【ブライト:サムライソウル】VD-631

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アクション

作品データ

公開年月 2021/10/12
ジャンル アクション/ファンタジー
原作 なし
監督 イシグロキョウヘイ
脚本 横手美智子
製作 成田穣
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

幕末から明治の狭間、長かった江戸時代は血が流れる代わりにワンドが放つ光で終わりを迎える。
新しい時代に向けて変わり始める中、生きる目的を失った隻眼の浪人イゾウと、人殺しに嫌気が差したオークのライデンは少女ソーニャと出会う。
ソーニャと彼女が持つワンドを北にあるエルフの国へ送り届ける為、東海道をイゾウとライデンが向かうのだった。

登場人物&出演者

イゾウ(声:野村裕基)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。遊郭で用心棒と雑用として働いている男。右目が潰れていて前髪で隠している。

遊郭で太夫の千早を何かと心配していて、彼女の為にお菓子と頼まれた英語の本を渡していた。
頭目の襲撃でソーニャを連れ出し、千早のかんざしを差し出されてライデンと函館へ送る。
再び頭目の襲撃でソーニャを奪われるが、ツクヨミやアンナの助力によって見つけて救出に行く。
最後は師であったコウケツと対決して倒されるが、ブライトの力で復活してソーニャを助けた。

ソーニャ(声:若山詩音)

代表作に『空の青さを知る人よ』、『映画 さよなら私のクラマー/ファーストタッチ』などがあります。

ヒロイン。エルフの少女。人買いによって遊郭に売られる。太夫の千早に気に入られて禿となった。

気が強く逃げ出そうとしたが、千早も同じエルフだと知って、函館にエルフの国があると知る。
頭目の襲撃で千早からかんざしを受け取り、イゾウとライデンを雇って函館を目指して旅をする。
インファーニの幹部であるコウケツに捕まると、ワンドの使い手として国へ送還される事に。
最後は助けに来たイゾウをワンドの力で復活させ、コウケツを消滅させて光の盾に保護された。

ライデン(声:平川大輔)

近年の出演作に『劇場版 Free!/the Final Stroke』、『劇場版 鬼滅の刃/無限列車編』などがあります。

殺し屋のオーク。生まれた国で差別を受けた事から日本に来たが、結局は殺し屋としてしか生きられない。

今回が最後の仕事として頭目に従ったが、ソーニャの力強い訴えと過去を重ねて彼女を助ける。
当初はイゾウから疑われていたが、命と引き換えにソーニャを函館に送るとして信念を見せる。
一度はソーニャを奪われてしまうが、ツクヨミとアンナとの出会いで見つけて救出に向かう。
最後は頭目との戦いで相討ちになるが、ソーニャの力で生き返って、イゾウと帰りを待つ事に。

千早(声:坂本真綾)

近年の出演作に『神在月のこども』、『Fate/Grand Order終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』などがあります。

遊郭でトップの太夫。別名を“物忘れの千早”と呼ばれ、どんな客でも時間を忘れて魅了されるという。

イゾウとは非常に仲が良く、珍しいお菓子だけじゃなく、勉強の為に英語の本を頼んでいた。
ソーニャが新しく入ってくると、イゾウを介して会うと、気に入って禿にして傍に置いていた。
その正体はエルフ族で過去の記憶が一切なく、函館にはエルフの国があると信じていた。
最後は頭目の短刀で胸部を刺され、ワンドであるかんざしの力を解放し、ソーニャに託して死亡。

アンナ(声:坂本真綾)

光の盾の幹部。千早とは双子の姉。妹がワンドの使い手として他のワンドを探していた。

長きに渡ってインファーニと対立していて、ワンドの使い手を保護しようと裏で動いていた。
イゾウが休んでいた神社に千早と間違われると、かんざしを見せられて妹だとすぐに気づいた。
インファーニに捕まったソーニャを助ける為にイゾウたちと協力し、船を出して追っていく。
最後はソーニャを函館に連れて行く為に船を用意し、また戻った時に待つイゾウたちに挨拶した。

ツクヨミ(声:茶風林)

近年の出演作に『神在月のこども』、『映画 しまじろう/しまじろうと そらとぶふね』などがあります。

ケンタウロス族の老人。賢人とも呼ばれているが、本人は愚か者として謙遜をしている。

富士山にある洞窟に住んでいて、頭目の襲撃で川に流されたイゾウとライデンを見つけて助けた。
目を覚ましたイゾウたちにソーニャがいなかったと話し、ワンドについての説明をしていた。
ソーニャが狙われる理由として「ワンドの使い手」と話し、光の盾とインファーニの説明もした。
最後は横浜にあるエルフ街に行くべきと助言し、出発したイゾウとライデンを切り火で見送った。

頭目(声:津田健次郎)

近年の出演作に『犬王』、『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』などがあります。

殺し屋の一味を率いる人間。身寄りのなかったライデンを配下にして、金の為ならどんな汚れ仕事も引き受ける。

逃げ出したソーニャを求めて遊郭を襲撃すると、千早の反撃で左手を失うも彼女を殺害した。
裏切ったライデンたちを追っていくと、イゾウとともに蹴散らして、ソーニャを手に入れた。
国にソーニャを送還する船にいて、左手にタコの触手を移植して襲撃するライデンを迎撃した。
最後はライデンの足を奪うも一撃を食らって頭部を破壊されるが、死に際の攻撃で相討ちになる。

コウケツ(声:MIYAVI)

近年の出演作に『ケイト』、『マレフィセント2』などがあります。

かつてイゾウの師であったエルフ族の男。明治維新によって時代が変わると、必要じゃなくなったイゾウを倒した。

インファーニの幹部で明治政府の要人となり、ワンドの力で世界が変わるとしてエルフを求める。
ソーニャがワンドの使い手だと知って頭目たちに捕まえさせ、手に入れてウソの話しをした。
国へソーニャを送還するところでイゾウがやって来ると、もう片方の目を奪って最終的に倒した。
最後はワンドの力を解放したソーニャに迫ったが、太刀打ちできずに光の力によって消滅した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『ブライト』のスピンオフとしてNetflixで製作されました。
本編の方は実写映画で、ウィル・スミスという大物を使って作られていました。
現実世界とファンタジー世界の住人が共存する設定は良かったが、そこまで上手く活かせていなかった印象でした。
今回はまさかの幕末から明治維新という近代日本に変わった時代となっていて、なんだか漫画『銀魂』を思い出しました。
ただ、内容としては非常にシンプルとなっていて、ワンドの使い手である少女を守る浪人と殺し屋という構図が面白いです。
主人公となるワケありの浪人は真面目に物語を進めて、一方のオークの殺し屋は気さくな性格でキャラクターとしても良かった。
三人組というバランスの取りやすい組み合わせだが、本作でも上手く調和していて、もっと彼らのエピソードが見たくなる。
80分程度の長さは少し短いような気がするが、あくまでスピンオフという立場からコンパクトでシンプルなストーリーは正解だったと思います。
むしろ、本編よりも取っつきやすい構成になっていて、ファンタジー世界の住人も自然に溶け込んでいた点も非常に良かったです。
それとアニメーションについても、人間の動きをトレースしているのか、今までとは違った動き方でリアリティを感じさせる。
本編がそこまでじゃなかった分、本作は予想以上にテンポよく鑑賞ができたので、もっと作って欲しいと感じさせる可能性がありました。
唯一、本作で残念だと感じたのは主人公であるイゾウというキャラクターで、物語を進める上では問題ないと思います。
しかしながら、他の二人のキャラクターが立っていただけに、イゾウというキャラクターが弱かったのはもったいないと感じました。
それでも、こういう感じで「ブライト」の世界観を広げていくならば、個人的にはかなり期待を持たせる作品でした。

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