【ブルー・ミラクル】VD-553

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洋画

作品データ

公開年月 2021/05/27
ジャンル ヒューマンドラマ
原作 なし
監督 フリオ・キンタナ
脚本 フリオ・キンタナ、クリス・ダウリング
製作 ハビエル・チャパ、ダレン・ムアマン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

オマールは妻のベッカと“カサ・オガール”という孤児院を経営するが、借金のせいで手放しそうになっていた。
地元で開催される世界最高の釣り師たちが集まる「ビズビーズ」の賞金を手にしようと、二度の優勝経験があるウェイド船長と組む。
当初はオマールとウェイド船長の間で意見の食い違いが出るが、孤児院の為に二人は協力してカジキを釣ろうとするのだった。

登場人物&出演者

オマール(演:ジミー・ゴンザレス)

代表作に『ヴェンジェンス』、『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』などがあります。

主人公。妻のベッカとともに“カサ・オガール”を経営する。ストリートチルドレンたちを救っている。

過去に父親と海へ出かけたが、大波のせいで船が転覆して一人だけ助かった天涯孤独となる。
ストリートチルドレンとして暮らしていたが、ベッカとの出会いで改心して孤児院を経営。
借金に追われる状態になると、ビズビーズ夫婦の計らいウェイド船長と大会へ出場を果たす。
最後はイカサマを拒否し、本物のカジキを釣って優勝し、孤児院を守り通す事ができた。

ベッカ(演:フェルナンダ・ウルホラ)

代表作に『Perjudícame cariño』、『After Her』などがあります。

オマールの妻。夫とともに“カサ・オガール”を経営して、ストリートチルドレンたちを家に迎えていた。

マトモな生活をしていなかったオマールを改心させた張本人で、孤児院を支えている。
借金に追われて孤児院をなくすかもしれないと知り、打つ手がないとオマールに相談した。
オマールたちがビズビーズでの大会に出場し、テレビ中継されて他の子供たちと応援した。
最後はオマールが見事の大物のカジキを釣って、優勝賞金によって孤児院を売らずに済んだ。

ゲコ(演:アンソニー・ゴンザレス)

代表作に『オブリビオン』、『真夜中過ぎの出会い』などがあります。

“カサ・オガール”に住んでいる孤児。元ストリートチルドレンでメガネをかけている。

ストリートチルドレンに戻っても生きていける強さを持つが、カサ・オガールを家と認める。
いつもハリウッドと一緒に行動するが、何かと余計な一言を言って相手を挑発してしまう。
モコと敵対したせいでカジキを逃してしまい、反省して二人で仲直りを果たした。
最後はオマールが大物のカジキを釣って、優勝を飾ってみんなと一緒に喜んでいた。

ハリウッド(演:ネイサン・アリーナス)

代表作に『Bunk’d』、『Wyrm』などがあります。

“カサ・オガール”に住んでいる孤児。ふくよかな体格でアフロヘアーのような髪型が特徴。

いつもゲコと一緒に行動していて、皮肉ばっかりを言う彼と違って常に前向きな考え方。
ストリートチルドレンに戻っても生きていける強さを持つが、孤児院を家だと思っている。
息子よりカジキを選んだウェイド船長にガッカリするが、現実をしっかりと受け止める。
最後はオマールが大物のカジキを釣って、優勝を飾ってみんなと一緒に喜んでいた。

モコ(演:ミゲル・エンジェル・ガルシア)

代表作に『Carlos Through the Tall Grass』、『Die Like A Man』などがあります。

ウェイド船長の時計を盗んで警察に連行されるが、何も言わない事からオマールの家まで連れ出される。

すぐに時計を口に入れているとオマールが知り、一緒に返して謝りに行くと言われて同行。
当初は孤児院を拒否していたが、オマールが気を利かせて一緒に大会へ参加する事になった。
ゲコとケンカしたせいでカジキを逃してしまい、反省して拒否した孤児院に足を踏み入れる。
最後はカジキを釣るオマールをパパと呼んで、大会で優勝してみんなと一緒に喜んでいた。

ウェイン・ビスビー(演:ブルース・マッギル)

近年の出演作に『チア・アップ!』、『ベスト・オブ・エネミーズ/価値ある闘い』などがあります。

妻のトリシアとともに世界中の釣り師たちが集まる大会「ビズビーズ」を運営している。

孤児院を経営するオマールとは知り合いで、借金の返済に困っている彼の為に銀行と話す。
ハリケーンの被害を受けても大会は絶対に開くと話し、各方面に電話をかけまくっていた。
勝手に大会へ参加しようとしたウェイドを止めるが、オマールたちと一緒に組む案に乗じた。
最後はオマールたちが大物にヒットさせると、彼らが優勝した事に誰よりも喜んでいた。

ウェイド船長(演:デニス・クエイド)

近年の出演作に『ミッドウェイ』、『僕のワンダフル・ジャーニー』などがあります。

カジキ釣り師。過去に「ビズビーズ」大会で唯一、2度の優勝を誇っているも今はまったく釣れていない。

経済的に厳しくなっている事で大会に出場しようとして、無料で出場できる漁師枠で参加。
当初は“カサ・オガール”と組む事を拒んでいたが、仕方なく協力して優勝を目指していく。
オマールが参加した理由を聞いて、二度目の優勝でやったイカサマを敢行しようとした。
最後はイカサマを捨てて、本物のカジキを釣って優勝を飾り、孤児院の借金を全部返済した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
2014年に毎年開催されるカジキ釣り大会「ビズビーズ」での実話を基に作られています。
その年に優勝した“カサ・オガール”が題材で、メキシコ初の優勝チームとなっています。
世界では多くの孤児が存在していて、メキシコでもストリートチルドレンと呼ばれる子供たちがいます。
そんな子供たちを助ける“カサ・オガール”を夫婦で運営するが、借金のせいで失いそうになるところから物語が始まる。
物語が始まる前からすでに主人公たちが優勝するのは分かっているが、どのような事情と過程をするのか期待しました。
実話を基にしているせいで淡々とした展開になっているので、物語に入り込むほどのインパクトはなかったです。
ここら辺は伝記映画と同じような感じで、実際にあった出来事を多少は脚色しながらも並べているような印象を持ちました。
本来ならもっとドラマチックに描けるはずだが、どうやら事実に基づいた展開を重視した結果だろうと思います。
イカサマをしてでも優勝したい船長と、賛同しようとしたが、結局は正直に生きる孤児院の院長が下した決断は正しかったです。
あのイカサマであれば、優勝はできなくても2位か3位はとれるはずだが、それを諦めたのは大きな意味があったと思います。
例え、入賞しても院長は決して心の底から喜べないだろうし、ずっとそれを引きずって生きる事になっていただろう。
だからこそ、孤児院が借金によって潰されても、ウソをついてまで続ける意味はないという考えは間違っていないと思います。
タイトルからすでにネタバレになっているが、それでも最後はハッピーエンドで終わるにはとても気持ちがいい作品でした。

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