【ディラン・ドッグ/デッド・オブ・ナイト】RE-3552

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洋画

作品データ

公開年月 2011/03/16
ジャンル ホラー/アクション
原作 ティツィアーノ・スクラヴィ 『DYLAN DOG』
監督 ケヴィン・マンロー
脚本 ジョシュア・オッペンハイマー、トーマス・ディーン・ドネリー
製作 アショク・アムリトラジ、スコット・ミッチェル・ローゼンバーグ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ある事件をきっかけに闇の世界から身を退いた私立探偵ディラン・ドッグ。
そんなディランの元に父親を惨殺された女性エリザベスから捜査を依頼を受ける。
一度は話しを断ったディランだったが、親友マーカスが殺されゾンビになった事から捜査に乗り出すのだった。

登場人物&出演者

ディラン・ドッグ(演:ブランドン・ラウス)

近年の出演作に『アナスタシア・イン・アメリカ』、『400デイズ』などがあります。

主人公。私立探偵。主に浮気調査を専門にしている。最先端技術には疎く昔ながらのやり方を使っている。

以前は不死者協定に基づいて人間と不死者の間を取り持ったが、恋人の失って引退している。
マーカスが肉食ゾンビに殺されて調査に乗り出し、ベリアルのハートをめぐる事実を知った。
当初はヴァーガスが黒幕だと考えていたが、真の黒幕がエリザベスと知って止めに入った。
最後はベリアルに苦戦するが、ウルフギャングがエリザベスを倒して世界を救う事になる。

マーカス・デクラー(演:サム・ハンティントン)

代表作に『スーパーマン/リターンズ』、『ハドソン川の奇跡』などがあります。

ヒロイン。ディランの親友で助手。ディランに現代の探偵が使う道具を揃えて食料の買い物もしている。

雑用としてディランの手伝いしかできず、相棒になりたいと話すも拒否されてしまう。
肉食ゾンビに殺され、死体安置所でゾンビとして復活するもしばらく事実を受け入れられず。
ディランの相棒として調査をしていくと、ゾンビである事を自覚して自身でも認めていく。
最後は黒幕のエリザベスとベリアルが倒されると、正式にディランの相棒となって喜ぶ。

・エリザベス・ライアン(演:アニタ・ブリエム)

代表作に『センター・オブ・ジ・アース』、『エレベーター』などがあります。

貿易商の父親が何者かに殺されている。神父からディランを紹介されて調査依頼をする。

父親を殺した者の正体を突き止めようとしたが、引退したディランに拒まれてしまう。
マーカスを殺されたディランが調査に乗り出すと、持っている情報をすべて公開して協力。
その真実は父親がモンスターハンターで、復讐の為に不死者を使いベリアルのハートを狙う。
最後はベリアルを復活させるも従わず、逃げようとしてウルフギャングに殺されてしまう。

ウルフギャング(演:カート・アングル)

代表作に『ウォーリアー』、『ペイン&ゲイン/史上最低の一攫千金』などがあります。

狼人間。食肉工場“精肉のシスノス”で働いている。ガブリエルの息子に父親の言葉に従っている。

父親を訪ねてきたディランを快く思わず、帰ろうとした彼を襲うも返り討ちに遭ってしまう。
留守にしている間に肉食ゾンビが工場を襲って、父親が殺されてマーカスに呼び出される。
ベリアルのハートを手に入れたエリザベスが真の黒幕だと判明し、仲間を引き連れてきた。
最後は逃げようとしたエリザベスを殺害し、ディランからベリアルのハートを託される。

ガブリエル・シスノス(演:ピーター・ストーメア)

近年の出演作に『映画 太陽の子』、『ポイズンローズ』などがあります。

狼人間。食肉工場“精肉のシスノス”を経営している。過去にディランを助けた事がある。

長らく人間と共存して一族に人食を禁止し、ベリアルのハートを守る役目を担っていた。
娘が吸血鬼と付き合っている事を知らず、調査していたディランからヒントを得て動いた。
ヴァーガスがベリアルのハートを狙っていると知り、娘の葬儀に来たディランを追い返した。
最後はエリザベスに操られた肉食ゾンビの襲撃を受け、ディランにヒントを与えて死亡した。

ビッグ・アル(演:ダン・ブラヴァーマン)

代表作に『あいつはママのボーイフレンド』、『エンド・オブ・アメリカ』などがあります。

肉食ゾンビ。ゾンビのパーツを売る修理工場を経営している。裏では情報屋としてディランと付き合いがあった。

ゾンビとなってしまったマーカスの左腕を調達する為に来たディランとの再会を喜んでいた。
現在の吸血鬼のトップがヴァーガスとなって、その下で平和に働いていると説明した。
最後は余計な物事に首を突っ込もうとしたディランにヴァーガスの危険さを警告していた。

ボレリ(演:マルコ・セント・ジョン)

代表作に『いとしき暗殺者』、『タイトロープ』などがあります。

吸血鬼。800年も生きていて、現在は図書館を経営しながら悠々自適に暮らしている。

普段はイタリア語を使い、久しぶりにやって来たディランに語学力が落ちていると指摘した。
ベリアルのハートについて説明を求めたディランに対し、最初は素っ気なく答えていた。
最後は真剣に再度質問したディランに言葉を感じ、持っていた資料で丁寧に説明してくれた。

ヴァーガス(演:テイ・ディグス)

代表作に『TATARI/タタリ』、『リベリオン』などがあります。

吸血鬼。ナイトクラブ“コーパス・ハウス”のオーナー。ベリアルのハートを付け狙っている。

過去にディランが吸血鬼の幹部を皆殺しにしたおかげで、下っ端からリーダー格に昇進した。
エリザベスの父親が持っていたベリアルのハートの情報を掴もうとして部下が暗躍する。
ディランに怪しまれて尋問を受けるが、黒幕のエリザベスに利用されて目的の物を見つける。
最後はベリアルの生贄にされて体を乗っ取られるが、エリザベスの死で一緒に死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はティツィアーノ・スクラヴィ原作の同名グラフィックノベルを基に実写映画化した作品となります。
この作品は吸血鬼、狼人間やゾンビなど古典的な怪物が当たり前のように人間と共存する世界となっています。
これは過去に鑑賞した『フリークス・シティ』と似たような設定だが、本作の方は少しシリアルな展開です。
『フリークス・シティ』はコミカルな描写が多く、明確な棲み分けによるカースト的な順位がつけられています。
それに対して、本作はそれぞれが人間社会に溶け込んで普通に暮らしているような描写となっている。
本作はグラフィックノベルが原作なので、当たり前のような感じで専門用語が出てきます。
そもそも、物語自体はヒーロー誕生という事ではなく、引退状態だった主人公が再び戻るという流れになっていました。
なので、どうしてもお馴染みのキャラクターがどんどん出てきて、情報を出すもそれだけというパターンが多い。
これはシリーズから考えればお馴染みだろうけど、本作が初の実写映画化と考えると、ちょっとばかり不親切な印象でした。
そして、最も気になるのは主人公がただの人間であって、相手が吸血鬼だろうが、狼人間だろうが遅れを取りません。
主人公は銃の早撃ちという能力を持つが、それ以外は普通の人間の域を超えないので、なぜ余裕があるのか納得できませんでした。
確かに経験値は余裕の一つと言えるが、相手は何百年も生きるような不死者と考えれば、特殊能力もなければ寿命が短い人間が対等とは思えない。
これは明らかな主人公補正としか言えず、体が数メートル吹き飛ぶパンチを食らってアザ一つを残さない点では超人かもしれないが。
似たようなキャラクターに『ヘルブレイザー』のジョン・コンスタンティンがいるけど、残念ながら魅力としてディラン・ドッグの方が下でした。

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