作品データ
公開年月 | 2015/07/24 |
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ジャンル | コメディ/ホラー |
原作 | なし |
監督 | デクラン・シュラブ |
脚本 | デクラン・シュラブ |
製作 | クリスチャン・ドラン、ダニエル・サングィネーティ |
製作国 | オーストラリア |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ゾンビウイルスの蔓延で終末を迎えたオースラリアでは、ダリルは仕事仲間であるジョールが待っている通信塔で合流する為に向かっていた。
そこにクリケットチームのコーチであるロイとその娘のエマが避難し、助ける求める為にジョールは軍との通信を試みる。
そんな絶望的な状況の中、ダリルとロイはノンビリと過ごし、そこへクリケットチームの若手コンビが来て、ゾンビウイルスの犯人は軍だと主張するのだった。
登場人物&出演者

代表作に『And Punching the Clown』、『Killing Hasselhoff』などがあります。
電話局で働いている。同僚のダリルと連絡をつけて、車で先に通信塔まで来て待っていた。
ノンビリとビールを飲みながらダリルを出迎えるが、ゾンビ化したロイの妻がいると話す。
ダリルが持ってきたショットガンでロイの妻を始末させ、通信塔でゾンビたちから逃れる。
基地に助けを求める為に通信塔で調整して連絡がつき、場所を知らせる為に花火を使う。
最後はロケット花火が自分の方に倒れ、抱えていた花火に引火して体が爆発四散した。

代表作に『Beautiful』、『Bilched』などがあります。
電話局で働いている。上司のロイがコーチを務めるクリケットチームに入りたい願望を持つ。
先に通信塔に来ていたジョールと合流するが、荷台にいたロイの妻をショットガンで始末。
ノンビリと過ごしていると、上司のロイと彼の娘が避難し、クリケットチームの加入を懇願。
エマと二人っきりになり、ビッチな彼女の求めに応じてセックスするもロイには黙っていた。
最後はロイの妻を殺し、娘とヤった事を話し、彼女たちを逃すべく一緒に残って食われた。

代表作に『Matthew and Son』、『The Day of the Broken』などがあります。
地元のクリケットチームではコーチを務めている。強面で一人娘のエマを大切にしている。
一人娘のエマと通信塔に避難するが、ジョールとダリルがいた事から上司の立場を使う。
エマに手を出す男を嫌っているが、裏でビッチな事をしまくっている娘の素性を知らず。
腐ったパイを食べたせいで定期的に吐いて、ダリルから真実を告げられて殺すと宣言した。
最後はエマたちを逃してダリルと残り、ゾンビと戦うも下半身を食われて一緒に死んだ。

代表作に『Not Suitable for Children』、『Little Monsters』があります。
ロイの一人娘。父親と一緒に通信塔まで逃げてきた。強面な父親と違って美人である。
通信塔では落ち着かず、冷静に状況を確かめるもノンビリな父親に窘められてしまう。
気持ちが落ち着いていくと、ダリルと二人っきりになると、急にビッチとなって性行為する。
恋人のラクランが来ると、彼が浮気していた事にブチ切れるが、自分の浮気を正当化する。
最後はマヌケな軍人たちが残したジープを拝借し、ラクランとライアンとともに脱出した。

代表作に『Callabona Red』、『Blue World Order』などがあります。
クリケットチームの若手コンビ。アジア系。エマの恋人だがロイから嫌われている。
ゾンビが大量にいる街中で逃げている人を捕まえ、ナイフで脅しながら物資を奪っていた。
軽やかな動きでゾンビたちから逃れ、通信塔にやって来てエマと再会するも浮気を告白した。
脱出する為に軍人たちのジープを手に入れるべく、ライアンとゾンビを撹乱していた。
最後はジープで危険な場所から脱出し、最終的にロイからエマとの結婚を認められる事に。

代表作に『People Sitting and Talking』、『Mary: The Making of a Princess』などがあります。
クリケットチームの若手コンビ。ラクランとペイントでゾンビに立ち向かっていた。
全身をしっかりとガードした服装で、気弱そうな生存者から物資を躊躇なく奪っていた。
生存者の女性からゾンビウイルスの原因が軍隊だと知り、ロイたちに連絡が危険だと伝える。
脱出する為に軍人たちのジープを手に入れるべく、ライアンとゾンビを撹乱していた。
最後はジープで危険な場所から脱出し、最終的にロイからエマとの結婚を認められる事に。
感想
[個人的な評価]
本作はデクラン・シュラブが監督と脚本を務めています。
オーストラリアのゾンビ映画となりますが、低予算なので残念な出来だと言えるだろう。
予算がないので舞台は基本的に室内になっていて、登場人物たちのつまらない会話がほとんどを占めています。
コミカルなゾンビ映画と言えば、『ショーン・オブ・ザ・デッド』が頂点にあるが、本作は少なくても意識しているような印象があります。
やたらとクリケットチームに入りたがる登場人物がいたり、何かとビールを飲みたいとか言ったり、そもそも緊張感がなくてゾンビ映画とは思えない。
無能しかない登場人物の中で有能なヤツは行動するが、マヌケな死に方をするし、主人公的なヤツも役に立たず、後から来た二人組もあまり意味がないように思えた。
ただ、意外にもゾンビメイクは頑張っている方で、カニバリズムやグロテスクなシーンについては低予算のワリにちゃんとしていました。
こういう作品では基本的にクラシック型でノロノロと動くが、相変わらず数の暴力と人を喰う時の異常な握力で腹から内蔵を引きずり出していました。
それと、本作のオリジナリティとしてゾンビには多少の知能が残っていて、セキュリティカードを当てて、ドアを他の仲間の為に開けているシーンはギャグなのか分からない。
他に主人公たちが作った電気柵で仲間が倒れると、一人がドライバーで電流を確かめ、落ちていた下半身を衝角のように使ってドアを壊そうとしていました。
多分、単純にデクラン・シュラブ監督がオチを思いつかなかったのか、進展の仕方が思いつかなかったのか、ゾンビに説明がつかない行動をさせただけかもしれない。
結果的に他のゾンビ映画にはないオリジナリティとなったが、だからと言って、決して作品の面白さに繋がるワケがありません。
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