作品データ
公開年月 | 2021/11/03 |
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ジャンル | アクション/アドベンチャー |
原作 | なし |
監督 | ノア・ルーク |
脚本 | マーク・ゴッドリーブ |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ブラジルの奥地で考古調査隊が消息を絶ち、行方不明になった父親のキーリン博士を探す為に娘のアマンダたちがアマゾンに向かう。
ルベック船長のクルーズ船をチャーターし、アマゾン川をさかのおる探索でピラニアの大群や凶悪な部族と戦いながらアマンダたちは奥地へ到達する。
アマンダはそこで“ジャングルの心臓”と呼ばれるエメラルドを発見し、ついにキーリン博士を救出するが、同時に「アマゾンの守り主」である怪物クルピラの封印を解いてしまうのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ウォーズ・オブ・ギャラクシー』、『アトランティス/海底王国の逆襲』などがあります。
ニコラスの娘でスコットの姉。古代言語の教授。父親が行方不明になって弟とともにアマゾンへやって来た。
遅れてきた弟に不満をぶつけながら、ルベックに父親探しを手伝わせる為に大金を払った。
野営地で父親の日誌などを見つけると、そこから先住民の言葉を読み取って気になっていた。
船が沈没して陸に上がり、ルベックと行動していると先住民に捕まり弟たちと合流をした。
最後はジャングルの心臓を破壊するべきと説得し、実際に実行して父親と弟と脱出した。

代表作に『ホワイトシャーク/海底の白い死神』、『ジュラシック・ドミニオン』などがあります。
アマンダの弟でニコラスの息子。飛行機が遅れてクルーズ船にギリギリ乗り込むも荷物を川に落としてしまう。
姉から何度も注意されている状況で、言い訳を並べるとケンカになりそうになって謝罪した。
野営地で父親の日誌や上着を見つけると、まだ生きている信じている姉の希望に賛同する。
船が沈没して陸が上がり、ワニの襲撃で単独行動するも姉と合流して先住民に捕まっていた。
最後は諦めるも姉の説得で心臓を破壊させクルピラを解放し、父親を助けて帰っていった。

代表作に『Geek USA』などがあります。
オルテク産業の女社長。アマゾンの奥地に調査隊を送り出すが、ニコラスたちが行方不明になって探しに行く。
アマンダたちが父親を探す事で一緒に行動すると、何かとビビるルベックを金で説得した。
道中でティースがピラニアに食い殺され、陸に上がるとワニから逃げる時にサークと行動。
結局は先住民に捕まってアマンダたちと合流し、ジャングルの心臓を破壊する事に同意した。
最後は開放されたクルピラになぜか銃撃して、巨大な食虫植物によって食い殺されてしまう。

代表作に『Child of God』、『No Vacancy』などがあります。
クルーズ船の船長。アマンダとベラから大金をもらってアマゾンの奥地までクルーズ船で案内していた。
アマゾンが危険な場所だと承知していて、先住民や麻薬組織、動物の恐ろしさを語っていた。
ベラからの大金で説得され、野営地を訪れるとヤドクガエルに噛まれるも盲目の男が助けた。
先住民に一度捕まるも巨大なクモの襲撃で助かり、アマンダの説得で心臓の破壊に賛同する。
最後はサークと心臓を奪っていくも蔓になぜか捕まり、アマンダたちに見捨てられてしまう。

代表作に『Room 236』、『The Last One』などがあります。
ルベックのクルーズ船で助手をしている。アマゾンのジャングルが危険だと承知して、ベラに何かと説明する。
ルベックが金を受け取る事からアマゾンの奥地に行くと決めて、それに黙って従っていた。
大量のピラニアに船が襲撃され、ティースが食われるとみんなで陸に上がって沈没を見る。
ワニの襲撃でベラと行動していたが、あっさりと先住民に捕まってアマンダたちと再会する。
最後はジャングルの心臓を欲するルベックに従って奪おうとして、大蛇に丸呑みされ死亡。

代表作に『Stolen Valor』、『Car Wash Karen』などがあります。
ルベックのクルーズ船で助手をしている。なんでも説明するサークと違って、無言で様子を見ているだけ。
アマンダたちが父親探しの為にジャングルへ行きたい事から、ルベックに従って準備する。
ニコラスたちの野営地に到着すると、ヤドクガエルの群れを見て息を呑んで黙っていた。
ベラの強い要望で更に奥地へ行く事となって、サークとビールを飲んで二人で楽しんでいた。
最後は大量のピラニアがモーターを攻撃し、プロペラを掃除して戻そうとして食われていた。

代表作に『THOR(ソー)/生命の木とアスガルドの神々』、『インデペンデンス・デイ2021』などがあります。
アマンダとスコットの父親。考古学者でオルテク産業の調査隊に参加してアマゾンの奥地で発掘をしていた。
同行する社員の横領に誘われるも断り、ジャングルの心臓を見つけるも危険だと警告した。
何日も本社と連絡を取らず、行方不明扱いになるもジャングルの心臓について調べていた。
トレーラーの外から娘たちの声を聞くが、クルピラだと知って戻るも子供たちの心配をする。
最後は蔓に捕まった状態になったが、駆けつけた娘たちに救出されてアマゾンを脱出した。

代表作に『A Letter for Joe』、『Nightgaze』などがあります。
アマゾンのジャングルに住んでいる盲目の男性。アマンダたちが父親探しの為に来ると物陰から様子を窺っていた。
ルベックがヤドクガエルに噛まれてしまい、足を切断する場面に出てきて薬草で治療した。
父親を探しているアマンダたちから話しを聞かれるが、クルピラについて説明をしていた。
ずっと否定するルベックと違って、ジャングルの心臓についてクルピラを解放できると話す。
最後は父親探しに戻ったアマンダたちを見て、再びジャングルの中に一人入っていった。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給による作品です。
この作品は『アルマゲドン』シリーズで知られるノア・ルークが監督を務めています。
最近のアサイラムは意外にもマトモそうな作品を作っていて、決定的につまらないモノが少なくなっていた気がしていました。
しかし、本作によって改めてアサイラム製作の作品がどれだけパクった本家と雲泥の差か再認識させてくれました。
ドウェイン・ジョンソン主演の『ジャングル・クルーズ』をパクっていて、なんとかアマゾンのジャングルを舞台にして動物に襲われるところは再現しました。
ですが、残念ながら面白さまでコピーができず、低予算ゆえにCGのクォリティが低くて安心するアサイラムの作品だと感じさせます。
基本的に尺稼ぎの為にどうでもいい会話劇を展開して、登場人物を上っ面だけの設定でしかないから魅力はほぼありません。
しいて言えば、主人公のアマンダを演じたアリソン・ゴルスクは、『ウォーズ・オブ・ギャラクシー』でも主人公を演じて美しさだけでフォローしていました。
本作でもキレイな金髪のねーちゃんとして似合わないジャングルで父親探ししながら、ずっとギャーギャーうるさかっただけです。
頼りになるはずのクルーズ船の船長は単なる守銭奴だけに収まってしまい、ラストでは自業自得の最期を迎えるところに救いがまったくなかったです。
肝心の父親はトレーラーで宝石を睨めっこして、幻覚と戦いながらブツブツとワケの分からない事を呟いていただけで魅力はまったくなかった。
他の登場人物も頭数を揃えているだけで、特にヒドイのは主人公の弟で最初から最後まで足を引っ張るだけだったのに生き残るという補正がありました。
道中に毒蛙、ピラニア、ワニと主人公たちが襲われるが、どれも迫力に欠けるような感じで登場人物たちがうるさく騒いでいるだけでした。
アマゾンの守り主についての設定も適当で、ラストによく分からない怪物が登場して解放されるだけのオチも本作を象徴する微妙さでした。
改めてアサイラムが製作した作品というのは、好事家じゃないと楽しめない類の映画しか作らない事を感じさせてくれました。
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