【モーガン・ブラザーズ】VD-129

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洋画

作品データ

公開年月 2012/08/04
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
脚本 コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
製作 ジュリー・ライアン、ケイト・クローサー
製作国 オーストラリア
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

オーストラリアの田舎町で肥料工場を経営するモーガン・ブラザーズは経営難に陥るが、人間の死体を肥料にする新商品を開発する。
モーガン・ブラザーズは拾った死体をトラックに積んで途中にヒッチハイカーの若者たちを拾う事に。
若者たちはモーガン・ブラザーズの工場の正体を知るが、すでに彼らは兄弟の餌食として標的にされるのだった。

登場人物&出演者

レジ・モーガン(演:デイモン・ヘリマン)

代表作に『J・エドガー』、『ローン・レンジャー』などがあります。

モーガン・ブラザーズの弟。大口契約の元に肥料を届ける道中に死体と若者を拾っていく。

リンゼイから認めてもらえず、その為に道端で事故死していた男の死体を勝手に持ち出す。
ソフィと気が合うけど、正体がバレてしてしまい、リンゼイの言う通り若者たちを縛る。
初めてキスをした事で考え方を改めて、リンゼイを止めるが逆にトランクに閉じ込められる。
最後は肥料にされるところで、ソフィの助けがあって、リンゼイを装置に引き込み助かる。

リンゼイ・モーガン(演:アンガス・サンプソン)

代表作に『インシディアス』シリーズ、『マッドマックス/怒りのデス・ロード』などがあります。

モーガン・ブラザーズの兄。モーガン・オーガニックの経営者で完璧な計画を第一とする。

死体を肥料にして経営難から脱したが、レジの勝手な行動によって計画が狂ってしまう。
その結果、ウェスがなんとか逃げ出してしまい、それを追いかける中で友人の警官を殺す。
レジのせいで叔母まで殺してしまい、後戻りできず解決するべく弟を肥料にしようとする。
最後はソフィに銃を向けられていると、背後からレジがミンチの装置に引き込んで死亡。

ソフィ(演:アナ・マクガハン)

代表作に『Undertow』、『Spirit of the Game』などがあります。

オーストラリアで開催される音楽フェスに向かった若者。車が故障してヒッチハイクする。

車が故障してウェスと一緒に水を汲みに行ったが、彼と浮気をしていてイチャイチャする。
ジェームズの事を考え、その場でウェスを軽く拒否しているだけで裏切りをなんとも思わず。
レジが快く乗せてもらうが、途中で死体を運んでいる事に気づくも結局は縛られる。
最後はレジを説得しようと色仕掛けをして、それによってリンゼイと敵対する事になる。

ジェームズ(演:オリヴァー・アクランド)

代表作に『Jessica』、『Blinder』などがあります。

オーストラリアで開催される音楽フェスに向かった若者。ウェスの軽い調子に振り回される。

車が故障して立ち往生して、ソフィとウェスが水を汲む間にエンジンルームを見ていた。
恋人のソフィを大切に思っていて、親友であるウェスに結婚を申し込む事を相談していた。
モーガン・ブラザーズに捕まると、先に肥料にされようとしてずっと吊されたままになる。
最後はソフィがウェスと浮気している事を知り、事細かく聞き出そうと質問をしていた。

ウェス(演:ジェイミー・クリスティアン)

代表作に『Getting Hurt』、『Rough Stuff』があります。

オーストラリアで開催される音楽フェスに向かった若者。常に物事を軽く考えるお調子者。

ソフィとジェームズが恋人同士だと知りながらも、現在進行形で彼女に手を出していた。
モーガン・ブラザーズに捕まると、ハッパをやっているせいで緊張感がなくヘラヘラする。
隠し持ったナイフで拘束を切って逃げ出すが、結局追いかけてきたリンゼイに捕まる。
最後は切断された手を咥えた犬を追いかけるが、部屋に入ってリンゼイに撃ち殺された。

ナンシー(演:クリッシー・ペイジ)

代表作に『Last Ride』、『オレンジと太陽』などがあります。

モーガン・ブラザーズの叔母。悪ふざけをしていたウェスたちを乗せずに行ってしまう。

車が故障したジェームズたちを見かけるが、危険だと判断してそのまま無視して行った。
モーガン・オーガニックでカボチャを取りに行こうとして愛犬とともにやって来る。
しかし、その目的はリンゼイとの肉体関係であり、レジはその事をまったく知らなかった。
最後は目の前でウェスを撃ち殺され、警察に電話するもリンゼイに背後から射殺される。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『2013年シッチェス映画祭』にてミッドナイトエクストリーム・グランプリを受賞した。
タイトルやパッケージから『タッカーとデイル/史上最悪にツイてないヤツら』を彷彿とさせるような作品という印象を持ちました。
上記の作品は休暇を楽しんでいた親友の二人が、ちょっとした勘違いと不運から殺人鬼に間違われるホラー・コメディでした。
このギャップによって作品の面白さが引き立てていて、それなりに面白い作品でした。
そんな本作は似たような設定だと思えば、死体を肥料にする兄弟という最初から違っている。
それに兄弟と言っても仲良しじゃなく、完璧に力関係のバランスが兄の方が勝っている。
つまり、弟は兄に対して劣等感を持っているし、何より根っからの悪人ではない。
ここから捕まった若者たちが脱出の機会を得るけど、なんだか既視感たっぷりな設定です。
本作はもっとブラックなコメディがあると思えば、なんだか最後の方はドタバタした印象しか残らなかった。
弟のレジは冴えないし、兄の計画を冒頭からぶっ潰すなど、最初から不安要素としてラストの行動はわかりやすすぎた。
それに対して、兄のリンゼイは登場した時から雰囲気があって期待したけど、計画がダメになって頭の悪い行動をしてしまう。
この二人の魅力で物語を引っ張るはずだが、両者ともに既視感たっぷりすぎて残念すぎた。
兄のリンゼイを演じたアンガス・サンプソンに期待しただけに、中途半端なキャラクターになってしまった。
捕まる若者であるソフィはおっぱい要員だが、ちょっとばかり顔がアレだったので大きなマイナスポイントとなる。
恋人はほとんど存在感ないし、自由な男友達もラリった感じは良かったけど、もう少し行動に意味がないと単なるバカでした。
キャラクターに魅力がない上に物語も既視感たっぷりで、グロテスクな描写も微妙なので、全体的に中途半端な作品だった。

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