作品データ
あらすじ
イラクにある中国が所有する製油所を傭兵部隊が襲撃し、ルオ司令官が率いる治安部隊が技術者やその家族の救出をしていた。
武装地帯である「死の道」を通らないといけないと発覚して突入するが、弟のヘンリーに騙されたクリスたちが介入してチェン所長を誘拐する。
クリスが騙された事を知って抜けると、所長を助ける為に接触したルオ司令官との誤解を解いて傭兵部隊と戦う事になるのだった。
登場人物&出演者
・ルオ司令官(演:ジャッキー・チェン)
近年の出演作に『プロジェクトⅤ』、『レジェンド・オブ・ドラゴン/鉄仮面と龍の秘宝』などがあります。
中国の治安部隊を率いる。中国が所有するイラクの製油所が傭兵部隊から襲撃を受け、技術者たちの救出をする。
「死の道」を通る時にクリスたちの部隊に襲撃され、チェン所長が捕まると行方を探しいた。
クリスとの誤解を解いて協力するようになり、製油所に突入して二人だけで戦っていた。
人質を監視していたノックスとのタイマン勝負となって、劣勢からの逆転で勝利していた。
最後は逃げたオーウェンを崖下に落とし、新たな任務が入るとクリスを部隊に誘っていた。
・クリス(演:ジョン・シナ)
近年の出演作に『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』、『ザ・バブル』などがあります。
イラクの砂漠にある孤児が多い村の面倒を見ている。元特殊部隊で現在は傭兵として気ままに暮らしている。
過去に傭兵部隊を率いる父親と弟のヘンリーと活動するが、失敗した事から単独で行動する。
弟に説得されてチェン所長の誘拐に加担するも、事実を知って抜け出してルオを誤解を解く。
チェン所長の救出しようとルオと協力して、逃げ出したオーウェンをメイと追っていった。
最後はルオがオーウェンを倒し、なんとか助けると、メイのおかげで村に水が出て喜んだ。
・メイ(演:マー・チュンルイ)
代表作に『Chinese Odyssey: The Beginning』などがあります。
ルオ司令官の一人娘。中国が所有するイラクの製油所で技術者として勤務する。チェン所長の側近でもある。
傭兵部隊から逃げる為に父親の治安部隊が来ると、同じバスに乗り込むも仲違いしている。
技術者として感謝するも娘として父親が自分たちを捨てた事で、ずっと恨みを持っている。
チェン所長から預かったカバンにドングルをクリスが渡し、救出する彼らの後を追った。
最後は逃げていくオーウェンを父親が倒し、孤児がいる村に戻ると井戸から水を出していた。
・チェン所長(演:チャン・ウェンリー)
代表作に『Li Chun』、『Lan』などがあります。
中国が所有するイラクの製油所の責任者。傭兵部隊による襲撃を受けてルオ司令官たちの救助を待っていた。
製油所を脱出する前にドングルなどを使い、装置を停止させてルオ司令官に従って行動した。
クリスたちの襲撃を受けて抵抗できないまま捕まると、オーウェンの前に連れ出された。
息子を人質に取られた事でドングルがどこにあるか話し、手に入れると装置を動かしていた。
最後は救助にやって来たルオ司令官の指示に従って息子と逃げて、最終的に生還を果たした。
・ヘンリー(演:アマデウス・セラフィーニ)
代表作に『Summer Days, Summer Nights』、『Smiley Face Killers』などがあります。
クリスの弟で傭兵。借金まみれで首が回らない状態にあって、すぐに金が必要として追い詰められている。
孤児がいる村の面倒を見る兄の元にやってくると、大金が入る話を持ちかけて誘っていた。
国際犯罪者を捕まえて中国へ護送する為に誘拐する任務だと話し、断る兄に父親の話しした。
ルオ司令官が率いるバスを襲撃して成功させるが、話しが違うとして兄が勝手に抜けた。
最後は兄を説得できずに問題ないと話したが、失敗したという事でオーウェンに射殺された。
・ノックス(演:ティム・マン)
代表作に『ニンジャ・アベンジャーズ』、『アクシデントマン』などがあります。
オーウェンが雇った傭兵部隊の一人。右半身にタトゥーをしている。クリスに「落書き」というあだ名で呼ばれる。
チェン所長を誘拐する作戦に同行してバギーを運転しながら撹乱し、見事に成功させていた。
ルオ司令官の部隊による追跡を受けると、クリスの指示でバギーからの銃撃で撃ち落とした。
オーウェンに従って製油所の人質を監視すると、ルオ司令官たちの襲撃を受けて対処した。
最後はルオ司令官とタイマン勝負して善戦するが、結果的に翻弄され呆気なく倒されていた。
・オーウェン(演:ピルー・アスベック)
代表作に『ゴースト・イン・ザ・シェル』、『サマリタン』などがあります。
ユニコープ社で働いているアメリカ人。クリスが面倒を見る孤児の村に水を運ぶパイプを修理していた。
再び水を出す為には賄賂として10万ドルが必要だとクリスに話し、本部に掛け合うと約束。
その正体は製油所を襲撃した傭兵部隊のリーダーで、会社を裏切ってオイルマネーを狙う。
クリスを説得できなかったヘンリーを射殺し、チェン所長を脅す為に部下を次々と処刑する。
最後は逃げようとするもクリスたちの追撃を食らい、ルオ司令官に崖へ落とされて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品は『ネイビー・シールズ』、『ニード・フォー・スピード』で知られるスコット・ウォーが監督を務めています。
元々は劇場版として製作され2018年に公開する予定だったが、新型コロナウイルスの影響は主演の一人であるジョン・シナの発言で延期されました。
結果的に劇場公開ができずNetflixが権利を購入して動画配信という形で、残念ながら公開されてしまった作品となります。
香港を代表するアクションスターのジャッキー・チェンと、WWEの元人気プロレスラーのジョン・シナが共演するところに期待を寄せました。
しかし、当時のジャッキー・チェンは65歳で第一線から引退を表明していたので、全盛期のようなアクションはほぼなかったです。
何より明らかにスタントを使っているアクションシーンがあって、全盛期のジャッキー・チェンを知る人間として少し残念なところでした。
対するジョン・シナは近年においてアクション映画に進出していて、ロック様と呼ばれたドウェイン・ジョンソンに続こうという勢いがあります。
この二人が組めば確かに面白いですが、資金不足となっているアメリカ映画史上に中国が介入する事で作品の質が落ちているのは確かでした。
まず、全体におけるCGのクォリティーが非常に低く、明らかに分かってしまうほどに雑な合成となっていました。
ストーリーもあってないようなモノであるけど、中途半端なロマンスを入れなかっただけでも良かったと思っています。
そうなりそうな雰囲気になったので心配していましたが、ちゃんとアクションに焦点をあてていたのは良かったです。
やはり、全盛期だった頃のジャッキー・チェンならば、もっと作品が派手になっていた事を考えると物足りないと感じてしまう。
もうジャッキー・チェンが前に出てアクションをするには限界があるので、現状での見守る役に徹するような感じの方が無難だと思いました。
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