【デッドリー・ハンティング】VD-607

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洋画

作品データ

公開年月 2021/09/10
ジャンル サスペンス
原作 なし
監督 トーマス・ジーベン
脚本 トーマス・ジーベン
製作 バーバラ・ミエンタス
製作国 ドイツ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ドイツの国立公園に結婚を控えたローマンのバチェラー・パーティーとして、兄のアルバートを含めた友人がやって来た。
散策を楽しんでいたローマンたちを銃撃する何者かが出現し、姿の見えない危険な狩人に彼らは森の中へ逃げ出した。
助けを求める為に公道を目指すが、一人ずつ危険な狩人に倒される中、ローマンは兄が隠していた真実を知るのだった。

登場人物&出演者

ローマン(演:デヴィッド・クロス)

代表作に『愛を読むひと』、『キーパー/ある兵士の奇跡』などがあります。

主人公。婚約者のリーザと結婚を控えている。兄を交えた友人たちとバチェラー・パーティーに国立公園へ行く。

結婚式が近いのに仕事が決まらず、頼るのは兄でなんとか口添えして雇ってもらおうとしていた。
何者に銃撃を受けてしまうと、危険だとみんなが判断して森まで逃げると犯人は女性と判明する。
森の中にある村に到着し、その中で犯人の女性に起きた悲劇を知る一方で兄の裏切りを知った。
最後はエヴァと対決してライフルを奪うが、投げ捨てると、彼女が飛び降り自殺されて生還する。

アルバート(演:ハンノ・コフラー)

代表作に『クラバート/闇の魔法学校』、『ある画家の数奇な運命』などがあります。

ローマンの兄。ローマンが結婚式を控えている事で、友人たちを引き連れてバチェラー・パーティーをする。

仕事が決まらないローマンの為に口添えを約束するが、確実に雇ってもらえるとは断言できず。
エヴァによる襲撃を受けて逃げていた途中で足首を捻挫するが、ムリをして逃げ回って悪化する。
仲間が次々と殺されていく中で、肩口まで撃たれて瀕死状態になって、スマホを弟に見られた。
最後はローマンにリーザとの浮気がバレてクズ呼ばわりされるが、見捨てられずに助けを待った。

ペーター(演:ローベルト・フィンスター)

代表作に『My Brother’s Keeper』、『Kaviar』などがあります。

ローマンの為に集まった友人の一人。バチェラー・パーティーの為に国立公園へみんなで訪れていた。

アルバートと共同で会社を経営していて、ローマンの為に集まっていて彼の事情を知っている。
エヴァの襲撃を受けて危険だと判断すると、パニックになったヴィンセントにブチ切れていた。
途中で足が水に使って文句を言って、足をケガしたアルバートは足手まといだと主張していた。
最後はローマンたちと意見が衝突して一人で公道に出るが、エヴァに見つかって無残に殺された。

ヴィンセント(演:ユン・ゴ)

代表作に『Schönefeld Boulevard』、『Rettet Raffi!』などがあります。

ローマンの為に集まった友人の一人。唯一のアジア系。国立公園に来たのに高所恐怖症で足取りが遅い。

仕事が決まらないローマンの話しを知ると、決まっていたと思い何か力になると励ましていた。
エヴァの銃撃を最初に食らい、左腕を負傷すると、一方的な襲撃だと分かってパニックになる。
森の中へみんなと走って逃げていくと、シュテファンのおかげで雑貨店を見つけて安堵した。
最後はエヴァの襲撃で喉を負傷し、ローマンが助けようとして頭を撃ち抜かれて呆気なく死亡。

シュテファン(演:クラウス・シュタインバッハー)

代表作に『Grave Decisions』、『Heavyweights』などがあります。

ローマンの為に集まった友人の一人。みんながはしゃぐ中で冷静に火を起こしたりして準備をしてくれる。

ボーイスカウトの経験があって、山や森に詳しく、ローマンたちにとって最も頼りにされる。
エヴァの襲撃で当初は人がいると大声で叫んでいたが、明らかな殺意を感じ取って隠れた。
森の中に逃げて太陽を頼りに公道へ出ようとして、湖のところまで出てエヴァに出くわした。
最後はエヴァに助けを求めたが、彼女が犯人だと分かった瞬間に額を撃ち抜かれて死亡した。

リーザ(演:リヴィア・マテス)

代表作に『Strassenkaiser』、『ジュゲンド・オーン・ゴット』などがあります。

ローマンの婚約者。仕事がなかなか決まらないローマンを励まし、メッセージ付きのブレスレットを渡した。

回想の中でローマンとビーチで楽しんでいたが、クラゲに刺されてそのまま家に帰っていった。
アルバートとの話し合いで仕事がもらえるとローマンが話すが、あまり信用するなと警告した。
銃撃で意識が朦朧としたアルバートのスマホで、裸の写真をローマンに見られて浮気が発覚する。
最後は回想の中で買い物に行ったローマンを見送り、家にいたアルバートとイチャイチャした。

エヴァ(演:マリア・エーリッヒ)

代表作に『弟が犬になっちゃった!』、『タイムトラベラーの系譜』シリーズなどがあります。

国立公園の中に住んでいる女性。人がいない小さな村に一人だけ住んでいる。娘がいたが観光客に殺されている。

そのせいで精神が壊れてしまっていて、国立公園を訪れる人間に対して一方的に銃撃している。
ローマンたちをターゲットにして追い詰めていき、何を言われても聞く耳を持たず殺していく。
娘を殺した犯人たちのビデオをローマンに知られてしまい、それについて言われて動揺した。
最後はローマンとの対決に負けてライフルを捨てられ、何も言わず高所から飛び降りて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
久しぶりのような気がするドイツ映画だが、やっている事はそこまで新しくないです。
舞台はドイツの深い森となっていて、美しくも危険な雰囲気があってピッタリだと言える。
結婚する主人公のバチェラー・パーティーとして、友人が5人で森を散策するという違う感じになっていました。
バチェラー・パーティーと言えば、アメリカだとバカ騒ぎするイメージだが、ドイツでは森に行く選択肢があると思わなかったです。
ただ、その森には冷静に精神が壊れた女性がいて、入ってきた人間を一方的に狩っていく展開が待ち受ける。
主人公たちはワケが分からないまま逃げ回り、次第に仲間が減っていく中で、燻っていた互いの不満も爆発してしまう。
さすがに狙われる獲物としてだけのストーリーじゃ厳しいと思ったのか、主人公のサイドストーリーと並行させていました。
問題はこのサイドストーリーが露骨に分かりやすくて、序盤ですぐに分かってしまうが、かなり強引にその展開に持っていっていました。
更に人があまり来ないような森の中に雑貨店がポツンとあるけど、そこで若い女性が働いていて、どうにも違和感しかなかったです。
ドイツはそうなのかもしれないが、日本人としての感覚では客も来ないような雑貨店に若い女性が働く事が不自然すぎた。
主人公たちが揉める内容についてもどうでもいいが、もっとハンティングする女性の動きを描写するべきでした。
この作品において最大の魅力は、有無を言わさず一方的に狩っていく展開で、もっと激しくやるべきだったと思います。
で、なぜか主人公がラストボスと退治するまで唯一五体満足で、いよいよ退治すると簡単に倒してしまうところも面白くない。
そうなるだろうと予想していたが、なんの工夫もなく、そのままやってしまったので監督はその程度だと感じました。
全体的な設定に不自然な部分が多すぎて、もはやファンタジー映画と言っても過言じゃない適当さもマイナスにしか働いていなかった。
やはり、冷静に狂ってしまった女性の危なさを徹底して描写し、追い詰められる主人公たちの構図だけにすれば面白かったと思いました。

コメント

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