作品データ
公開年月 | 2021/06/01 |
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ジャンル | パニック/ホラー |
原作 | なし |
監督 | スティーヴ・ローソン |
脚本 | スティーヴ・ローソン |
製作 | スティーヴ・ビーチャム、トニー・タグリエンティ |
製作国 | イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
1945年のビルマ沖のラムリー島、日本軍の補給基地を破壊する為、ハリスたちイギリス軍部隊が密かに上陸していた。
ハリスたちイギリス軍部隊は敵の警戒網を逃れて、島の中央部に広がる沼地を横断し、日本軍基地に接近しようとする。
だが、その沼地は巨大で獰猛な人食いイリエワニが大量に棲息し、次々と犠牲になっていく兵士たちにハリスは日本軍とワニを戦わせる作戦を立てるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアルバトロスフィルムが配給した作品となります。
この作品はいわゆるアニマル・パニック映画であり、細分化するとワニ映画と言えるだろう。
いわゆる低予算のワニ映画となりますが、まさかの9割が会話だけという構成に驚きました。
確かに戦場っぽい舞台であって、イギリス軍の兵士っぽい人たちが四人いて、日本軍の兵士っぽい人とワニもいました。
全部がそれっぽい雰囲気を出しているだけで、実際は意識が何度でも飛んでしまうぐらい退屈な会話劇が繰り広げられます。
主人公がイギリス人至上主義という差別主義者で、同行するインドの兵士を最初から見下す言動をしていました。
そこまでインド人を嫌う意味があると思ったら、まったくないだけで単なる差別主義者というオチにリアリティがあったと思います。
主人公だけが最初から最後まで興奮状態で何度も感情的になって、その度に上官から注意されるという一番重要なチームワークを乱していました。
ハッキリ言って、この主人公さえいなければ、確実に任務を果たしただけに、明らかに足を引っ張る役にしか見えなかった。
まず、本来は偵察する任務なのに日本兵をぶっ殺したせいで、危険な沼地に入って二人が犠牲になってしまいます。
つまり、この主人公が余計な事をしたばっかりに任務が果たせず、敵じゃなくワニに仲間が殺される最悪の状況に陥ります。
絶対的な理由があればいいのに、まったく関係ないインド人を目の敵にする主人公が志願兵というのは逆に恐怖でしかなかったです。
あと、ワニの方は合計で1分ほどしか出ておらず、同じ画面には数秒しか映らないので、本作をワニ映画とジャンル分けするのは強引な気がします。
これは紛う事なきゴミ映画であり、娯楽性以前の問題となっていて、まだテレビドラマを見た方が数倍面白いと感じてしまうほどでした。
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