【ブラック・クローラー/殺戮領域】RE-3543

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洋画

作品データ

公開年月 2021/06/01
ジャンル パニック/ホラー
原作 なし
監督 スティーヴ・ローソン
脚本 スティーヴ・ローソン
製作 スティーヴ・ビーチャム、トニー・タグリエンティ
製作国 イギリス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1945年のビルマ沖のラムリー島、日本軍の補給基地を破壊する為、ハリスたちイギリス軍部隊が密かに上陸していた。
ハリスたちイギリス軍部隊は敵の警戒網を逃れて、島の中央部に広がる沼地を横断し、日本軍基地に接近しようとする。
だが、その沼地は巨大で獰猛な人食いイリエワニが大量に棲息し、次々と犠牲になっていく兵士たちにハリスは日本軍とワニを戦わせる作戦を立てるのだった。

登場人物&出演者

ハリス(演:グレン・サルベージ)

代表作に『ゾンビ大陸/アフリカン』、『ハード・パニッシャー』などがあります。

主人公。イギリス軍部隊の兵士。志願兵として日本兵に拷問の末、殺された弟の敵を取ろうとしている。

島に到着してすぐに偵察していた日本兵を見て、殺そうとしたがターナー軍曹に止められた。
インド人兵士のシンは信用できないと平然と差別用語を並べるが、ターナー軍曹に注意された。
ターナー軍曹とパイクがワニに殺されると、残ったシンに身の上話をしてなぜか和解をした。
最後はシンの作戦を聞いてワニを使って日本兵を倒そうとしたが、逆に襲われて食い殺された。

シン(演:ジャス・スティーヴン・シン)

代表作に『All in the Game』、『Paani Ch Madhaani』などがあります。

第77インド旅団から出向したインド人兵士。イギリスのおかげで利益を得て、恩返しのつもりで志願している。

最初からハリスに疑われるような言動を繰り出されるが、あくまで大人の対応で接していた。
ハリスのせいで沼地に入る事になってしまうが、危険だとして上官のターナー軍曹に警告した。
ターナー軍曹とパイクがワニに食い殺されてしまい、ハリスと和解して失った地図を取り戻す。
最後はハリスがワニに食われると、日本兵を沼地に呼び出す為に大量の手榴弾で自爆した。

パイク(演:ライアン・ハーヴェイ)

本作が長編映画デビュー作となります。

イギリス軍部隊の若い兵士。婚約者の写真を持ち歩いている。銃ではなくカメラを使って写真を撮る。

任務について深くまで理解しておらず、ターナー軍曹に言われて初めて偵察だと知ってしまう。
カメラで日本兵が隠している兵器庫の居場所を突き止め、写真を撮って空軍に送ると理解した。
ハリスに婚約者の写真を見せると、彼に生還できない死亡フラグだと言われて気にしていた。
最後は婚約者との幸せな夢を見ている時にワニが襲撃し、ハリスとシンの前で食い殺された。

ターナー軍曹(演:スティーヴ・ドルトン)

代表作に『ホーンテッド・タワー』、『KillerSaurus』などがあります。

イギリス軍部隊の老練な兵士。ラムリー島に到着すると、偵察部隊を引き連れて極秘の任務を遂行する。

何かと文句を言っていたハリスに何度も注意して、同行するインド人兵士のシンを信頼している。
日本兵を血祭りにあげたいハリスに対して、今回の任務はあくまで偵察だと言い聞かせていた。
独断で大量の手榴弾を持ち込んできたハリスに呆れて、すべて没収してシンに持たせていた。
最後はハリスのせいで沼地を抜ける事になるが、地図を所持したままワニに食い殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作はみんな大好きアルバトロスフィルムが配給した作品となります。
この作品はいわゆるアニマル・パニック映画であり、細分化するとワニ映画と言えるだろう。
いわゆる低予算のワニ映画となりますが、まさかの9割が会話だけという構成に驚きました。
確かに戦場っぽい舞台であって、イギリス軍の兵士っぽい人たちが四人いて、日本軍の兵士っぽい人とワニもいました。
全部がそれっぽい雰囲気を出しているだけで、実際は意識が何度でも飛んでしまうぐらい退屈な会話劇が繰り広げられます。
主人公がイギリス人至上主義という差別主義者で、同行するインドの兵士を最初から見下す言動をしていました。
そこまでインド人を嫌う意味があると思ったら、まったくないだけで単なる差別主義者というオチにリアリティがあったと思います。
主人公だけが最初から最後まで興奮状態で何度も感情的になって、その度に上官から注意されるという一番重要なチームワークを乱していました。
ハッキリ言って、この主人公さえいなければ、確実に任務を果たしただけに、明らかに足を引っ張る役にしか見えなかった。
まず、本来は偵察する任務なのに日本兵をぶっ殺したせいで、危険な沼地に入って二人が犠牲になってしまいます。
つまり、この主人公が余計な事をしたばっかりに任務が果たせず、敵じゃなくワニに仲間が殺される最悪の状況に陥ります。
絶対的な理由があればいいのに、まったく関係ないインド人を目の敵にする主人公が志願兵というのは逆に恐怖でしかなかったです。
あと、ワニの方は合計で1分ほどしか出ておらず、同じ画面には数秒しか映らないので、本作をワニ映画とジャンル分けするのは強引な気がします。
これは紛う事なきゴミ映画であり、娯楽性以前の問題となっていて、まだテレビドラマを見た方が数倍面白いと感じてしまうほどでした。

コメント

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