンニューと逃げ回ると、シンチアオが元凶で彼女を殺して、呪いを引き受けてしまう。
最後は4年後に犠牲者を捧げるべくカメラマンとしてリアンを使い、目的を果たした。
・サンニュー/モン・ボールー(演:ヴェラ・イェン)
代表作に『台湾の朝、僕は恋をする』、『屍憶/SHIOKU』などがあります。
法学部。肝試しの隊長。文句を言っていたウェンヤオに厳しい態度で説得していた。
安全面を心配するウェンヤオを強引に納得させ、密かに付き合うアーチュエンと楽しむ。
シンチアオにバレると心配していたが、上手くやるとアーチュエンに言われて安心する。
幽霊に仲間がやられると、アーチュエンと逃げ回るが、結局はシンチアオに捕まった。
最後はアーチュエンに助けを求めるも逃げてしまい、呪いによって強制的に溺死した。
・ジャオ・シンチアオ(演:チャン・ニン)
代表作に『The Last Painting』、『Dear Loneliness』などがあります。
学生会のメンバー。肝試しが開催される中でスマホを使って動画で状況を撮影していた。
サンニューとウェンヤオが安全面で揉めている場面を撮影し、アーチュエンも映した。
実は以前からアーチュエンと付き合っていたが、別れるようなニュアンスでブチ切れる。
2012年にも同じ事をしていたが、唯一生き残っていて2016年で肝試しを再び敢行した。
最後は呪われていて生きるのが辛く、命乞いをしたアーチュエンに殺させて終わらせた。
・シートウ/リー・ティエンミン(演:ルビー・チャン)
代表作に『The Tag-Along 2』などがあります。
学生会のメンバー。他のメンバーを驚かせる為、ソンと一緒に小道具を制作していた。
お粗末な小道具にソンと口論していたが、実は誰よりも仲が良くていつも一緒にいる。
ウェンヤオが消えると、シンチアオたちと部屋で待機するもソンがトイレから帰らず。
シンチアオとトイレに行くと黒い液体が手に付着し、屋上まで逃げるも女霊に捕まった。
最後はシンチアオの前に現れるが、すでに女霊の呪いに取り憑かれて彼女を追った。
・ソン/チョン・リンエン(演:ジョー・シェー)
代表作に『Spicy Teacher』、『The Incredible Monk』などがあります。
学生会のメンバー。シートウとともに演出で使う小道具を口論しながら作っていた。
撮影していたシンチアオがやって来ると、出来上がった小道具を手にしてからかった。
ウェンヤオが姿を消してから、アーチュエンたちが探す間に部屋で待機していた。
トイレに一人で用を足していると、女霊の恐怖で逃げようとするも捕まって溺死した。
最後はトイレから逃げてきたシートウの前に現れるが、すでに女霊に取り憑かれていた。
・リー・ウェンヤオ(演:チェン・コ)
代表作に『Spicy Teacher』などがあります。
学生会のメンバー。肝試しの安全面について不満を漏らし、サンニューと口論していた。
その場にいたアーチュエンに助けを求めるも何もしてもらえず、強引に納得してしまう。
肝試しが始まると、実際にあるのか検証する為の実験台となって目隠しまでされていた。
演出として禁断の階段の数を数えると、急に姿を消してみんなを戸惑わせて楽しんだ。
最後は背後から女霊を察知したスマホを落とし、拾おうとすると捕まって溺死した。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された台湾の作品となります。
最近ではアジア映画が活発になっていて、特に韓国映画が頭一つ抜きん出ています。
それを追いかける資金のバケモノである中国映画かいるけど、台湾映画はまた少しだけ趣向が違うと思います。
香港からの影響があるけど、どっちかと言えばノワール的な世界観やちょっとしたロマンスのイメージがあります。
本作はあまり予算をかけていないが、工夫と出演者たちの演技でカバーできる見本と言ってもいい作品でした。
ストーリーについて難しい事をしていないが、ラストにかけての仕掛けはなかなか良かったと思います。
一人ひとりが襲われていくのは王道のパターンであるが、水のある場所から出現するのは面白いと感じました。
ただ、女霊が襲ってくる条件がかなり曖昧になっていて、そこら辺が何でもアリになってしまったのは残念です。
もっと女霊の設定を練り込んでおけば、効果的な演出に繋がっただけに惜しい。
出演者たちの演技、特に女優陣が非常に良かったので、そこをもっと作品の中に活かして欲しかったです。
それでも台湾ホラー映画に期待できる作品であって、今後は注目したいと思わせるだけの良さがあったと思います。
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