【HUNT/餌】VD-862

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洋画

作品データ

公開年月 2016/10/10
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 ディック・マース
脚本 ディック・マース
製作 ディック・マース、デーブ・スクラム、ほか
製作国 オランダ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

オランダのアムステルダムの郊外で牧場を営む家族の惨殺死体が発見された。
事件の相談を受けた動物園の獣医リジーは、死体の様子から獰猛で攻撃的なライオンの仕業と特定するも警察は信じなかった。
しかし、街中で猛獣に食い殺された死体が次々と見つかり、警察署長たちの対処が遅れてしまい、リジーがイギリスの有名なハンター・ジャックを頼る事になるのだった。

登場人物&出演者

リジー(演:ソフィー・ヴァン・ウィンデン)

代表作に『Code Blue』、『野鳥観察員』などがあります。

主人公。アルティス動物園の獣医。ブリンカーズ刑事に呼び出され、惨殺された死体からライオンの仕業と特定する。

当初は信じてもらえなかったが、ゴルフ場で足跡も見つかって署長が公表して警戒させる。
ジャックと連絡を取ってイギリスから来ると、すぐに出迎えて現場の状況と始末方法を聞く。
公園で待ち伏せするジャックがライオンを見失い、合流して大学の医学部へ追いかけていく。
最後は毒ガスで弱らせて串で脳天を突き刺して殺し、もう一頭は電車に轢かせて倒した。

ジャック(演:マーク・フロスト)

代表作に『ツイン・ピークス』シリーズ、『グレイテスト・ゲーム』などがあります。

イギリスで有名な猛獣ハンター。リジーの元恋人。片足をライオンに食われており、特別製の電動車椅子を使う。

飛行機が大の苦手で空港に到着してヘトヘトになり、準備をしてから公園の状況を見た。
事前に調べていた情報を照らし合わせながら、路面電車の映像から危険な存在だと説明した。
公園で待ち伏せしていると一頭にケガさせて追いかけ、リジーと合流し医学部の建物に行く。
最後は重傷を負って片方の足を切り落として囮にし、リジーが倒して出血多量で死亡した。

デイヴ(演:ジュリアン・ルーマン)

代表作に『&Me』、『Nightlife』などがあります。

取材カメラマン。リジーの友人。女遊びが激しく、以前からリジーと恋人になりたがるも敬遠されていた。

リジーと食事するもエロ動画がバレて何もできず、翌日にリークした情報がテレビで流れる。
帰宅したリジーを待ち構えて肉体関係を持ち、ジャックと連絡を取っていた事に嫉妬する。
ニーフが失敗して死体をニュースで流し、ジャックが到着するとソワソワした状態になった。
最後は取材の為に公園へ忍び込み、閉じ込められたリジーを助け、一緒にライオンを倒した。

ニーフ(演:ヴィクトル・レーヴ)

代表作に『エブリバディ・フェイマス!』、『提督の艦隊』などがあります。

ザルムバーグの従兄弟。ハンティングが趣味で数々のコレクションを揃えているが、違反の切符を切られている。

署長からの電話を受けて人喰いライオンの始末を要請され、コレクションにすると豪語した。
実はアフリカで観光客向けのハンティングに参加しているだけで、ハンターの能力がない。
人喰いライオンの居場所を公園に絞って封鎖させ、鹿の死体とトラバサミなどを用意する。
最後は息子の邪魔でライオンに背後から食い殺され、死体は誘き出す為に使われてしまう。

ブリンカーズ刑事(演:リナス・クルル)

代表作に『100% Coco New York』、『Casanova’s』などがあります。

アムステルダム警察の刑事。一家の惨殺死体が発見され、リジーを呼び出すと人喰いライオンの仕業と知った。

今度はゴルフ場で惨殺死体が見つかり、リジーのフォローをするもニュースでバレてしまう。
署長が従兄弟を雇ってライオン狩りをさせるが、見事に失敗してジャックに任せる事になる。
ジャックからニーフの死体で誘き出すように言われ、署長にお願いするもブチ切れられた。
最後はジャックに全面協力して、ようやく倒して取材していたデイヴにミントの飴をあげた。

ザルムバーグ署長(演:テオ・ポント)

代表作に『悪魔の密室』、『ダウン』などがあります。

アムステルダム警察の署長。リジーとブリンカーズの報告を受けて、当初はまったく信じずに隠そうとした。

テレビで大々的にインタビューが流れ、仕方なく記者会見して人喰いライオンの存在を示す。
リジーがハンターと連絡を取るが、コレクターでハンターである従兄弟のニーフに任せた。
ニーフが失敗して指示が間違いだと認めるが、従兄弟の死体を囮に使うとしてブチ切れた。
最後はジャックの犠牲とリジーたちによりライオンが倒され、その死体を踏んで取材される。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はいわゆる肉食動物が街中に解き放たれて人々を襲うアニマルパニック映画となります。
この作品は『小さな目撃者』や『悪魔の密室』で知られるディック・マースが監督と共同脚本と共同製作を務めています。
最近同じような人喰いライオンをテーマにした映画『ビースト』を鑑賞して、この作品が未鑑賞だった事を思い出しました。
ちょうどアマゾンプライムで配信していたので、その比較対象として鑑賞をしてみました。
『ビースト』は南アフリカのサバンナを舞台にしているに対し、本作はオランダのアムステルダムという都会を舞台にしている違いがあります。
ただ、その中身は人間を狩って食べるライオンという共通したテーマであるが、その内容はかなり違っていました。
同じテーマでもまったく違った雰囲気になるところが面白いのですが、本作の方が人喰いライオンの恐ろしさを上手く伝えています。
金がかかっているだろう『ビースト』の方はライオンのCGが圧倒的であるけど、中途半端な家族問題を持ち出すからテンポが非常に悪かったです。
それに対して、本作は主人公のプライベートも絡んでくるが、そこまで主張せずにライオンの脅威を中心に描いていたから鑑賞しやすかった。
それに子供まで食い殺す容赦のない描写もあるので、ここら辺がマイルドな『ビースト』よりも納得できる部分がありました。
主人公はそこまでキャラクターとして魅力がないけど、途中から登場するハンターのキャラクターが濃くて作品を盛り上げていました。
まさかの片足がない車椅子のハンターという強烈すぎるビジュアルと、軽いようでシリアスな性格も非常に良かったです。
ただ、終盤で急に主人公が覚醒して警察やハンターすら翻弄していたライオンを倒してしまう展開はご都合主義すぎました。
特に二頭目をオマケで倒すシーンは、それまでのライオンが築いた怖さをリセットさせる事になったのは残念でした。

コメント

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